最新更新日:2024/04/26
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校訓 正しく・強く・世のために

黒松日記20   がんばれ! 春日少年野球クラブ!(3)

8月26日(月)
23日(金)の夜から24日(土)・25日(日)は、待ちに待った「恵の雨」が降り、わたしたち植物は、命拾いをすることができました。今年の夏は異常に暑く、また雨も降らないので、この先どうなるのだろうと本当に心配していましたが、ちょっと一安心です。
ところで、わたし(黒松)が 応援している、春日少年野球クラブの5年生チームが、第32回愛知県大会予選西春日井支部予選の決勝まで勝ち上がって、今週の土曜日(31日)に、清洲少年野球クラブと西枇球場で決勝戦を戦うという情報を聞きました。これも、野球クラブのみんなが一生懸命練習している成果だと、とても嬉しく思います。ぜひ優勝して、県大会に出場してください。わたしももちろん応援しています。がんばってください。

黒松日記19   こんな暑い日曜日に、わたし(黒松)は見た!

8月11日(日)
毎日暑い!! 昨日の最高気温が38度、今日も37度と、今年の夏の暑さは、長年生きてきたわたしにとっても今まで経験したことのないような暑さである。わたしは「黒松」という名前の通り、からだ(幹)の皮の色が黒い松です。だから、わたしのからだの表面はもっと熱いですよ。何度かは分かりませんが、人の手が触るなら「熱い!」といって手を離すぐらいです。

そんな暑い日曜日にも関わらず、春日小学校で見つけた人(生き物)達を紹介します。
1  一日中、一生懸命練習している春日少年野球の子どもたちと監督、コーチと父兄の皆さん。・・・上手になってきましたね。がんばってください。
2  春日小学校の花壇や畑に水遣りをしていた人。PTA花壇の草取りもしていた人。・・・花を愛する優しい人ですね。本当にご苦労様でした。
3  小学校で飼育しているウサギの世話をしていた人。・・・生き物が好きな人ですね。これからもよろしくね。
4  アキニレの木で元気よく鳴いているセミたち。・・・たまには、わたし黒松につかまって鳴いてください。お願いします。

皆さん、これからもよろしくお願いします。わたしは皆さんを応援しています。

今日も暑い一日が終わろうとしています。

黒松日記18   やっぱり春日の夏は盆踊りでしょう!!

8月10日(土)
もう何十年も前から毎年、夏にはこの春日小学校の運動場で、「春日村(町)納涼盆踊り」が行われていました。
わたし(黒松)は、この「盆踊り」と「体育祭」を、毎年楽しみにしていました。なぜかというと、唯一この二つの行事が、春日小学校の運動場(わたしの立っている所)に春日の人達がたくさん集まって楽しんでいるのを見られるからです。わたしは、いつも一人でぽつんと運動場に立っているので、わたしの周りでたくさんの人がにぎやかにしているのがとても好きなのです。
それが、春日町が清須市と合併してから、春日の盆踊りは無くなってしまいました。わたしは楽しみが一つ減って、とても寂しい思いをしていました。ところが、昨年から「春日地区納涼盆踊り」として復活しました。わたしは、飛び跳ねたいくらい(根があって跳べませんが)喜びました。ただ、会場が春日小学校ではなく、夢の森公園に変わってしまったことが残念でしたが、それでも盆踊りが実施できたことだけでとてもうれしいです。
7時過ぎ、盆踊りが始まりました。「平成春日音頭」「清須音頭」「炭坑節」・・・、音楽とにぎわう人々の声がわたしのところにも聞こえてきます。たくさんの春日の人々が、浴衣姿で踊ったり出店で買い物したり、金魚すくいしたりと楽しむ姿が見えるようです。
8時頃、踊りの音楽が中断したと思ったら、なんと、エレクトーンの演奏が聞こえてきました。きまりの盆踊りの曲もいいけれど、またエレクトーンの曲もいいですね。思わず聞き入ってしまいました。
今年も大成功の「春日地区納涼盆踊り」。また来年も実施して、みんなで楽しみましょう。応援しています。
やっぱり春日の夏は盆踊りでしょう!!

