ともに生きる

ちょっといい話

   母ちゃんの弁当 玉子焼き

 母ちゃんの弁当は、ぐちゃぐちゃだったなぁ…。人に見せられる代物じゃなかった。玉子焼きなんかさ、ほんと見栄がわりいんだな。でもさ、うめえんだよ、これが。
 母ちゃん、おととい死んじゃった。
 もう、食えないんだよ。見栄がわりぃ最高の玉子焼き。いっつも母ちゃんに怒られてた。社会人になっても実家に帰るたびに、「汚いGパンはいて、生意気にヒゲなんか生やして、私に近づかないで」なんて言ってたんだ…。
 でも、東京に帰るときには、あの玉子焼きが入った弁当を作ってくれたんだ。もう……、あの味食えないのかよ。

今日のお話 −10月26日(月)−

   萩本 欽一の名言

  僕がまわりから
  「才能がない」と言われながらも
  コメディアンになるのを
  あきらめなかったのは、
  自分に悪いと思ったから。
  一度は「絶対コメディアンになる」
  と決意したわけだからね。
  簡単にあきらめちゃったら、
  そう決断したときの自分に
  申し開きが立たないでしょ。

□ プロフィール
 東京都台東区出身のコメディアン、タレント、司会者、ラジオパーソナリティー、演出家。「欽ちゃん」の愛称で親しまれている日本を代表するコメディアンの一人であり、坂上二郎とのお笑いコンビ「コント55号」でブレイク。多数のレギュラー番組を抱え、テレビを席巻し「視聴率100%男」とも称された。1985年に当時のレギュラー番組をすべて打ち切り、半年間ほどの休養をとってから、芸能界活動は少なめになるものの『欽ちゃんの仮装大賞』など、長寿番組の司会を務めていることもあり、日本国民で知らない人はいないと言われています。ちなみに「ウケる」「天然」「天然ボケ」という言葉は、欽ちゃんの造語とのこと。

ちょっといい話

   兄の声

 私には2歳で病死した兄がいる。私は兄の死後に生まれた為、兄の事は全く知らないんだが、何回か兄に会った(?)事がある。
 中学生の時、両親と折り合いが悪くて、今思うと恥ずかしいくらいにグレた。同じような友達や先輩とつるむようになり、女の先輩から初めて煙草を渡されて「吸ってみろ」と言われた。受け取って口に咥えた瞬間、先輩の形相が急に変わり、男の声で「何やってんだ!」と怒鳴られてビンタされた。私も唖然としたが先輩も「えっ!?私何でアンタ殴ったの今!?ごめんね!えっ!?」と混乱していた。結局煙草は吸ってないし、その後そういう仲間との付き合いも断った。高校時代に付き合ってた彼氏が寝てる時、寝言で普段の彼氏ではない声で「こいつは駄目だ、別れなさい」と言った。怖くなって別れた後、友達からそいつが二股かけていた事を聞かされた。就職してから付き合った彼氏もやはり同じように寝言で、あの声で「この人なら大丈夫、幸せにしてくれる」と言った。今、その人と婚約中で来年式を挙げる。
 夢に出たり姿を見る事は無いが、私にはあの声は兄だ、という確信がある。遺影の兄は2歳のままだが、きっといい男になって側にいてくれているんだと思う。

