食育の日(7/19)
今日は,19日ですね。毎月19日は『食育の日』です。「食育の日」は、食育推進運動を継続的に展開し、食育の一層の定着を図るための機会として定められました。「食育の日」には全国各地で様々な食育を広める活動が展開されています。
そんな食育の日の今日の給食は「夏野菜たっぷりメニュー」です。さて,今日の給食のどれが夏野菜でしょうか?とうもろこしや,カレーに入っているなす,いんげん,トマト,にんにく,サラダに入っているきゅうりなどが夏野菜です。 旬のものを食べることは理にかなっています。野菜は、旬の時期に一番栄養価が高く、不思議とその時期に身体に必要な栄養素が詰まっています。夏野菜には、水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く、身体にこもった熱を身体の中から冷やしてしてくれます。 暑さに負けないように,残さず夏野菜たっぷりメニューを食べましょう。 文責:栄養士 六間口 きゅうり(7/18)
きゅうりの原産地はインド北西部のヒマラヤ山ろくです。胡瓜の「胡」は「西域」を表し、中国から見て西にある瓜という意味です。日本へは10世紀以前に遣唐使によってもたらされました。当初は薬用に使われていたようで、野菜として定着したのは江戸時代末期からです。96%が水分でできており、夏の暑さでほてったからだを冷やし、食欲のないときでもさっぱりと食べられます。
今日は,きゅうりなどを甘酢で和えてあります。酢は,みなさんの体の疲れをとってくれるのにとても良い働きをしてくれています。今日は残さず食べてくださいね。 文責:栄養士 六間口 世界の五大食用作物の一つ(7/17)
今日は,野菜汁の中に「じゃがいも」が入っています。じゃがいもは,世界の5大食用作物の一つです。日本には,17世紀のはじめに伝わり,当時「ジャガタラ」と呼ばれていたインドネシアのジャカルタから,オランダ船で長崎に運ばれてきたため「じゃがいも」という名前がつきました。植物は,主に葉の部分で日光と空気中の二酸化炭素,そして根から吸い上げた水を使って光合成をおこない,でんぷんを作り出しています。でんぷんは植物が生きていくために使われ,残ったでんぷんは地下の根やくきにためこまれ,これが「いも」になります。つまり,いもは,地下に伸びた根や茎の一部が大きくかたまりになったものです。じゃがいもは,茎が大きくなったもので,さつまいもは根っこが大きくなったものです。
文責:栄養士 六間口 チンジャオロース(7/16)
今日は,「チンジャオロース」が出ています。チンジャオロースは,細く切ったピーマンや肉をいためた中国料理です。「チンジャオ」は,からみを抜いた唐辛子(ピーマン)を指し,「ロー」は肉,「スー」は細切りという意味です。今日は,2つの色の違うピーマンが入っていますね。ピーマンには,目の働きを良くする成分や,かぜなどの病気にならないようにする成分があります。ピーマン苦手という人もいると思いますが,昔に比べると品種改良されてずいぶん食べやすくなっています。今日はお肉やごはんといっしょに食べてくださいね。
文責:栄養士 六間口 ドライカレー(7/12)
今日は,ドライカレーの中に「ほしぶどう」が入っています。
ほしぶどうは,熟するまで樹におき,天日または乾燥機で干して作られています。鉄をはじめとするミネラル類を高濃度に含むため,体力を回復させたいときや,みなさんのような成長期に最適な食品です。今日は,カレーと一緒に食べてくださいね。 文責:栄養士 六間口 給食クイズ2(7/11)
‹給食クイズ›
今日は,セレクトおかずの日です。パンにはさんで食べてくださいね。 給食のパンは,どのような材料で作られるのかというと,主な材料は,強力粉,塩,ショートニング,脱脂粉乳,パン酵母と,もう一つ調味料が入っています。 さて次のうちどの調味料が入っているでしょうか? 1.砂糖 2.しょうゆ 3.みりん 給食クイズ(7/10)にぎす(7/9)
今日の給食ででている魚は,「にぎす」という魚です。にぎすは,日本海側でとれる魚です。水深100〜400メートルほどの海底に住み,キスという魚と同じようなかたちですが,目が大きいため『めぎす』ともよばれています。
味付けは酢を使っています。酢は,食欲を増進し,疲労を回復させる効果もあります。 よくかんで残さず食べてくださいね。 文責:栄養士 六間口 夏野菜の卵とじ(7/8)
