3.22 修了式(校長式辞)いつも式のときに何を話そうかといろいろ悩みますが、今回は、次のように話しました。 *********** 今、修了証を渡しました。その学年の学習を終えました・・という証書です。 この1年、たくさんの思い出はできましたか? 思い出の中には、楽しかったこと、悲しかったこと、いろいろあると思います。 案外、今はあんまりいい思い出ではないようなことが、大人になると「けっこう楽しかったな」と思えてくることがあります。だから、どんな思い出も心の中に残しておいてほしいなと思います。 さて、みなさんは、この修了式が終わった後、担任の先生から通知表をもらいます。 通知表について、みなさんに、教えてあげたいなと思うことがあります。 それは、先生たちは、とてもたくさんの時間を使って、みなさんの通知表を作っているということです。 成績も簡単につけているわけではありませんよ。みなさんがこの成績を見て、励みになるように・・と思って悩んで悩んでつけています。 それから、3学期には所見と言って、みなさんについてのコメントのようなものが書いてあります。みなさん一人一人の姿を思い浮かべて、がんばっていたところ、すてきだなと思っていたところ、次の学年ではこんなふうに活躍してほしいなと思っていること・・いろんなことを考えて何度も文章を書き直して完成させました。 みなさん一人一人の要望通りにはならないこともあったかもしれません。担任の先生のことを好きになれないことがあったかもしれません。でも、先生たちは、みなさんのことを本当に大事に思って毎日がんばってくれていました。それは、校長先生がよく見ていたので絶対です。 どうか通知表を渡してもらう時には「1年間ありがとうございました」とお礼を言ってあげてください。 校長先生からもみなさんにお礼を言いたいと思います。 みなさんの様子を毎日見ることが、校長先生の楽しみでした。 みなさんとあいさつをしたり、おしゃべりをしたりすると、いつも元気になれました。 児童のみなさん、先生方、1年間本当にありがとうございました。 *********** 話し終わった後、いつものようにあたたかい拍手をしてもらいました。 本当に黒田小学校の校長であることをしあわせに思います。 3.19 卒業式(校長式辞より)冬休みごろから、式辞を考え始めていましたが、なかなかまとまらずに、つい最近やっとできたばかりです。 二年間いっしょに過ごして、たくさんの思い出ができました。どの思い出にしようかと迷いました。式辞では、野外教室の火起こし体験について話しましたが、修学旅行で「いっしょにウノやりましょう!」と誘ってもらったことにしようか・・朝、登校中に話しかけられたことにしようか・・授業中にこっそりと手を振ってくれていたことにしようか・・Snow Manの歌について盛り上がったことにしようか・・たくさんの思い出があって迷いました。 そして、今の6年生の大好きなところをなくさないでほしいなと思い、「ウサギとカメ」の昔話をしました。 自分のやるべきことだけを考えてこつこつと前に進んでいったカメは確かに立派ですが、寝てしまっているウサギを起こしてやってほしいと・・きっとこの6年生の子たちは、そんなふうに生きていってくれるのではないかと思い、そう話しました。 最後にわたしの好きな言葉「朝のこない夜はない」を贈りました。これは、去年の卒業式でも同じように話しました。きっと来年も同じことを話すと思います。 卒業生のみなさん、校長先生は、何度も卒業式の練習のときから「さみしい」と口にしました。卒業アルバムをながめて、みなさんの笑顔を思い浮かべていると、やっぱり今もさみしいです。本当に卒業してしまったんだなと・・。いつもあなたたちに会うと元気になれました。本当に今までありがとうね(#^^#) 保護者のみなさま、お子さまのご卒業おめでとうございます。 また、これまでいつもあたたかいお言葉をたくさんかけていただき、本当にありがとうございました。 3.18 明日は卒業式(校長より)6年生はもちろん、5年生も立派な態度でした。 6年生が退場するときには5年生が合唱をするのですが、この土日はその5年生の歌声がずっと耳に残っていました。 いよいよ明日が本番です。 予行のときも、今日の6年生修了式のときにも、つい「さみしい」と本音をもらしてしまいました。 校長室まで卒業アルバムにサインをもらいに来てくれた子たちから 「校長先生、泣かないでね」 と励まされました。 きっと予行以上に立派な態度でがんばるはずの子どもたちに負けないように、わたしも心を込めて式に臨みたいと思います。 3.14 残りわずか・・(校長より)証書授与の練習をしながら、子どもたちと目を合わせると、なんだかさみしくなってきて困ります。がんばって笑顔で渡さないと・・と思っています。 6年生が退場するときには、5年生が合唱をします。 わたしは、今日初めてその合唱を聴きましたが、一生懸命に歌う姿に感動しました。 退場にけっこう時間がかかるので、歌い続けるのはつらいかなと心配していましたが、ずーっと必死に歌ってくれていました。 きっと来年度は、最高学年として活躍してくれるんだろうなと思います。 式場に飾るビオラもきれいに咲き誇っています。 もう本当に今年度残りわずかになってしまいました。 さみしいです。 3.13 次へつなぐ(校長より)「明日、2年生に『3年生のことについて』教えてあげるんだよ」 と、うれしそうに教えてくれました。 2年生と3年生は、いろいろと大きく変わります。 どんな勉強が始まるのか・・こんなふうにやるんだよ・・そんな内容だと思います。 こんなふうに次へつなぐことも大事な学習だなと思います。 