今日のお話 −10月23日(金)−

   後藤 清一の名言

  天下は

  悪によって亡びず、

  愚によって滅す。

ちょっといい話

   男の手

 俺に父はいない。癌にかかり、妹が生まれてから亡くなったらしい。
 俺と妹が小学生になったある日。学校から帰ってのんびりしているときに隣家で火事、あっという間に俺たちの家に火は燃え移った。母は仕事でいなかった。妹の手をとり部屋から脱出しようしたが、ドアノブが火の熱によって溶かされて出れそうにない。(このとき俺は右手を火傷した)部屋は2階だし、窓から脱出しようにもできない。俺は助けが来るまで、熱から妹を守るため、布団で妹を包み必死に抱きしめた。ただ、俺も妹も限界に近い……。そんときだった。誰かが俺の体を包み込んだんだ。俺たちは無事助かり、どういう経緯で家から脱出したかは覚えてはいない。ただその時、微かに覚えてるのは、助かったときに見たグシャグシャ泣き顔の母の顔。それと、あの火事の中で聴こえた「手、痛いだろ……、偉いぞ。男の手は、愛する人を守るためにあるんだ。」という言葉と、ずっと、誰かが抱きしめててくれたこと。確かその人は、坊主頭でちょっとたれ目、左目の下には傷痕があった。
 大きくなった俺たちは、母から父の手紙をもらった。俺たちが生まれて間もない頃の、家族写真も何枚か入っていた。写真の中で笑う父は、坊主頭でちょっとたれ目、左目の下に傷痕があった。薄くて誤字だらけの手紙は読むのがやっとで、手紙の最後にはこう書かれてた。「男の手は、愛する人を守るためにあるんだ。あの世にいっても、俺は家族を守る。」
 俺はもうすぐ父親になる。妻と、生まれる子どもをこの手で守っていくよ、あなたを見習って。

今日のお話−10月22日(木)−

   後藤 清一の名言

  仕事というものは、

  こちらから追うべきもので

  仕事に追いかけ

  られるようでは、

  よい仕事はできない。



令和2年度前期学校評価アンケート結果

城東中学校保護者の皆様

日頃より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、9月にご協力いただきました前期学校評価アンケートの結果がまとまりましたのでお知らせいたします。アンケート結果は、昨年度の同時期と比較し、同傾向でした。コロナ禍の中、創意工夫をしながら教育活動を進めていますが、子どもたちは日々精一杯学校生活を送っています。よりよい学校づくりを目指し、職員一同、心を込めて教育活動を進めてまいります。今後もご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和2年城東中学校様前期アンケート結果

ちょっといい話

   今日、息子が俺を「とおしゃん」と呼んだ

 今日、息子が俺を「とおしゃん」と呼んだ。成長が遅れ気味かもしれないと言われていて、言葉も遅かったから、不覚にも息が出来なくなるくらい泣いた。
 生まれるとき、嫁か息子か選べと言われて、最後まで諦めずに運に賭けてみようと言った。でも実は内心楽観的だった。医学は発達してるし。嫁の病気での致死率は何千人に1人だし。大丈夫だろ。育たないかもと言われた息子は、臨月まで何の問題もなく育った。
それでも……。それでも、息子の誕生日は嫁の命日になった。嫁を選んでいれば……、と考えない日はなかった。今でも時々考える。だから、こういう日は、息子が生まれてくれてありがとう、心の底から思う。それでよかったんだよな。
 さあ、今度は、「母さん」って言葉を教えてやろう。携帯から長文でごめんな。酒入ってるし、浮かれすぎか。

今日のお話 −10月21日(水)−

   後藤 清一の名言

  苦労をいとわず、

  勤勉でなければ、

  大輪の花は

  咲くものではない。


ちょっといい話

   俺の決意表明(俺の憧れたカッコいいオヤジ)

 32歳の医師です。もともと医師を目指したのは父親の影響でした。いつもカッコよく、いつも厳しく、いつも優しい父が大好きでした。外来で患者さんに対して「どうしました?」の一言から始める診察が好きでした。俺が医学部に入ってからは、夜間の診療の手伝いなんかもしてました。そのたびに「オヤジすげえ、いつかは俺もオヤじみたいに…」なんて思っていました。ほどなく俺も医師になり、医師叩きブームを乗り越えつつなんとか医師として生きてきました。オヤジを目標に生きてきました。そんなある日、母から電話がかかってきました。「なんか、お父さんがおかしいんやけど…。」
 実家に帰り、オヤジの様子をみてみることにしました。オヤジは、自分の席にいて新聞を読んでいました。俺の姿に気づくと、オヤジはハッとした表情になり、姿勢を正してこう言いました。「どうしました?」、全てを悟った俺は涙を堪えることができませんでした。そんな俺を見て、オヤジは泣いている患者さんに接するように「うん、うん、きつかったねえ」と優しい口調で声をかけてくれました。
 俺が憧れた医師としてのオヤジは、記憶の中だけなのかもしれません。けど、これからは父としてのオヤジを大切にしていこうと思います。以上、俺の決意表明でした。

