「考えて」では考えられない

子どもたちの発言内容が不十分と感じると「もう少し考えてごらん」と促すことがよくあります。
もっと考えてほしいと思う場面はよくあるのですが、子どもはどう思うでしょうか。

「今まで一生懸命考えてもわからなかったのに、まだ考えるの・・・」
「考えろと言われてもどうすればいいの・・・」

「考えて」という抽象的な指示では、実際にはなかなか考えることはできません。
「この2つを比べてごらん」「・・・の言葉を抜き出してごらん」のような具体的な指示が必要です。
このようにして問題解決を経験することで、考えるとは具体的にどうすればよいのかを学びます。

「考えて」という言葉の代わりに、考えるための具体的な方法を指示することが、子どもに考える力をつけることにつながるのです。
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