2年生の子たちが3年生になることを楽しみにしてくれるといいなと思います。 3.12 黒田小サロンがありました(校長より)メインは「大正琴」の演奏会でした。 1年1組の子たちが、参加しました。 「この曲、いつ聞いたことがある?」 「運動会で聞いた!」 「曲名を知ってる?」 「天国と地獄!」 そんなやりとりもありました。 演奏を聴いた後で、少し大正琴に触れさせていただきました。 なかなか触る機会はないと思うので、子どもたちにとってもよい機会になったなと思います。 来年度で黒田小サロンも20周年を迎えると教えていただきました。 こんなふうに地域の方に来ていただける学校もないと思い、本校に勤めていられることを光栄に思います。 3.11 あれから13年(校長より)わたしは、6年生の担任で、ちょうど卒業式の練習をしているときでした。 体育館の天井がグラグラして見えて「めまい?」と思っていたら、子どもたちが「先生、地震です」と教えてくれました。 なんだか経験したことのないような揺れ方だったのを、今でも覚えています。 テレビで見る死者の数が、ものすごい勢いで増えていき、津波の映像は「映画?」という感じで、とても現実のものとは思えませんでした。 とにかく怖くて怖くて・・。 被災地では、同じように卒業式を練習していたのに当日を迎えられなかった学校がたくさんあった中、その子たちは、無事に卒業式を行うことができました。たくさん泣いて・・そして、晴れやかに卒業していきました。 写真は、今日卒業式の練習をしている6年生です。 どうか無事に卒業式を迎えられますように・・。 「また明日ね!」と笑って言える毎日が続きますように・・。 3.8 かわいい姿(校長より)緊急地震速報の音楽が流れると、子どもたちはサッと腰を低くして頭を持っているもので守っていました。 訓練があることを知っていたのに、大慌てする自分を反省しながら、廊下の様子を見に行きました。 「この辺でいいのかな」 と天井をながめて確認している子がいたり・・ 「あっ、校長先生・・」 頭を抱えたままにこっと笑ってくれる子がいたり・・ 授業中も休み時間も・・そしてこんな避難訓練のときも、子どもたちは本当にかわいらしいなと思いました。 少しあたたかくなってきたように思います。 桜のつぼみもふくらんできました。 3.6 中学校の卒業式(校長より)式が終わるころは、雨も上がっていてよかったなと思います。 6年生との会食も明日が最後になります。 中学校についてどう思うかと聞くと・・「不安」と「楽しみ」の両方が出てきます。 今は、不安の方が大きいみたいです。 木曽川中学校のウエブページを見てみました。 3年後には、今の6年生がこんなふうにまた卒業を迎えているのだなと思いながら・・。 いよいよ卒業式までの日数は1桁になりました。 修了式や卒業式で何を伝えようかと悩んでいます。 2年間関わることができたかわいい6年生のために・・がんばろうと思います。 【写真は、2組との会食のときのものです】 3.5 今朝のできごとから(校長より)見守り隊の方や付き添いの保護者の方に助けていただきました。ありがとうございました。 学校へ着いて保健室に行くと、もう担任の先生もいて、養護教諭も笑顔で待っていてくれました。どうやら先に学校へ着いたほかの班の子が、伝えてくれていたようでした。 朝放課が終わり、教室へ入っていくときに、運動場の真ん中で3年生の子たちがなんだかかたまっていました。高学年の子たちが心配そうに近寄って来ましたが、わたしが同じように近寄っていくのを見て、安心したように教室へ向かって行きました。何があったのかはよくわかりませんでしたが、3年生の子たちもすぐににこにことみんなで教室へ向かっていきました。 どちらのことも知らんふりをすることもできるし、そもそも気づかないこともあると思います。 まわりを見て、自分にできることを探して実行する優しい子どもたち、保護者の方、地域の方、そして職員がいてくれて、本当にありがたいなと思います。 3.4 卒業式の練習開始(校長より)座り方、立ち方、礼の仕方・・そして何よりも大切な心構え わたしは、今日ははじめの方を少しのぞいただけですが、体育館の中の空気がピーンとしていて、よい緊張感をもってスタートできていて感心しました。 いよいよ今年度も終わりに近づいてきました。 卒業していく6年生はもちろんですが、ほかのどの学年も「このクラスでよかった。今年もがんばった!」という気持ちで終われるように・・ここから最後の日までを落ち着いて大事に過ごしてほしいなと思います。 3.1 6年生を送る会(校長より)各学年が6年生に向けて、呼びかけや歌やクイズやダンスを披露します。 6年生のためではありますが、全学年で行う最後の行事で、その学年のまとめにもなります。 何年生の発表を見ても感動してしまい・・子どもたちが発表している様子を見守る先生たちの姿にも心を打たれてしまい・・最後の校長あいさつができなくなると困るので、必死に涙をこらえ・・たいへんでした。 「BELIEVE」を職員で合唱しました。 2回ほど練習もしました。 子どもたちが喜んでくれてよかったなと思いました。 どんな仕事でも同じだと思いますが、日々さまざまなことがあり、心が折れそうになることがあります。 「教師」という仕事は、こういうときにその心がすっかり修復されていくので、やっぱりいい仕事だなと思います。 |
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一宮市立黒田小学校
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