目(感覚器)と大脳(中枢神経)のつながりを実際に見るために、ニワトリの頭を解剖しました。私でも難しいのに、繊細なタッチで慎重に行った結果、眼球と脳をつなぐ神経を切断せずに取り出した班がいくつかありました。

これは、耳の鼓膜よりも内部にある、うずまき管につながっている三半規管というところに液体が入っていて、それが体の回転が止まってもまだ動き続けているからなのです。

その場で高速に10回転してからすぐに、片足で立っていられるか、という実験です。ふらふらして、すぐに足をついてしまいます。

ブタの心臓(焼肉屋さんではハツ)を実際に、触って観察しました。本物は迫力が違いますね。店で切って開いてあるので、中の構造がよくわかります。まず、心臓は筋肉のかたまりで指で押すとかなりの弾力性が感じられます。さらに、右心室と左心室の壁の厚さは指ではさんでみると、厚みの違いがはっきりわかります。左心室はからだ全体に血液を送り出すために、壁がかなり厚くなっています。

初めて使う指示薬、ベネジクト溶液は糖分の検出に使います。今までの指示薬との違いは、温めないと反応が出ないところです。糖が検出されると、うすい青色からオレンジ色に変化します。この実験で、だ液はデンプンを糖に変化させるはたらきがあることがわかりました。