最新更新日:2024/04/26 | |
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5月10日『多様な学び』 5年生電車内で目が不自由な方が箸袋を落として,主人公がその箸袋を拾う。しかし,車内の床にはその他のゴミが散らかっている。目が不自由な方は車内の様子が分からないのだが…。 という,お話でした。 「主人公は箸袋を拾った方がよかった?それとも,拾わなくてよかった?」と発問しました。 さすが山名っ子。全員が「拾った方がよかった。」と立場を決めました。 しかし,それでは子どもたちに新たな気付きは生まれません。 「拾わない方に立場を変えて,散歩してくれる子?」と尋ねると8名の子が立場を変えました。 【拾わない】 ・ 1つぐらい拾っても,意味がない。みんな拾っていないのだから。 ・ 清掃の係の人が掃除してくれるから。 【拾う】 ・ 1つでも増えないようにすれば変わってくる。 ・ みんなが使う場所だから,周りに迷惑をかけてはだめ。 など,多くの意見が出ました。 ここで真逆の意見を取り上げました。 「1つぐらい捨ててもいいのか。1つでもダメなのかどっち?」 すぐに隣と相談が始まります。相談後… ・ 「1つぐらい」という繰り返しでゴミがたまる。 ・ 1つ拾うことをみんながするようになれば,変わる。 といった,『1つでも拾うことの重要性』を学びました。 「みんなが使う場所だから清掃係の人に掃除は任せればいいのか。自分たちが少しでも拾うべきなのか。どっち?」 先程よりもスピーディに相談が始まります。 ・ 清掃係の人に迷惑をかけることになるから,少しでも拾うべき。 ・ 清掃係の人の気持ちになれば,拾うべき。 といった,『相手の立場に立った考え』ができました。 1つの教材から多くのことを学んだ道徳の時間となりました。 【児童感想】 ・ ゴミが捨ててあっても,1つでも拾ったらきれいな町になるかもしれないということを学びました。たったの1つだからといって,拾わないとどんどんゴミが増えると分かりました。この世界のみんなを,「たった1つでも拾う!」という人にしたいです。(男児感想) ・ みんなが使う場所はきれいに使って,ゴミは自分で持ち帰って,次使う人に迷惑をかけないようにすることに,気付きました。人が捨てていたら,拾ってあげようと思います。(女児感想) |
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