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黒松日記17  「68回目原爆の日 広島・春日から平和を祈る」

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8月6日(火)
今から68年前、昭和20年(1945年)8月6日、午前8時15分、世界で初めて原子爆弾が広島に投下され、その年の12月までに約14万人が亡くなりました。その頃、わたし(黒松)がいるこの春日の方でも、3月ごろから空襲が激しくなり、名古屋市を中心に13万戸以上の家屋が被災し、8000人近くの人が亡くなり、10000人以上の人が負傷しました。わたしは、爆弾が落ちてくる音と同時に、南の方(名古屋の方角)の空が赤く染まってくるのを何度も見ました。そして、わたしも、焼けて亡くなってしまうかもしれないと思っていました。わたしは、ずいぶん後になって、松仲間の風のたよりで広島の原爆のことを知りました。その時、ただただ恐ろしかったことを思い出しました。

今日、「広島平和学習」に参加している児童が、広島平和記念式典に参列しています。きっと、原子爆弾の恐ろしさと平和の大切さを学んでくることと思います。

わたしは、広島の原爆ドームを見たことがありません。でも、この建物が訴えようとしている「核廃絶・平和への願い」を、わたしも語り継いでいきたいと思います。

黒松日記16   がんばれ! 春日少年野球クラブ!(2)

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8月4日(日)
 わたしが春日少年野球クラブを応援していることは、黒松日記5でお話しました。
 毎週土日、本当に熱心に練習していて、いつも感心しています。
 今日も朝から、ジリジリと太陽が照りつける暑い日。1・2・3年生チームは練習(最近は毎週1日練習)、4年生チームは名古屋の港区のチームと練習試合。結果は4対8で負けてしまいましたが、暑い熱い試合でした。結果は時の運。負けてもしょうがありません。それよりも、この暑さに負けずチームが一つになって、一生懸命試合をすることに意義があると思います。そして、子どもたちは、たくましく成長していくのです。
4年生チーム、今日は全部で12人。春日地区以外の子どもも入っています。「もっと春日の子どもが、少年野球クラブに入ってくれないかな。」と監督さんが言っていました。
以前から、春日は少年野球に力を入れて、子どもたちを育ててきました。野球を通して、人として大切なことを。
長年応援しているわたしも、もっとたくさんの子どもが、少年野球に入ってくれることを願っています。
野球ができず、日陰をつくってあげるぐらいのことしかできないわたし、黒松からのお願いでした。


黒松日記15   プールでカヌー

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8月3日(土)
 今日、春日小学校のプールでカヌーの教室が開かれ、清須市内の小学生と大人約30名程の人が,カヌー体験をしていました。わたし(黒松)が、春日小学校のプールでカヌーをしているのを見たのは初めてですが、参加している皆さんが実に楽しそうでした。
 春日には30年以上前から、B&G(ブルー&グリーン)財団の施設のBG体育館あるのはご存知だと思います。かつては、清須市との合併で無くなってしまった室内プールもありました。そしてカヌーも持っていて、毎年、五条川でカヌーを体験する行事が行われていました。「春日でカヌー?」と、以外に知らない人も多いようです。わたしは、もちろん知っていましたし、五条川のカヌーを見ましたよ。その時のわたしは、今と違ってもっとまっすぐ立っていましたから。
 わたしは黒松ですから歩くことはできませんし、もちろんカヌーにも乗れません。だから、今日、参加している皆さんの楽しそうな様子を見て、ちょっぴりうらやましく思いました。
 せっかく春日が持っているカヌーなので、もっとたくさんの人が知って、体験してもらえるといいなと思っています。絶対楽しいですよ!
カヌーに乗れないわたし、黒松からのお願いでした。


黒松日記14   「蝉さん、いらっしゃい!」

7月26日(金)
夏本番! 運動場はなお「暑い!」(わたしにとっては「熱い!」)
春日小学校の校庭内は、朝から蝉の合唱です。わたしの隣に立っているアキニレ君にも、たくさんの蝉がとまって、「ミンミン」泣いています。でも、わたしには蝉がとまって鳴いていないのです。理由は分かっています。蝉は、その木の根元の土の中の幼虫がさなぎになって、成虫の蝉が木にとまって鳴きます。アキニレ君の根元の湿った土の中には、毎年たくさんの蝉の幼虫がいます。でも、わたしの根元の運動場の乾いたパサパサの土の中には、幼虫が全くいません。だから、わたしのからだにとまって鳴いてくれる蝉がいないのです。
 子どもたちが学校に来ているときは、わたしの気もまぎれますが、子どもが来ない夏休みは、周りの木の蝉の声がにぎやかだけに、わたしの木だけが静かだと、余計に寂しさを感じます。
 「近くの木で鳴いている蝉さん、わたしの木にとまって鳴きませんか。一緒に、短い夏の話でもしましょう。」


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黒松日記13  「一生懸命」を応援します!

