里いも「きぬおとめ」(1/28)
山でとれる「山いも」に対して、里で作られるいもなので「里いも」とよばれるようになった里いもですが、さいばいがさかんなのは千葉県や宮崎県などです。わたしたちの住む新潟県も全国6位の収穫量があります。特にさいばいがさかんなのは五泉市で、“きぬおとめ”というブランド名で全国各地に出荷されています。その次に出荷量が多いのが新潟市です。
里いもは、中心になる“親いも”のまわりに“子いも”ができて、さらに“孫いも”ができていきます。こんなふうに、どんどん増えていくようすが縁起がよいということで、お正月やおいわいのごちそうに使われています。 じゃがいものように長く日持ちしないので、たくさん収穫される秋から冬にかけてよく食べられています。 里いもに一番多くふくまれているのはでんぷんで、体を動かす力のもとになります。ぬるぬるとしたぬめりは、「ガラクタン」や「ムチン」とよばれる成分で、胃のねんまくを守ったり、腸の働きを活発にしたりしてくれます。他にも、高血圧をよぼうするカリウムや食べすぎをふせぐ食物せんいもたくさん入っています。 文責:栄養士 阿部 綾 |
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