重陽節
香港の人々にとって大きな意味のある10月の祝日,2つ目は<重陽節>〜10月5日
これは「漢」の時代に関係あるそうで,当時,中国で「9」は空と帝王を象徴する数であり,「9」は皇帝だけが使える数字でした。 また「9」という数字が陽の数とされ,農暦9月9日は「9」が2つ重なり縁起がいいので, 「重九(九が重なる)」や「重陽(陽が重なる)」と名づけられました。 ここで日本との違いを発見! 香港では「9」は「永久」の「久」と発音が近いので,長寿になるという意味合いで縁起の良い数字なんですね。 他にも日本では「末広がり」であることから「8」が縁起がいいとされていますが, 香港でも「8」は「發財」の「發」と発音が近いので,財産が増え,経済的に豊かになることに関して縁起の良い数字とされていると,大埔校に勤務している香港人の方から聞いたことがあります。 重陽節には山を登って詩を作りながら楽しむ「登高」という風習があるそうです。 その他、菊の花を鑑賞したり、祖先に新米での祭礼を上げたり,お墓参りをしたりする習慣もあるんですって。 先ほど,実際に祈りをささげている方を見かけました。 長いお線香3・4本に火をつけ,言葉を唱えながら何度もおじぎをしていました。 御先祖様も喜んでいることでしょうね。 左側に果物やひょうたんのようなものが高く積まれ,お供えされていました。 前回の国慶節のような大々的なイベントはなくても,今日見かけたような香港の人たちの生活に根づいている文化にふれることができて,とっても有意義な重陽節でした。 祝日のルーツを探ると,歴史の教科書で見たことのある言葉が出てくることが,面白いなあと感じた重陽節の昼下がりです♪ 今月末の運動会に向けて,盛り上がりつつある大埔校です。 かんたえ コメント入力
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