最新更新日:2024/05/25
本日:count up20
昨日:106
総数:666196
令和6年度が始まりました。1年間どうぞよろしくお願いいたします。

ちょっといい話 6月5日(日)

倫風 6月

  浜文子 「抱きなさい 子を」

 抱きしめなさい 子を
 育児書を閉じ
 子育てセミナーを欠席し

 抱きしめなさい 子を
 誰にも遠慮せず あなたの子を
 しっかりと 抱きしめなさい

 抱きしめなさい 子を
 母の膝が 子供の愁い(うれい)の
 すべてを除く その時代(とき)に

 いつか母の膝は 子の悲しみに近づけない
 日がやって来る
 やがて母の手が 子の涙を拭いてやれない
 日が訪れる

 きっと来る その日
 子が涙を拭う手に
 柔らかな記憶の手が重なるように
 痛む子の心が
 温かな思い出の膝に包まれるように

 母よ 抱きしめなさい 子を
 もう何もしてやれない日のために
 抱きしめる手が 子の未来に届くよう
 幾度も 幾度も
 抱きしめなさい

 母たちよ
 やがて別れる者として
 あなたの子を 
 しっかり胸に 抱きなさい

□ 浜文子
 北海道函館市生まれ。詩人・エッセイスト。教育、育児関連の新聞、雑誌などに記事を執筆しつつ、日本で初めての妊産婦のための専門雑誌、老人介護誌の編集に携わる。人間の生・老・病・死の現場を取材し独自の視点でメッセージを発信し続けてきた。教育、保育、母子関連を中心に講演多数。日本で始めて「子どもはみんなお母さんが大好き。安心してありのまま、そのままのあなたで母に。我が子の専門家はあなた」と提唱。独自の視点で論を展開し、母親の自信回復を願う育児の流れに先鞭をつける。

今日のお話

    竹村健一の名言

  いまは吹雪なのだ。

  じっと耐えてみる。

  かならず吹雪のやむときはある。

  やまねばやまぬでいい。

  しっかりと歩を踏み出す。

  逆境こそ、

  自分をより高いところへ導いてくれるものだ。

  「他人の頭」を、

  大いに活用しよう。

ちょっといい話 6月3日(金)

北斗 6月号

   うれしいあいさつ

 犬山市では、皆であいさつをするオアシス運動が行われている。私は以前からあいさつをする習慣があって、子どもたちはもちろん、散歩をしている通りがかりの人にも、大きな声であいさつをしている。
 小学校卒業式の前日、いつもの通り、交通危険箇所で安全指導をしていたときのことである。犬山市の楽田に内久保という町内があり、小学生は6名である。このうちの2人は明日卒業する。内久保の生徒が危険箇所を通り過ぎたので、私も一緒に学校に向かおうとした。そのとき、この6名が道路の端に寄り、1列に並んだ。「6年間ありがとうございました。これからも下級生をお願いします。」全員で深く頭を下げあいさつをしてくれた。私は、胸が熱くなり目も潤んだ。
 でも心の中で、これはアレルギー性鼻炎のせいだ、といいわけをした。
                    【ボランティアじいさん】

今日のお話 6月3日(金)

    竹村健一の名言

  若いときから、

  あまり人生を達観しよう

  などと思わない方がいい。

  やってみることだ。

  主張してみることだ。

  あきらめずに粘ってみることだ。

  そうすれば、不可能と思い込んでいたものが、

  意外にも実現してしまうことがある。

ちょっといい話 6月2日(木)

