「のっぺい」の中には?(10/26)
「のっぺい」は新潟県に古くから伝わる郷土料理です。2007年に農林水産省により、郷土料理100選に選ばれた新潟県を代表する料理ですが、実は「のっぺい」という料理は島根県や奈良県、長野県など他の県でも郷土料理としてよく食べられているのです。
新潟県ではとうふ、とりにく、にんじんやさといもなどの根菜を煮て、さといもの自然なぬめりを出したお汁ですが、他の県ではくず粉などをつかってとろみをつけます。とろみをつけるのは、汁を残さず食べる工夫なのだそうです。 もともと家庭料理なので、地域や家ごとにいろいろな具をいれたり、だしが違ったりします。新潟県は鮭やイクラを入れることが多いようです。みなさんの家の「のっぺい」はどんなものが入っているでしょうか。 郷土料理は、長い時間をかけて親から子へ、そして家庭や地域へ受け継がれてきた料理ですから、いつまでも残していきたいですね。 文責:栄養士 阿部 綾 |
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