今から１５年ほど前に、本校第十代校長の「井上　登」先生の命により植えられた、体育館入口の紅白の花が咲く２本の梅の木ですが、残念ながら来週のはじめに抜くことになりました。
理由は、この２本の木が、ウメ輪紋病という病気にかかっているからです。
この病気は、人体には影響はないのですが、、、
ウメ輪紋ウイルスは、ウメやモモなどのサクラ属に感染し、果実が収穫前に落果するなどの被害を与えることが知られています。
また、アブラムシによって伝搬されるとともに、感染した植物の苗や穂木などの移動により、感染が広がります。
このことから、県の農林水産部の検査によってウメ輪紋病と判断された梅の木は、県の指導により、やむを得ず抜かなくてはなりません。
これまで、卒業シーズンに、見事な紅白の花を咲かせ、卒業式に、まさに花を添えてくれた２本の梅ですが、仕方ありません。
何とか、今年の卒業式が終わるまでは抜かないように当局にお願いしていましたが、卒業式が終わった来週に、抜くことになりました。
名残惜しいですが、次はまた別の樹木を植え、卒業式などに花を添えるようにします。
２本の梅の木さんたち、これまで犬山中学校を見守ってくれて、卒業生を立派に送り出してくれてありがとうございました。