最新更新日:2024/04/24
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学校目標 「みつける きたえる 思いやる」をめざしています。 めざすこどもの姿は 「自分から考え学ぶ子」 「ねばり強くがんばる子」 「人やものにやさしくできる子」 です。

お話集会(校長講話)より

 秋と言えば『読書の秋』。ということで、今日は本のお話をしたいと思います。

 まず、インターネットを利用して本を選ぶ方法。
 興味のある事柄や言葉、気になる事柄や言葉についての本をインターネットで探します。そうすると、その事柄や言葉にかかわる本がたくさん紹介されているので、その中から読んでみたいと思う本を見つけます。
 今回、私は『盲導犬』について気になったので、『盲導犬』に関する本を探してみました。たくさんの本が紹介されていましたが、その中に、とても気になる題名の本を見つけました。その本の題名は、『盲導犬不合格物語』というものです。
 早速、図書館へ行き、司書の先生にお願いして探していただきました。すると、この本が図書館にあったので、すぐに借りて読んでみました。この本の内容を紹介します。
 盲導犬になるためには、厳しい訓練と検査が必要です。毎年、約450頭の犬が訓練を受けますが、そのうち、盲導犬として合格できるのは約120頭。多くの犬は『盲導犬不合格犬』となってしまいます。この本には、そんな『不合格』と言われてしまった犬たちが、別の道で活躍する姿が紹介されています。
 『盲導犬不合格犬』となってしまったけれど、『介助犬』として活躍している犬のこと、『盲導犬キャンペーン犬』として活躍している犬のこと、巣から落ちてしまったツバメの雛を育てた犬のこと、みんなの『アイドル犬』となった犬のこと、などが紹介されています。
 『不合格犬』は『ダメな犬』というわけでなく、それぞれの性格をいかし、いろんなところで活躍しています。そして、この本の最後には、次のようなことが書かれています。

『盲導犬になった犬は素晴らしいけど、盲導犬になれなかった犬たちも、それぞれ頑張っていることも知ってほしいと思います。不合格犬といっても、盲導犬には向いていなかったというだけのことです。それぞれ素晴らしいものを持っています。みんな違っていて当たり前。その犬らしく生きることが輝くということで、それは、人間にも言えることだと思います。私たちも、まずは、なりたいものを目指しましょう。でも、目指しているものになれなかったといって、その人の価値が変わるものではありません。不合格犬がそれぞれの生き方に出会えたように、それぞれの道が必ず見つかると思います。歩む前にこそ道は開けていくのです。自分らしく精一杯生きることが、幸せにつながることだと思いませんか?』

 すてきな言葉ですね。みなさんも『自分らしさ』を大事にして、『自分らしさ』を発揮して、輝いていきましょう。

この本は図書館にあります。興味のある人、もっと詳しく読んでみたい人は、図書館で借りて読んでみてくださいね。
 他にも、みなさんの興味のある事柄や言葉、気になる事柄や言葉から、「読んでみたい」と思える本を探してみてください。きっと素敵な本が見つかると思います。

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