今日は,「夏野菜の卵とじ」が出ています。使われているお肉は,「牛肉」です。牛肉は,食品からしかとれない必須アミノ酸を豊富に,バランス良く含んでいる食品です。牛肉は,鉄も多く含まれています。鉄は,体中に酸素を送るために重要な栄養素です。鉄は吸収されにくい栄養素ですが,牛肉に含まれている鉄は体に吸収されやすくなっています。今日は野菜と一緒に残さず食べてくださいね。
文責:栄養士 六間口 枝豆(7/5)
今日のごはんには,枝豆が入っています。みなさんがおうちで枝豆を食べるときは,お皿いっぱいに枝豆を盛り付けて食卓にならんでいるのではないでしょうか?新潟県では当たり前の光景ですが,他県では,こんなに食べないようです。食べ過ぎると消化に良くないのですが,夏に旬をむかえるおいしいやさいなのでぜひおうちでも味わってくださいね。枝豆は大豆になる前の未熟な豆なので豆類だと思いがちですが,野菜の仲間になります。大豆には含まれていない栄養もあるので残さず食べてくださいね。
文責:栄養士 六間口 にら(7/4)
マーボー豆腐には,「にら」が入っています。夏バテせずにスタミナをつけたい今の時期にとってはかかせない野菜です。
にらは,ビタミンB1の吸収率を高めるので豚肉などと一緒に食べることで効果を発揮します。ビタミンB1があると,体の中で糖質をスムーズにエネルギーにかえてくれます。マーボー豆腐は,にらと豚肉が使われているのでご飯と一緒に食べるといいですね。今日も良くかんでいただきましょう。 文責:栄養士 六間口 大豆(7/3)
今日の給食には,大豆が使われています。給食には毎日のように大豆が登場しますね。これほど大豆が使われるのは,大豆は栄養価が高く,植物性たんぱくしつも豊富だからです。骨を強くする「イソフラボン」や,便秘を防ぐ「サポニン」,脳を活性化する「レシチン」などが含まれています。成長期のみなさんにはかかせない食材です。今日も良くかんでいただきましょう。
文責:栄養士 六間口 にくじゃが(7/2)
にくじゃがには,豚肉が入っています。豚肉に豊富にふくまれるビタミンB1は,わたしたちが思っている以上に体内で多く消費されています。ビタミンB1は,糖質を体の中でエネルギーとして使うときに大活躍する栄養素です。特に脳は,ぶどう糖のみをエネルギー源にしているので,多くのビタミンB1が必要です。また,甘いもが好きな人やよく運動する人もビタミンB1が必要になります。疲労回復に,ビタミンB1はかかせない栄養素です。夏バテを防ぐためにも残さず食べましょう。
文責:栄養士 六間口 7月の給食目標(7/1)
今日から7月ですね。7月の給食の目標は,
「望ましい食事とおやつのとり方を知ろう」と,「衛生に気をつけた食事をしよう」です。夏は,食欲が落ちて何も食べたくないという人もいるかもしれませんが,しっかり食べないと夏バテになってしまいます。暑い夏こそ,しっかり食べて栄養補給して暑い夏をのりきりましょう! きょうは,アップルシャーベットがでていますね。 「一日一個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがあるように,りんごにはさまざまな効能があります。りんごは,腸の働きをととのえたり,脂質の吸収をおさえて生活習慣病を予防したりする働きがあります。 文責:栄養士 六間口 チャプチェ(6/28)
「チヤプチェ」は,韓国の料理です。17世紀初期の朝鮮王国時代に誕生した料理で,当時の王様「光海君」が王宮で宴会を開いたときに,家臣の一人がこの料理を考え,王様に献上しました。王様はあまりのおいしさに感激し,料理を献上した家臣に財務長官の地位を与えたのだそうです。
この頃作られたチヤプチェは,野菜ときのこ,たけのこくらいしか入っていませんでしたが,中華料理の影響を受け,だんだんと変化していって,今日のような春雨を使った料理になりました。 また,本場の韓国では,日本でよく食べられている緑豆のでんぷんからできた春雨とは違い,さつまいものでんぷんを使って作る太い春雨を使っています。 文責:栄養士 阿部 綾 メロンパンという名前の由来(6/27)
「メロンパン」という名前は,どこからつけられたのでしょうか。
