最新更新日:2024/05/08

3.6(水)卒業式 式辞・送辞・答辞

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 校長先生からの式辞、在校生からの送辞の後、卒業生の答辞がありました。

   〜 答 辞 〜
 冬の寒さもしだいに和らぎ、花のつぼみに暖かな春を感じる季節となりました。当たり前に続くと思っていた中学校生活が終わりを迎えようとしています。この良き日に、私たち三百十九名は、この木曽川中学校を卒業します。振り返ると三年間の思い出が昨日のことのようによみがえってきます。
 一年生。たくさんの新しい出会いがありました。初めのうちは、不安でいっぱいでした。しかし、日々を過ごすうちに、中学校生活を知り、新しい仲間の良いところを知り、今まで知らなかった自分自身を知り、少少しずつ新しい毎日を楽しめるようになりました。
 二年生。新入生が入学し、先輩となりました。生活や学習、部活動など多くの面で、後輩の良き手本となれるよう努力しました。また、行事では、学年や学級、班での活動を通して今まで以上に成長することができました。
 そして、迎えた三年生。ついに、最高学年となりました。いつも私たちを引っ張ってくださった先輩方が卒業され、私達が木曽川中学校のバトンを受け継ぐ番となりました。様々なことに、「最後」という言葉がつく、この一年。これまでに経験してきたことを教訓として胸に留め、夢や目標を追うこととなりました。
 修学旅行。たくさんの思い出ができました。特に、民宿での出来事が心に残っています。大雨の中、力を合わせて荷物を運んだこと。悪戦苦闘しながらあじを開いたこと。のんびりと海岸散策をして、砂浜に足跡を残したこと。みんなと一緒なら、どんなことでも楽しい。この素敵な三日間を通して、そんな温かい気持ちを知ることができました。
 体育祭。私は、ダンス実行委員として、夏休みから活動を始めました。練習では、上手くいくことばかりではありませんでした。考えた振り付けを周りに教えることの難しさを感じ、投げ出したくなるときもありました。意見が合わずに仲間とぶつかってしまうこともありました。けれど、体育祭を成功させたいという同じ思いを胸に、仲間と共に最後まで力を尽くしました。悩み、苦しみ、手を取り合って前に進んでくれた仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。「煌」をテーマに、三年生全員で、たくさんの思いを込めた体育祭。笑顔溢れたダンスも、のどが枯れるまで声を出した応援合戦も、すべてが光り輝く思い出です。
 部活動。私は、テニス部の一員として活動しました。明るい挨拶で練習試合を盛り上げること。礼儀として、準備や片づけをしっかりとやること。支えあう仲間を大切にすること。二年半の部活動を通して、生きていくうえで大切なことを知りました。私と同じように感じた三年生が、たくさんいると思います。
 生徒会活動。生徒集会の司会を務めたり、体育祭の全体応援を行ったりしました。私は、生徒会活動を通して、人の役に立ちたい、誰かのために何かができることはないだろうかと考えるようになりました。私と同じように、与えられた仕事をやりぬくことで、自分の可能性を広げることができた人も多かったのではないでしょうか。
 合唱コンクール。「声明〜魂を燃やして奏でるハーモニー〜」この全体スローガンのもと、指揮者と伴奏者を中心に練習が始まりました。合唱曲に真剣に向き合う二週間。どのクラスも懸命に練習し、校舎に力強い歌声が響きました。歌声を重ねるにつれ、磨かれていく合唱。本番の緊張の中、クラス全員で歌い上げた合唱を思い出すと、今でも胸が熱くなります。
『僕らの出会いを誰かが別れと呼んでも』
この詞は、出会い、そして、その先にある別れを歌っています。私たちのクラスの合唱曲の一節です。いつか来る別れが実は間近に迫っていることに気づいたのは、このときだったように思います。
 こうして振り返ると、中学校生活の中で、私たちは、多くの人と出会い、多くを経験し、様々なことを学びました。今思えば、困難に出会っても、一緒に頑張れる仲間や、辛いことがあっても、傍にいて、助けてくれた周りの方々の支えがあったからこそ成し得たことだと心から思います。
 私たちを助けてくれた在校生のみんな。三年生としての一年は、あっという間に過ぎてしまいます。何気ない普段の生活、仲間との日々を大切にしてください。その時間は、かけがえのない思い出になるはずです。そして、今よりもっと素敵な木曽川中学校を築いていってください。みなさんの活躍を祈っています。
 いつも支えてくださった先生方。優しく、時に厳しく指導してくださったおかげで、ここまで成長することができました。先に控える進路に迷い悩んでいたとき、優しく声をかけてくださいました。他愛のない話を真剣に聞いてくださいました。三年間を通して、学習はもちろん、人として大切な、思いやりの心を、身をもって教えてくださいました。先生方にいただいた教えをこれからの人生に活かしていきます。今まで、本当にありがとうございました。
 私たちのことを誰よりも心配し、ずっと見守ってくれた家族のみんな。普段はなかなか伝えられないけれど、いつでも一番に私たちのことを思ってくれていることを知っています。これからも、未来に向かって歩む私達の姿を一番近くで見守ってください。ここまで育ててくれて本当にありがとう。心から感謝しています。
 そして、たくさんの時間を共に過ごした、三年生のみんな。出会ってから今日まで、いろいろなことがありましたね。くだらない話で笑いあったこと。些細なことからすれ違ったこと。同じ方向を目指して努力したこと。すべてが大切な思い出です。この三年間は一生忘れることのない宝物です。本当にありがとう。
 いよいよ、お別れの時が近づいてきました。期待や不安を胸に、進む新たな道のり。楽しいことばかりではないかもしれません。きっと、辛いことや悲しいこともあると思います。そんなときには、木曽川中学校での楽しかった日々を思い返し、力強く歩み続けます。困難に出会い、立ち止まったとしても、周りの力を借りながら、まっすぐ前に進んでいきます。私達三年生の門出をどうか見守ってください。
 最後に、木曽川中学校の益々のご発展をお祈りいたしまして、ここに答辞といたします。
                    令和六年三月六日 卒業生総代

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