二上まなび交流館での野外学習午前中は、3班に分かれて野外炊飯を行いました。かまど係に立候補したのは、どの班も女子で、薪を使った火起こしに積極果敢に取り組みました。指導員の先生方も「かまど係が全員女子って珍しいね。」と言われました。説明で聞いた手順どおり、熱さをものともせず、うちわで真剣に扇ぎながら、種火から上手に薪に火を移すことができました。一方、炊事係は、男子が多く、始めにお米を研ぎ、その後カレーの材料を切りました。初めて包丁を使う子もいましたが、お互い、上手だねとか、家でも手伝ってるからとか、言い合いながら楽しく材料を切っていきました。 最初に、かまどにお釜を乗せ、ご飯を炊きました。あまり蓋を取らないで、湯気やふきこぼれの様子などをじっくり見ながら、お釜を火から外すタイミングを教えてもらって、おいしいご飯を炊き上げました。その後、カレーの鍋を火にかけました。ジャガイモはすぐ柔らかくなったのに、ニンジンは案外堅くて時間がかかりました。煮え具合を見ながら、肉を入れたり、カレールーを混ぜたりするのが、女子はさすがに上手でした。緑の木々に囲まれて食べるカレーライスは、とてもおいしく、何杯もおかわりをしました。学校や教育センターからたくさんの先生方が来てくださって、一緒に食べることができたのが最高でした。 午後は、まなび交流館の周りを巡る「ミニオリエンテーリング」を行いました。設置してあるポストの片仮名を記入しながら、山道を登ったり下ったり、草むらの中を探し回ったりしました。遠いところや見つけにくいところのポストの得点は高く、合計得点を競うものでした。木の陰に隠れていたポストを見つけた時は、うれしくて歓声を上げました。結果発表では、1位から3位と順位はつきましたが、みんながんばったという充実感でいっぱいでした。 この野外学習では、みんなで協力することの楽しさを味わい、高岡地域の適応指導教室の仲間との友情も深まりました。「次の機会にまた会おうね。」と約束しました。 通級生の俳句より ・カレー作り ジャガイモ一つに 苦戦する ・鍋磨き 手があれるほど 磨いたよ ・火の近く 寄ってやられる わたしの目 ・煮えるまで 遊んだゲーム 盛り上がる ・野山駆け 班で取った 九十五点 ・勝ちたかった オリエンテーリング 心残り ・負けたけど 仲間の絆 強くなる |
|