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7月25日(木)
夏休みだというのに、今週3日ほど春日小学校の新館3階の窓が開いていて、中で何やらやっている様子。どうも、図書ボランティアとその仲間たちのお母さんが、新館図書室をきれいに改造しているとのこと。わたしのように、何もせずただ立っているだけでも暑いのに、子どもたちのために、一生懸命活動されていることに対して、本当に頭が下がります。(わたしのからだ(木)は、ずっと根元から曲がって、いつもお辞儀をしたままですが)
土日のわたしの楽しみな春日少年野球クラブの監督・コーチ・付き添いの保護者の方々。毎朝夕、子どもたちが安全に登下校できるように付き添ってみえる交通安全指導員の方々。春日子ども会の方々等、春日には、子どもたちのために本当に一生懸命活動している方々がたくさんみえます。そんな皆さん方は、本当に春日の子どもたちが大好きなのでしょうね。
わたしはいつでもこの春日小学校の運動場から、子どもたちと子どもたちのために一生懸命活動してみえる方々を応援しています。

黒松日記12  子どもの笑顔が一番!!

7月23日(火)
 1ヶ月半ぶりぐらいでしょうか。久しぶりの黒松日記です。「黒松もちょっと忙しくて・・・」というのは言い訳で、また、書かせていただきます。よろしくお願いします。
 夏休みが始まり、今日もプールから子どもたちの歓声か聞こえてきます。今、わたしが立っているすぐ横の小運動場は、昭和52年まで(新校舎ができるまで)は、プールでした。(下の写真をご覧ください。)当時は、今の25mプールの北側に、低学年用の浅いプールが3つありました。わたしは、そのプールの横で、子どもたちが笑顔ではしゃぐ姿を見ることがとても好きでした。今は亡き、ずっと横に立っていた親友の黒松と一緒に・・・。新校舎ができてから、小プールは取り壊され、25mプールの南側に、新しく1つの小プールが作られました。そして、壊した小プールの跡は、小運動場に変わりました。その結果、わたしは、今のように、大小運動場の境に立つことになったのです。わたしがここに立っているのも、そういった理由があるのです。(その続きは、また次の機会にお話しすることにします。)
少しプールの場所がわたしから遠ざかってしまいましたが、子どもたちのプールでの笑顔は今も昔も変わりませんね。
やはり、子どもの笑顔が一番です!!

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黒松日記11  「失敗は成功のもと」

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6月7日(金) 晴
 昨日(6日)朝、5年生が野外教育活動に出発し、今日、元気に帰ってきました。
出発前、緊張感とうれしさで興奮していた子どもたちでしたが、帰ってきた時は疲れた様子もありますが、2日間の野外教育活動で、ちょっぴり成長してたくましくなったように見えました。これは、わたし(黒松)だけの感想ではなく、5年生のお家の方もそう思われたのではないでしょうか。
 5年生が学校に到着後、運動場で解散式が行われました。そこで、山田英彦校長から5年生に、「皆さんは、この2日間の野外教育活動で、いろいろ失敗もしたでしょう。また、失敗したことで、こうすればよかったとか、ここがいけなかったとか、考えたはずです。失敗したっていいのです。失敗するからこそ学べるのです。」という内容のお話がありました。わたしは、とっても良い話だと思って聞いていました。
 日本の「ことわざ」の中に、「失敗は成功のもと」というのがあります。「失敗することによって、成功が得られる。」というような意味です。同じような意味のことわざでは、「失敗は成功の母」・「人間万事塞翁が馬」・「雨降って地固まる」「けがの功名」・「転んでもタダでは起きない」などなど、たくさんあります。
 失敗を恐れて挑戦しないことは、よくないことだと思います。それよりも、挑戦して失敗した時に、「失敗した原因を自分自身がきちんと認め反省すること」と、「同じ失敗を繰り返さないように心がけるとともに、新たな策(改善策)を考え実行すること」が大切だと思います。そうすることで、人は学び成長するのです。これを、わたしのような樹木(植物)や動物は、ずっと昔からしてきた大切なことなのです。だから、今、現在のわたしたちがあるのです。


黒松日記10  人気者

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6月5日(水) 晴
これからの季節、運動場で遊ぶ子どもたち(特に低学年)が、彼の周りに自然に集まってくるのです。その人気者の彼こそ、わたしの親友「アキニレくん」です。彼の長い枝と豊かな葉でつくる「広くて涼しい日陰」は、子どもたちにとって、まさに救世主です。彼の人気ぶりは、暑くなればなるほど上がっていきます。
それに比べわたしのは、短い枝ととがった葉の「ささやかな日陰」。人気も今一つ。
でも、いいんです。若いアキニレくんが、みんなに愛されて活躍していることが、年老いたわたしにとって本当に心から嬉しいことなのです。
わたしは、わたしなりにがんばります。そして、わたしはいつでもアキニレくんを応援しています。
がんばれ! アキニレくん!


