ともに生きる

ちょっといい話

   ありがとう ‏

 もう2年も前の話になる。
 その頃俺は、医学生だった。彼女もいた。「世の中にこれ以上いい女はいない」と思うくらいの女性だった。しかし、彼女は若いのにもかかわらず、突如として静脈血栓塞栓症でこの世を去った。葬式のとき、彼女の母親が俺にこう告げた。「あの子、亡くなる直前にあなた宛てにこんな言葉を言ってたわ。『○○君は優しいから、私が死んだら相当落ち込むかもしれないけど、落ち込んじゃだめだよ。ずっと一緒なんだから。私のような人をたくさん救ってね』」と。そしてそのまま眠るように亡くなったらしい。その彼女の言葉を聞いた俺は、涙が溢れ出してきた。今までにない量だった。彼女の最後の言葉に俺のこで、「俺のことを一番大切にしてくれていた」と思うと、よけいに溢れてきた。俺はその時、亡き彼女に誓った。「お前の命は絶対に無駄にしない!」と。
 そして今現在、俺は心臓外科医をやっている。もうあんな悲しい結末は経験したくないからでもあり、彼女に誓ったからでもある。時々彼女は、俺の夢の中に出てきてとびっきりの笑顔をみせてくれる。その最高の笑顔は、俺の活躍を祝福してくれる。そして俺を立派な医師になるための道に導いてくれるのだ。

今日のお話 −11月4日(木)−

   マザーテレサの名言

 私たちの周りの人々を理解するように

 懸命に努力を尽くすべきです。

 そして、ともに住む人々をより理解するために、

 自分自身をまず理解することがどうしても欠かせないのです。

ちょっといい話

   一緒に生きたい 

 オレは、じいさんと仲が悪かった。だから、ガンで入院した時も見舞いに行こうなんてこれっぽっちも思わなかった。たまたま、友人がじいさんと同じ病院に入院した。オレは、友人の見舞いに行くついでにじいさんの顔ぐらい見ておこうと思った。これが最後になるだろうから、見納めにと。病室、カーテンで仕切られた向こう側ベットで寝てるじいさんがいた。ガリガリだった。あちこちチューブに繋がれてて、肌が黄色くて、髪が無くてときどき苦しそうに咳き込むじいさん。弱々しく息をするじいさんを見て、オレは体中が熱くなり強張った。立ってるだけで精一杯だった。声を掛ける事もできなかった。少しでも気を抜くと、オレは絶対に泣いてしまうと思ったから……。その後、友人の病室に続く渡り廊下で泣いた。あんなに嫌いだったのに。何故か、涙が止まらなかった。
 未だに、自分が泣いた理由が分からない。でも、少なくとも、あの瞬間だけはオレは、じいさんと一緒に生きたいと心から思った。

防火・防災キャンプの紹介

犬山市の消防本部が主催する「防火・防災キャンプ」のチラシを、本日配付しました。
人数制限のある活動となりますが、興味のある方はご覧いただけたらと思います。
YouTubeに動画があるので、紹介させていただきます。


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今日のお話 −11月1日(月)−

   マザーテレサの名言

 説教してきかせても、

 それは人とふれあう場にはなりません。

 ほうきをもって

 誰かの家をきれいにしてあげてごらんなさい、

 そのほうがもっと雄弁なのですから。

ちょっといい話

   親父の最期 

 俺が小学5年のとき親父が死んだ。朝の出勤途中。親父はバスを途中で降り、病院を求め、まだ開いていない小児科に駆け込むと同時に事切れたそうだ。たまたまバスで一緒だった部下が、「なぜ気付かなかったのか」と母と俺の前で泣いて詫びた。前日遅くに帰ってきたから、俺は前日の親父の顔を見てない。一昨日の屋根の雪降ろしで、親父の頭に雪を投げて怒鳴られた顔が最期の思い出だ。親父とずっと喧嘩してて話を半年以上していなかった姉は、親父の死を聞いて卒倒した。今まで家事など手伝いもしなかった姉が、葬儀の準備や片付けは率先して行い、眠りもせずに準備した。学校の友達が、葬式に来てくれて「ウス、元気だせよ」と言ってくれた。
 火葬場に棺桶が入る瞬間、すべてがよぎった。あれが「走馬灯なんだ」と。「走馬灯ってのは走ってるときには見えないんだ」と。「走り終わって何か感覚的に感じるものだ」と。火葬場の職員が機械に点火し、棺桶が入っていく。姉と母は泣きながら抱き合っていた。俺は叔父の手を振り払い、機械の入り口に駆け寄り、「ありがとうございました。11年間育てていただきありがとうございました」とあいさつをし、そのまま火葬場から走って近くの森で号泣した。
 人が死ぬときは、いつも雨か寒い冬。