今日のお話 −−

   後藤 清一の名言

 やり直しも修正も
 できない過去のことが
 人の信用を
 左右するのなら、
 いま現在に全力投球して
 これから黄金の過去を
 つくるほかない。
 それがあなたの過去を
 黄金の過去に彩る
 唯一の方法なのだ。

ちょっといい話

   弟の物語

 弟が、まだ6歳の時の話。弟と私は、12才離れてる。すごく可愛い。だけど私は、遊びさかりだったし、家に居れば父と母の取っ組み合いのケンカに巻き込まれて、それが嫌でほとんど家には帰らない日々だった。6歳の弟は、毎日すごく淋しかっただろう。
 ある日家に帰ったら、酒ばかり飲んで人の顔を見れば殴る父が、座って1冊のノートを見ながら泣いていた。私もノートをのぞき込んだんだ。そしたらね、父が急に「ごめんな」って言うの。よく見たら弟が拙い字で物語を書いてた。
 僕には楽しいパパ、優しいママ、いつも笑顔のお姉ちゃんがいる。いつも皆でおいしいご飯を笑いながら食べる。毎週日曜日は、家族でお出かけをする。僕は、皆にいつもいい子されて幸せいっぱい。毎日笑顔がいっぱい。
 そんなような事が沢山書かれてた。普通なら当たり前なのに、私の家ではできていなかった事が想像でたくさん書かれてた。紛れもなく弟の夢が描かれてた。父と泣いて読んだ。母がパートから帰ってきて、母も読み泣いた。その日の夜は揃って鍋をした。弟は初めての体験。すごい笑ってた。すごい喜んでた。父も母も私も照れながら笑った。
 それから少しづつ弟の物語は現実になった。今では笑顔沢山の家族になりました。弟の物語はあれ以来書かれなくなった。

今日のお話 −10月19日(月)−

   後藤 清一の名言


 入口だけつくって
 出口のない勉強は
 知識過剰で
 身動きがとれなくなる。
 そこで古いものに対して
 「思いきる」
 新しいことへ
 「踏みきる」
 合理的に
 「割りきる」という
 三つの「きる」が
 必要となろう。
 それが生きた勉強 というものだ。

ちょっといい話

   父親の背中(かなわない夢)

 父が死んで1年になる。父は母の再婚相手で、俺が小学生の時に突然父親になった。当初は「父さん」と呼べず、悲しい思いをさせたかもしれない。「○○(父の名)さん」と息子に呼ばれるのはどんな気持ちだっただろう。息子に「本当の父さんじゃないくせに!」
と言われる父はどんな気持ちだっただろう。毒づき、当たり散らす息子にとても手を焼いていたと思う。
 俺が中1の時に事故で両足を折ってしまい、歩けなくなったときがあった。その時期に期末テストで、追試はほぼ決定だと思っていた時、父がおぶって学校まで連れて行ってくれた。学校に近づくにつれて他の生徒の好奇の目に晒されている気がして、俺はとても恥ずかしくなった。実際中1にもなって父親におぶられている俺をクスクス笑う女子もいた。そんな折、ふと父の顔を背中越しに見ると、とても堂々としていた。「自分の息子をおぶって何が悪い?」今にもそう言いそうな表情で……。
 謝罪も感謝の言葉も贈れないまま、父はもう二度と会えないところへ行ってしまった。俺には叶わない夢がある。もし父が歩けなくて困ってしまうような時がきたら、俺がおぶってやる。叶わない夢だけど……。

今日のお話 −10月16日(金)−

   後藤 清一の名言

  こけたら、

  立ちなはれ。

  立ったら、

  歩きなはれ。

R3年度 ジャージ&体操服

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 R3年度に新しいジャージと体操服を導入します。制服と同じく、今までの物も着用でき、新しい物も来年度から選択できます。10月中旬から候補のものを職員室前廊下に展示しています。生徒の皆さんは、手に取ったり、デザインや品質を見比べたりしています。今日は、生徒会執行部が実際に着てみて、その感触を確かめていました。その後、生徒会執行部から意見を集めました。今後は職員にも意見をいただき、基本モデルを決定していく予定です。