泣ける映画と本のホームページより

   仲直り夫婦載

 うちでは、ケンカをすると決着がつくまで寝てはならないという家庭内ルールがある。私が弟とケンカする時なんかは、このルールのせいで段々ケンカがめんどくさくなって、大体日付が変わるくらいにはお互い謝ってた。普段仲がよい両親が、2〜3年に1回ケンカする時がある。そうなると、それこそ一晩中ケンカする。
 この前もそんな珍しい両親のケンカが発生して、一晩中ケンカして朝を迎えて、ケンカ中のまま父は出勤していった。決着がついてないから父も母も寝られなかった。その日の夜、母と一緒に夕飯作ってると、母が左の人差し指を結構深くざっくり切ってしまった。昨日のケンカの寝不足のせいである。私は、少しは寝たら?と言ったら「でもお父さんも寝てないし……」。父が帰ってくると、左の小指に包帯をしてた。理由を聞くと、寝不足で目を擦りながら仕事してたら、小指を思いっきり机の引き出しに挟んで爪が割れたらしい。「どうせ母さんは、昼寝とかしないで起きてたんだろ?なんかそう思うと、移動時間とか昼休みに寝にくくてな……」。この父の発言をこっそり母に教えたら、こぼれんばかりの笑顔で 「じゃあ仲直りしてあげますか」と。
 そんな仲よいなら初めっからケンカせんでくれ、父よ母よ。

今日のお話 6月2日(木)

    竹村健一の名言

  よく考えてみると、

  悪いことでもしないかぎり、

  世の中にそう恥ずかしいことなどないものだ。

  自分で勝手に恥ずかしがっている。

  しかも、その恥ずかしがる対象となる人たちは、

  自分と同等かそれ以下のことが多い。

  自分より上の人に対しては、

  自分の失敗など、さほど気にならないものだ。

ちょっといい話 6月1日(水)

泣ける映画と本のホームページより

  おばあちゃんの指輪    

 もう10年位経ったかな。父方の祖母が癌で他界した。私の父は、母と結婚し、母の地元の東北に住むことになった。祖父母とは、電話や手紙のやり取りはよくしていたが、会いに行くとなると、やはり遠距離という事もあり、なかなか行く機会を見つけられなかった。1度、姉と私の2人で遊びに行った事がある。父は5人兄弟で全員男。おばあちゃんは「女の子が1人は欲しかったんよ(笑)」って私たちのこと、ものすごく可愛がってくれた。やさしくて情の厚い人で、行きも帰りもおばあちゃんは号泣した。
 それから3年程して悲報が届いた。癌だったなんて知らなかった。父すらも。電話の声は元気だったから疑いもしなかった。通夜の日、お棺を覗いたら、ふくよかだったおばあちゃんの顔がガリガリだった。面影もなにも無かった。おじいちゃんが近付いてきて「遠い所、会いに来てくれてありがとう」と言って手を握ってくれた。おじいちゃんは左手の親指にブカブカの指輪を付けてた。おばあちゃんの指輪。あぁ、おばあちゃんおじいちゃんより太ってたから。そう思ったら涙がぼろぼろ出てきた。火葬が始まってお棺が焼却炉に入る時、おじいちゃんも入るって言ってきかなかった。葬式も全部終わって落ち着いた時に、父が叔父からおばあちゃんの写真をもらった。おじいちゃんと並んで家の前で笑顔で写ってる写真。「かあちゃんに、お前達には癌の事話すなって言われてた。遠いから心配かけたくないって」
 みんな声上げて泣いた。死んでからじゃ何もしてあげられない。遠いからってそれを言い訳にしてちゃ取り返しがつかないんだよね。後悔ばかりです。

今日のお話 6月1日(水)

    竹村健一の名言

  交る人えらぶべし。

  古き諺に、朱に交れば赤し。

  黒に近づけば黒しといへるが如く。

  正直なる人に交われば、

  我が心につつしみ出来、

  わがあやまりと聞きて益あり。

  われにへつらふ人に交われば、

  諌めを聞かず、

  我が心に従ひ誉むる故、

  わが心おこたりて損あり。

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
犬山市立楽田小学校
〒484-0858
住所:愛知県犬山市字城山97番地
TEL:0568-67-1005
FAX:0568-69-0335