今日のお話 −10月29日(金)−

   マザーテレサの名言

 私たちの清貧のひとつの表れは、
 繕いものに出ているといってもよいでしょう。
 破れたときはできるだけ上手に繕います。
 街や修道院のまわりを破れたサリーを
 そのまま着て歩き回ることは、清貧の徳の証にはなりません。
 私たちは自分たちの体が、
 精霊の神殿だということを忘れてはいけないのです。
 それ故に私たちは、
 恥ずかしくないようにきちんと繕われた衣服を身につけて
 体への尊敬を表すのです。

ちょっといい話

   仲がよかった親友

 幼稚園の頃から、仲がよかった親友がいました。いつも、俺たちは4人で遊んでた。
 ある日、いつもの4人で遊んでる時、ゆうきの具合が悪そうだった。元気だけがとりえだったのに……。俺たちは心配になって体調を聞いたが、「大丈夫。何てことないよ」と言っていた。数日後、ゆうきは学校を休むようになった。病院で入院していることを親に聞いた。親からゆうきが難病にかかっていること、そして治らないこと、もうすぐ天国に行くかもしれないこと、全部聞いた。俺たちはいつもより1人少ない3人でお見舞いに行った。元気付けて「また一緒に遊ぶんだ」って俺は思った。病室でゆうきを見たら、全身チューブだらけでちゃんと顔を見る事ができなかった。俺たちは「絶対よくなるよ」って言ったら、ゆうきに「まだ死にたくない」って言われた。病室から出た後、俺たちの涙は止まらなかった。まだ、死んでるわけじゃないのにすごく悔しかった。俺たちは何もできなくて、ただ涙を流す事しかできなかった。
 そして俺たちは毎日のようにお見舞いに行った。俺は、ゆうきの為にプレゼントを買って病院に行った。いつもの病室だから迷う事なく入ると、ゆうきの姿が無かった。部屋の中はいつものままなのに、ゆうきだけがいなかった。頭の中が真っ白になって何が起きたのかわからなかった。部屋で立っていると、ゆうきの母親が来て俺に言った。「本当についさっき息が止まって。来てくれてありがとう」って涙を我慢しながら俺に言った。
 その後、俺たちは3人だけで遊ぶようになった。俺たちの仲間がいなくなって初めて気が付いた。友達の大切さを。今まで本当にありがとう。 絶対忘れないよ。

今日のお話 −10月28日(木)−

   マザーテレサの名言

 この世で最大の不幸は、
 戦争や貧困などではありません。
 人から見放され、
 『自分は誰からも必要とされていない』
 と感じる事なのです。

第67回 犬山市民展

 「第67回 犬山市民展」が、10月26日(火)から11月3日(水)まで犬山市南部公民館で開催されています。城中生をはじめ、犬山市内4中学校の生徒の力作がたくさん展示されています。

 城中3年生の
 「同世代 五輪で輝く姿見て 負けられない 中3の夏」
という短歌も展示されていました。

 なお、市民展は11月1日(月)は休館日、最終日は午後3時までです。
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ちょっといい話

