一足早く新校舎施設紹介(3) 6/21(火)
施設紹介3回目の今回は,「ワークスペースに隠されたヒミツ」です。
最初にこれまでのおさらいをしますと,一番奥に見える扉が,教室棟とトイレ・手洗い場・階段等の移動・休憩スペースを区切る扉。 写真のフロアは単なる廊下ではなく,ここでも作業学習,グループ学習等がダイナミックに行われるワークスペース(仮称)でした。 今回注目していただきたいのは,「柱」です。 現在コンクリートむき出しのままですが,ここに洒落た内装が施されます。 それは壁紙。ここに,この亀田東小ならではの壁紙が施されるのです。 その正体は亀田縞。 ここで,亀田縞の歴史について簡単に説明いたします。 江戸時代に農民の作業着として愛用された亀田縞は,明治から昭和初期にかけ,最盛期を迎え,全国的にもその名が知られるようになりました。 しかし,織物の機械化,化学繊維の台頭から,亀田縞は衰退していき,最盛期で600件あった織物屋も現在ではわずか2件…。 そんな折,亀田町という名称が,新潟市に合併され消えてしまうといったことなどから, 「亀田縞をこの世に残すには今しかない!」 と2つの織物業者が立ち上がり,紆余曲折を経て平成17年,ついに再び亀田縞がこの世に送り出されることになったわけです。 現在では,大手通販サイトでも専用コーナーが設けられるほどに知名度も上がり,そのデザイン,機能も高く評価されるまでに至りました。 ちなみに,本校の子供たちは,ゲストティーチャーからもおいでいただき,4年生の総合学習でこの亀田縞について学びます。 今回,校舎の柱に亀田縞が全面的に使用されることで,子供たちは,亀田縞にかける熱い思い,故郷の誇りを肌で感じながら,日々過ごすことになるわけです。 総合学習の中身も,より充実したものとなりそうです。 文責;教頭 阿部 *なお,亀田縞の復活,生産にかかわる2社のサイトを御紹介いたします。 御覧いただくと,亀田縞にかける思いや歴史等,さらに研鑽を深めること間違いなしです。 中栄機業有限会社 http://www.kamedajima.com/ 立川織物工場 http://kakuto.to.cx/index.html コメント入力
|
|