いくつかの説があります。表面のビスケット生地が網目もようで,マスクメロンに似ているから,というものや,「メレンゲパン」がなまってメロンパンとなった,生地にメロンの香りがつけられていたから,などの説がありますが,どれが正解かはわかっていません。とりあえず最初から,メロンパンにはメロンは使われていなかったことは確かです。 大正時代ころに,日本で最初に作られたメロンパンは,今のように丸い形ではなく,洋食店でチキンライスなどの形をつくる細長いアーモンド型の型抜きを使って作られていました。これが当時メロンとして売られていた「まくわうり」の形に似ていたため,メロンパンになったのではないか,といわれています。 今のように丸い形になったのはもっと後からです。外国からマスクメロンが輸入されるようになると,まくわうりはしだいに姿を消していきました。 一般的にメロンといえば,マスクメロンの丸い形になったので,メロンパンも丸いほうがイメージに合うようになり,パンも丸く作るようになったのでは?ということです。 この頃,メロンパンとは別に,太陽をイメージして作られた「サンライズ」と呼ばれていた丸いパンがありました。この「サンライズ」がメロンパンとよく似ていたため,だんだんと混ざって丸いサンライズをメロンパンと呼ぶようになったという説もあります。今でも関西や四国の一部では「サンライズ」と呼ばれる丸いパンがあるそうですよ。 文責:栄養士 阿部 綾 切り干し大根(6/26)
切り干し大根は,秋の終わりから冬にかけて,収穫しただいこんを細く切り,太陽の下で自然乾燥させて作ったもので,冬,野菜が少ないときのために,と考えられた保存食です。太陽の光をしっかり浴びていますので,生のだいこんより甘みが増しています。
現在では九州の宮崎県でたくさん作られています。宮崎県では細長く切っただいこんを干して作りますが,他の地方で作られているものには,輪切りにしたり,縦に切ったりしたものもあります。 日光に当てて干すことにより,生のだいこんよりも,カルシウム,鉄,ビタミンB1,ビタミンB2などの栄養が増えています。また,食物せんいもたくさんとれるので,「健康食品」として見直されています。 文責:栄養士 阿部 綾 身近にあるカルシウム(6/25)
みなさんは「カルシウム」という栄養を知っていますか?また,それを見たことはありますか?じつは,カルシウムでできたものは,みなさんのまわりにたくさんあって,みたこともあるはずなんですよ。
ここでクイズです。次のうち,カルシウムでできていないのはどれでしょう。 1 貝殻 2 チョーク 3 人や動物の骨や歯 4 ダイヤモンド 5 グランドに線を引く石灰 キムタクごはん?!(6/24)
今日のご飯は「キムタクごはん」といいます。有名な国民的アイドルと同じ名前ですね。どうしてこんな名前がついたのか・・・は入っている具を見ればすぐにわかりますね。「キム」チと「たく」あんが使われているからです。
じつはこのご飯は,新潟県の隣の県,長野県塩尻地区で大人気の給食メニューです。みんなが漬物をおいしく食べられるように考えられたご飯なのだそうです。 キムチやたくあんなどの漬物に使われている野菜は,漬けることでかさが減り,生の野菜よりたくさんの食物せんいをとることができます。食物繊維は,腸のそうじをしてくれる大切な栄養素です。また,漬物に含まれる乳酸菌も,腸の働きを高めて,消化吸収をよくしてくれます。さらに漬物には,骨を作るカルシウムもたくさん入っています。 ちょっと塩分が高いところが問題ですが,食べ過ぎなければ,漬物は体によい食べ物なのです。独特のにおいや,すっぱい味が苦手な人もいるかもしれませんが,漬物はご飯といっしょに食べると,とてもおいしく,ご飯がたくさん食べられますよ。 文責:栄養士 阿部 綾 ビタミンCと一緒に鉄分を取ろう!(6/21)
人間の体でも「鉄」が必要なことを知っていますか?もちろん,鉄をそのまま食べるわけではありませんが,成長期のみなさんにとって,食品に含まれる鉄は大切な栄養素なのです。
私たちは,体が大きくなるのに合わせて,体の中の血液の量も増えていきます。鉄は,血の中の成分,赤血球の材料に使われるため,血液の量が増えると,必要になる鉄の量も多くなります。また,激しい運動をするとたくさんの鉄が使われてしまいます。食べ物からとる鉄は,体に吸収されにくいため,意識してとらなければ足りなくなってしまうのです。 鉄を多く含む食品には,レバーや赤身の肉,魚,ひじき,大豆などがありますが,植物からとるより,動物性の食品に含まれる鉄のほうが吸収されやすいといわれています。また,吸収しにくい鉄ですが,野菜やくだものにたくさん入っているビタミンCといっしょに食べると吸収率が高くなるので,ふだんの食事でも野菜やくだものを積極的に取り入れたいですね。 文責:栄養士 阿部 綾 |
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