   ずっとずっと 

 いつも母に頼って生きていた自分は、目覚まし時計で起きれず、起こしてもらってる。たまに起こすのが遅いと「早く起こさねえのが悪いんだろ」と言ってた。母も「だったら自分で起きなさい」と言って喧嘩。ぶっちゃけ自分はそんな母親が大嫌いだった。ある日ちょっと大きい喧嘩をした。
 母:お兄ちゃんと違ってあなたは何で何も出来ないの。
 私:あんたのせいなんだよ。兄ちゃんには、私立行かせるのにウチには
   行かせない。仕事でろくに授業参観にも来ない。いつも保育園で一
   人ぼっちにさせて、母親ずらしてんじゃねえよ。あたしは、あんた
   の事母親だと思ってねえよ。
 「あんたの事、母親だと思ってねえよ」、この一言を聞いた途端、いつもは口うるさい母が黙った。すごい勢いで自分の部屋にこもると、少しお母さんのことが気になった。様子を見に行くと、母親が泣いていた。あんなに強い母が泣いていた。そして独り言でこんなことを言っていた。「私のせいだ」。目頭が熱くなった。こんな母親、見たことない。見たくない。すぐに、部屋に戻った。
 気分転換に「まだ見てないビデオがあったな」と思い出し、ビデオを探すと母親の字で自分の名前が書かれたビデオがあった。「何だろう」と思って見てみた。そこには、幼い頃の自分が、大事そうに微笑んでる母親の腕の中にいた。ビデオの中の母は、とても優しくて、何度も自分をビデオに写して、名前を呼んでくれていた。そして、ビデオでこんなことを言っていた。「大好きよ。多分私の子だから何度も反抗するでしょう。だけど、あなたは私の大好きな子よ。ずっとずっと」。何年間も流してない涙が自然と出てきた。
 その日、お母さんに「ありがとう」と言えた。

今日のお話 −10月27日(水)−

   マザーテレサの名言

 私たち一人一人が、

 自分の玄関の前を掃除するだけで、

 全世界はきれいになるでしょう。

ちょっといい話

   近くで見守っていて 

 俺、中学の時、ばーちゃん死んだんだけど、ばーちゃん、じーちゃんのことすごく愛してたんだろうな。じーちゃんが先に死んだせいか「早く死にたい、じーちゃんのとこに早くいきたい」ってよく言ってた。俺、ばーちゃんのこと大好きだったから毎日会いに行って「俺の結婚式でて嫁さんと曾孫みるまで死んだらダメ!」って言ってた。
 結局じーちゃん死んでから2年後に、ばーちゃんも死んだんだけど、葬式の時、俺宛てに手紙があった。ただ一言、「○○、約束守れなくてごめんね」。
 泣いた。人前で泣くのは恥ずかしいって思ってたけど号泣した。結婚式、披露宴にじーちゃんとばーちゃんの席をつくった。明日、結婚します。近くで見守っていてください。貴方達のような夫婦になりたいです

今日のお話 −10月26日(火)−

   マザーテレサの名言

 夜の10時ころだったでしょうか。
 ドアのベルが鳴りました。
 私がドアを開けると、一人の男の人が寒さに震えて立っていました。
 『マザー・テレサ、あなたが大きな賞(ノーベル平和賞)を
 受賞なさったと聞いたとき、
 私もわずかですが何か差し上げたいと思い立ちました。
 これが今日私がもらったすべてです。
 何卒、お受け取り下さい』それは確かにわずかでした。
 でも、彼の持ち物すべてだったのです。
 それは、私にとってノーベル賞以上の感動を与えてくれました。

ちょっといい話

   似てきたかあ

 私が小学2年の時に母が再婚した。私は「瓜二つ」と言われるくらい実父に似ているので、義父としては色々複雑なところもあっただろうに、そんなことは微塵も感じさせない人だった。
 先日、一緒に買い物に出かけた時に店員さんに、「お父様に目元がよく似てる」と言われた。義父は「よくあるお世辞」とその場では軽く流したが、車の中で2人になると、「見え透いたお世辞言っちゃって」と冗談ぽく笑って言った。私が「ペットだって『飼い主に似る』って言うし、こんだけ長いこと一緒にいたら、少しくらい似てきてもおかしくないんじゃない」と返したら、「俺みたいな厳ついのと似てきたら、○○(私)は女の子なのに困っちゃうな」と笑っていた。
 後日、母に「お父さん毎日髭そりながら『似てきたかあ……』って言ってる」と言われてちょっと萌えた