ちょっといい話

   谷川俊太郎の人生相談に感動 

 以下、日刊イトイ新聞より……。
 読者の皆さんから届いた質問に谷川さんが毎日ひとつづつ答えます。

□ 【質問(こやまさえ 六歳)】
 どうして、にんげんは死ぬの?さえちゃんは、死ぬのはいやだよ。
 追伸:これは、娘が実際に 母親である私に向かってした質問です。目
    をうるませながらの質問でした。正直、答えに困りました。

□ 谷川俊太郎さんの答え
 ぼくがさえちゃんのお母さんだったら、「お母さんだって死ぬのいやだよー」と言いながらさえちゃんをぎゅーっと抱きしめて一緒に泣きます。そのあとで一緒にお茶します。
 あのね、お母さん、ことばで問われた質問に、いつもことばで答える必要はないの。こういう深い問いかけにはアタマだけじゃなく、心も体も使って答えなくちゃね。

今日のお話 −10月15日(木)−

   後藤 清一の名言 

◇ 何も咲かない寒い日は
  下へ下へと根を伸ばせ
  やがて大きな花が咲く

□ プロフィール
 大阪府出身の実業家。見習工として創業当時の松下電器に入社し、20余年間勤務。三洋電機創業にも携わり、松下幸之助(パナソニック創業者)・井植歳男(三洋電機創業者)という二大経営者に仕えた。三洋電機株式会社代表取締役副社長・相談役、近代経営者クラブ「MMC」会長、全日本空手道連盟理事などを歴任。

ちょっといい話

   躾けってのは、身を美しくするって書くんだ

 私は百貨店で販売の仕事をしているのですが、先日仕事中の出来事です。3歳くらいの女の子を連れた、若い女性が来店されたのです。親子のようですが、少し様子が変でした。夏の暑い日で、母親らしき女性の方はノースリーブに膝丈のパンツ、サンダルという軽装なのに女の子は長袖長ズボン、素足に薄汚れたスニーカーといういでたち。娘は、その母親の後ろをオドオドとついていく感じで、楽しくお買い物という感じは全然しないのです。仕事中でしたので、それとなく様子をうかがっていたのですが、突然、何かがぶつかるような音と、女の子の「お母さん、ごめんなさい、お母さん、ごめんなさい」という悲鳴のような声が聞こえてきました。見やると床に倒れた女の子と、恐ろしい目でそれを睨み付ける母親の姿が……。女の子の頬は赤く腫れています。私は警備員に連絡をし、2人の方に駆け寄って女性に声をかけようとしたときです。
 ヤンキー風の若い男が、女性を怒鳴り付けたのです。「テメー、子どもに何てことするんだ」女性も言い返しました。「躾なんですから、余計な口は出さないでください」騒ぎに気づいた他のお客様も集まってきました。私はオロオロしてしまい見守ることしか出来ませんでした。(男性)「何が躾だ、テメーのやってることは虐待じゃねーか」(女)「変な言いがかりはやめてよ、躾よ、虐待なんかじゃないわよ」しばらく睨みあっていたのですが、突然男は女の子に近づき、(男)「躾ってのは、身を美しくするって書くんだ」そう言って女の子の袖をまくったのです。女の子の腕は痩せ細り、そしてアザだらけでした。(男)「アザだらけの体のどこが美しいって言うんだ」女性は絶句し、泣き出しました。
 そこへ警備員が駆けつけ、警察やら児童相談所やらに連絡がとられることになったのです。騒ぎが収まったあと私はそのヤンキー風の男性にお礼を言いました。男性はちょっと照れたように「昔の俺みたいだったからよ、躾だ躾だって言われてたけど、漢字見たら大嘘だってわかったから」
 見た目は怖かったけど、凄くかっこよかったです。

今日のお話 −10月14日(水)−

   しつけの意味に迷った時に読みたい10の名言

◇ ブレないために

 自分自身の本当の姿を知るものは
 自分以外のどんな力にも
 利用されたり 支配されたりすることはない
 (ゲド戦記 ル・グウィン)

 ジブリで映画化されたゲド戦記ですが、原作も非常に面白いです。この名言は響きますね。子どもに言うことではなく、自分自身に言う言葉です。しつけをするには、親としてブレない自分がいることが前提となります。ブレないための最大の答えは、自分の本当の姿を知っていることと教えてくれます。
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