皆さんよいお年を
おはようございます。今日も素晴らしいあいさつですね。1年のしめくくりにふさわしい、立派な態度で待っていてくれましたね。また、聞く姿勢もいつものようにとってもいいです。
2012年もあと10日となりました。学校でのお勉強は今日で終わり、明日から冬休みです。冬休みは、クリスマスやお正月があって、楽しみですね。 今日はお正月のお話をしたいと思います。 「1年の計は元旦にあり」などというように、1年の節目として、日本人は正月をことのほか大切にしてきました。昔から、正月には年神様という新年の神様が各家庭に降りてきて、1年の初めに1年の幸せをもたらす、と考えられてきました。その年神様から、1年の幸運を授けてもらうために、人々はさまざまなことをするようになりました。たとえば、年末には大掃除をしますね。きれいなところに年神様を迎えようというわけです。皆さんも自分の部屋やいつも過ごす場所くらいは、片付けましょうね。 門松を見たことがありますか。門松は、年神様が降りてくる目印として、木をたてたのが始まりだそうです。しめ縄も年神様が降りてくるのにふさわしい、神聖な場所だということを表したのだそうです。 さて、皆さんが楽しみにしているお年玉はどうでしょう。もともとお年玉は年神様からの贈り物を意味しました。年神様に備えたお餅をおろして、年少者に分け与えたのが始まりといわれます。今はお金でもらうことが多いですね。年神様からの贈り物ですから大事に使いましょう。 このほかにも、お正月の行事にはいろいろな意味があります。興味のある人は、辞書やインターネットなどで調べてみてください。 新年になったら、この一年は新しい気持ちで、「これをがんばるぞ」という決意をしてください。年神様もきっと応援してくれますよ。 最後に、いつもお話ししている命を大切に。交通事故や火事に注意しましょう。健康に気をつけて、元気に過ごす冬休みにしてください。来年が皆さんにとって素晴らしい年になりますように。では、よいお年をお迎えください。終わります。 (参考:飯倉晴武編著「日本人のしきたり」、青春新書、2003) コメント入力
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