今日のお話 −10月25日(月)−

   マザーテレサの名言

 人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です。
 それでも許しなさい。
 人にやさしくすると、人はあなたに何か隠された動機があるはずだ、
 と非難するかもしれません。
 それでも人にやさしくしなさい。
 成功をすると、不実な友と、本当の敵を得てしまうことでしょう。
 それでも成功しなさい。
 正直で誠実であれば、人はあなたをだますかもしれません。
 それでも正直に誠実でいなさい。
 歳月を費やして作り上げたものが、
 一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。
 それでも作り続けなさい。
 心を穏やかにし幸福を見つけると、妬まれるかもしれません。
 それでも幸福でいなさい。
 今日善い行いをしても、次の日には忘れられるでしょう。
 それでも善を行いを続けなさい。
 持っている一番いいものを分け与えても、
 決して十分ではないでしょう。
 それでも一番いいものを分け与えなさい。

ちょっといい話

   器用な父 

 父さんは手先が器用だった。小学校3年生の工作、「少し手伝って」って言っただけなのに、120%の渾身の精力を傾けて作ってくれた空母赤城。何故かキットにない零戦の整備兵までいる。 物凄すぎて出せなかったよ。イタズラも得意だったよな。俺の歴史の教科書、ザビエルは天使になってるし……(後でどれだけ怒られたと思ってるんだよ)。病室も折紙のカエルだらけにして、看護婦さんに真剣に怒られてたっけ。この間娘にせがまれてカエルを折ってやってたら、思い出して後で泣いてしまった。死ぬ何日か前に車椅子に乗った父さんに会った時、「こっちにおいで」って言われたのに、痩せ細った父さんが恐くて尻込みしちゃったんだよな。あれが今生の別れだったのにな。ごめんな。本当にごめんな。あなたみたいに愛情深く、面白い人間にはなれないかも知れないけど、いつかは娘を萌えさせてみせるから。

今日のお話 −10月22日(土)−

   マザーテレサの名言

 人生とは機会です。そこから恩恵を受けてください。
 人生とは夢です。それを実現してください。
 人生とは挑戦です。それをかなえてください。
 人生とは義務です。それを完成しとげください。
 人生とはゲームです。それを楽しんでください。
 人生とは約束です。それを果たしてください。
 人生とは悲しみです。それを乗り越えてください。
 人生とは歌です。それを歌ってください。
 人生とは苦労です。それを受け入れてください。
 人生とは悲劇です。それを慰めてください。
 人生とは冒険です。それを思い切ってやってください。
 人生とは運です。それを作っていってください。
 人生とはあまりにも貴重なものです。それを壊さないでください。
 人生とは生きることです。戦いぬいてください。

ちょっといい話

   うちの娘3才は難聴 

 うちの娘3才は難聴。ほとんど聞こえない。その事実を知らされたときは、嫁と泣いた。何度も泣いた。難聴と知らされた日から、娘が今までとは違う生き物に見えた。嫁は自分を責めて、俺も自分を責めて、周りの健康な赤ん坊を産むことができた友人を妬んだ。ドン底だった。バカみたいにプライドが高かった俺は、周りの奴等に娘が難聴って知られるのが嫌だった。何もかもが嫌になった。嫁と娘と3人で死のうと毎晩考えていた。
 ある晩、嫁が俺に向かってやたらと手を動かしてみせた。頭おかしくなったんかと思ってたら、喋りながらゆっくり手を動かし始めた。「大好き、愛してる、だから一緒にがんばろう」手話だった。そのときの嫁の手、この世のものじゃないかと思うくらい綺麗だった。それで目が覚めた。何日もまともに娘の顔を見てないことにもやっと気付いた。娘は眠ってたが、俺が声をかけるとニタツと笑った。
 あれから3年。娘の小さな可愛い手は上手に動いてる。喋ってる。

今日のお話 −10月21日(木)−

   マザーテレサの名言

 平和も戦争も家庭から始まります。
 もし本当に世界平和を願っているなら、
 まず自分の家が
 相互に愛し合うことから始めていきましょう。
 もし、喜びを広げていきたいなら、
 まず、ひとつひとつの家族が
 喜びをもって生活することが必要なのです。
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4/5 入学式準備(在校生登校)

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