黒松日記9  「黒松日記、がんばります!」

6月4日(火) 晴
 「黒松日記、楽しみに見てるよ。」という声を聞きました。なんと嬉しいこと! 
黒松、感激! これからもがんばります!
 ただ、毎日つぶやくのはちょっと苦しいかもしれませんので、ぼちぼちマイペースで書かせてもらいます。
 応援よろしくお願いします。

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黒松日記8  プール掃除

6月3日(月) 晴 
 今日も、朝からお日様が照ってとても暑い日。
春日小学校のプールには、朝から10人ほどの長靴をはいたお年寄り(何でも「シルバーさん」という人だそうです)が集まって、プール掃除を始めました。皆さん60歳以上の方々だと思いますが、まあ、お元気なこと。そりゃ、わたし(黒松)よりはお若いですが、暑い日差しの中、デッキブラシやナイロンたわしなどを使って、プールの内側をそれはきれいにしていました。そのパワーに感心しました。
 わたしは、そのプールさんがちょっぴりうらやましいです。毎年この時期には、汚れた水を抜いてきれいにしてもらえるからです。わたしは、今まで、雨以外にわたしのからだ(樹皮)を洗ってもらったことがありません。
 だから、一度でいいから、百年以上付いたわたしのからだの「垢(あか)」を、洗って落としてもらいたいです。そして、できることなら、また新しいわたし(黒松)に生まれ変わりたいです。

黒松日記7 わたしの友だち(3)

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5月31日(金) 晴
 わたしの動物の友だちを紹介します。春日小学校の飼育小屋で仲良く暮らしている、ウサギの「ショコラ」と「ミッキー」と「タケさん」です。
一番古い住人で最年長のショコラは、名前は女の子みたいですがれっきとした男の子。種類は「アメリカンファジーロップ」(たぶんそうではないかと思います)で、耳は垂れ下がっていて、他の2羽のウサギとは全く違った可愛らしい顔をしています。とても優しくて人気者です。
ミッキーは、昨年、豊山小学校から来た男の子です。きりっとした顔立ちでハンサムですが、元気良すぎてちょっぴりやんちゃな子です。
タケさんも昨年やって来た一番新しい仲間です。名前が男の子みたいですが、とてもシャイな女の子です。一番落ち着いていて、大人に見えます。
3羽のウサギとよく話をするのですが、今日のごはんのニンジンやクローバーの味がどうだの、飼育係の児童の世話の仕方がどうだの、まあよく喋ること喋ること。わたしとは、全く人種?(樹木と動物)も歳も違うので、会話についていけないところもありますが、とてもおもしろいです。
わたしもそうですが、ウサギも、よく周りの様子や人の動きを見たり、会話を聞いたりしているんだなということがよくわかりました。
3羽とも、わたしにとって大切な友だちです。


黒松日記6  「恵の雨」

5月29日(水) 雨
 今日は、久々に雨の一日になりました。みなさんにとって「雨の日」というのは、この時期特に「蒸し暑くてうっとうしい日」と思うかもしれませんが、わたしたち樹木(植物)にとっては「生きていくために無くてはならない大切な日」なのです。
みなさんや動物たちは、水のある所へ動いて行くことができます。でも、一度その場所に生えたら、二度と動くことのできないわたしたちが水を得るのは、自然の「雨」しかありません。だから、わたしたちにとっては「恵の雨、命の雨」なのです。
 わたしたちはいつも、自然や、わたしたちを優しく見守ってくださる周りの皆さんへの感謝の気持ちを持って生きています。

黒松日記5  がんばれ! 春日少年野球クラブ!

