最新更新日:2024/05/09 | |
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ちょっといい話 11月14日(月)
泣ける話・涙腺崩壊/まとめサイト
救急箱 僕は、高校を卒業し救急箱のセールスをする。好きで選んだ仕事ではなく不況で就職難と言う事もあり……。僕は人見知りもあり、なかなか仕事に馴染めず、ノルマをこなせずにいた。そんな頃、新規契約を集めに出て、1人のお婆ちゃんと知り合う。お婆ちゃんは別契約があるにも関わらず、僕と契約してくれた。僕は、これを期にお婆ちゃんと月に1度会う。と言っても、お婆ちゃんは1人暮らしで薬など減る事もなく、ただの茶のみ友達となる。毎月10日に行くと、お婆さんは満面の笑みで僕を迎えてくれる。お婆さんは薬箱そっちのけで、饅頭に羊羹、お昼時なら、ご飯までご馳走してくれた。お婆さんは僕を孫にダブらせ、僕は、お婆さんを自分の祖母のように感じ……。そんな関係も3年を過ぎ、お婆ちゃんが日増しに老いてゆく。僕は、そんなお婆さんを案じ、家族に連絡するよう進めた。しかし、何ヶ月過ぎても1人暮らしは続いてた。僕はできる限りで、月1を月3に訪れる。「お婆ちゃん、今度は20日に来るね。」僕が20日に来て見ると、お婆ちゃんはコタツに座椅子、ほんのりと温かみを残し……。ちょっと遅かった?、待ちきれなかった?、もっと一緒に話したかったな。茶のみ契約も今日で終わりだね、おばあちゃん。 |
犬山市立楽田小学校
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