5月26日(日) 晴
 わたしの休日の楽しみは、春日少年野球クラブを応援することです。もう30年、いやそれ以上になるでしょうか。春日町(当時は春日村)に少年野球クラブができてから、選手(児童)はもちろんのこと、監督・コーチ・親が一つになって、毎週土日、練習や試合を本当に一生懸命やっています。特に、毎週毎週、指導する監督やコーチの熱意と熱心さには頭が下がります。
 今日は、午前中は練習、午後は試合(小運動場では練習)でした。わたしは、ちょうど三塁ベースの外に立っています。試合の時は少しでも邪魔にならないように小さくなって(といっても体は小さくなりませんが気持ちだけ)応援しています。もちろん春日少年野球チームの方です。勝ち負けも楽しみの一つですが、それ以上に、子どもたちの一生懸命のプレーと、それを見守る監督・コーチと、わが子のプレーを応援する親を観ているのが一番楽しいです。
 子どもたちは、この少年野球を続けていく中で、野球の技術だけでなく、忍耐力や友情、道徳心(マナー)など、たくさんのこと学び成長しています。だから、わたしはいつまでも、自分の枝と葉でささやかな日陰を三塁側につくることと、力いっぱいの応援をすることを続けていきたいと思っています。
がんばれ! 春日少年野球クラブ!


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黒松日記4  黒松パワー!!

5月24日(金) 晴
 今週は、一週間ずっと晴で、5月というのに暑い日が続きました。さすがにわたしも年のせいか、いささか体(樹)に応えました。疲れてくると愚痴っぽくなったり、弱音を吐いたりするようになるのは、人間も樹木も同じです。わたしはこんな所にずっと立っているけれど、本当は邪魔なのではないだろうか、わたしはみんなの役に立っているのだろうか、と。
 今日、そんな気持ちのわたしのそばで、ある人がこんなことを言っているのを聞きました。「私は、この黒松に触るとパワーをもらえる気がします。」と。
 そうだ、わたしには百年以上も生きてきた樹木のパワー「黒松パワー」があるかもしれないと気がつきました。この「黒松パワー」をみんなにあげれば、きっと喜んでもらえるはずです。わたしも、それが生きがいになるかもしれません。
 でも、本当に「黒松パワー」が出るか分かりませんが、がんばってみようと思います。わたしの「黒松パワー」で、みなさんが明るく元気でがんばれるように応援します。そして、共に元気に生きていきましょう。

黒松日記3 わたしの友だち(2)

5月23日(木) 晴
 わたしの友だちは、樹木だけでなく、建物もいます。この春日小学校本館校舎くんです。昭和44年(1969年)に、旧の木造の校舎から今の鉄筋の校舎に変わったときは、そりゃあわたしもびっくりしました。何と言っても、当時全国でも珍しい、屋上にプラネタリウム付き展望室がある校舎だから驚かないわけがない。展望室からは、360度見渡せ、当時は周りに今ほど高い建物はなく、それは遠くまでよく見えたそうです。(わたしは展望室には上れないのでないので聞いた話だが。わたしも一度は上って見てみたいなあ。)
 でも、この校舎くんは、いつも決しておごらず、自慢することもしませんでした。そんな校舎くんが、わたしは大好きです。わたしが、校舎くんを「日本一の校舎」だと自慢したいくらいです。今はだいぶ歳をとって古くなってしまいましたが、そんな「日本一の校舎」で学べる春日の子どもたちは幸せだと思います。

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黒松日記2  わたしの友だち(1)

5月22日(水) 晴
 わたしには、何人(本)か友だちがいます。その一人(本)は、「アキニレくん」です。年齢(樹齢)では、わたしの歳の半分よりも若いと思いますが、とても仲がいいです。アキニレくんは、若いだけあってわたしより枝振りがよく、葉も多く色つやもとてもいいです。存在感があり、これからの季節、広い日陰ができ、児童にも人気があります。(ちょっぴりうらやましい。)
 アキニレくんは、わたしをいつも親のように慕ってくれて、年老いたわたしをいつも励ましてくれます。大変優しいアキニレくんです。
 友だちがいるからこそ、わたしも毎日がんばれていると思います。
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黒松日記1 「みなさん こんにちは」

5月21日(火) 晴
 みなさん、こんにちは。私は、春日小学校の運動場の真ん中に立っている黒松(クロマツ)です。児童からは「黒松くん」と呼ばれています。私自身、自分が何歳(樹齢何年)か忘れてしまいましたが、百歳は超えているようです。私は、この場所で一歩も動かず、ずっとまわりの様子を見てきました。今まで、実にいろいろな出来事がありました。
 今日から、この春日小のホームページで、「黒松日記」として春日小学校に関わる出来事や、四季折々の様子をお伝えしていこうと思っています。
 楽しみにご覧ください。

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清須市立春日小学校
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