最新更新日:2024/06/05 | |
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厨川力
厨川中学校で学ぶ生徒に身に付けてほしい力を『厨川力』と呼ぶことにしました。
では『厨川力』とは何か。 [く・り・や・が・わ]の5文字から始まります。 ■[く]は「苦労を厭わず」です。 苦労をして何かを得ることよりも、楽をして手に入れようとする風潮があります。 苦労して得たものは容易には無くなりませんが、楽をして得たものは無くなりやすいものです。他人の幸福のために苦労を嫌がらず努力する人は、心が豊かになり、人生の真の喜びを味わえます。「苦労は人を育てる」ともいいます。 苦労を嫌がらず努力できる力を身に付けてほしいのです。 ■[り]は「理想を求め」です。 話をしていると、時々「どうせ無理」とか「どうせ俺なんか」という人がいます。 自分の可能性を過少評価し、できない理由を言う。それでは人生が豊かになりません。できない理由など言わず、今できることを精一杯やることが豊かな人生への第一歩です。 たとえどんな境遇にあっても、真理を愛し、真理を求め続けること。そのことが、理想をもって自分の人生を切り拓く原動力となります。 理想を求める力を身に付けてほしいのです。 ■[や]は「やり遂げる」です。 発明王のエジソンは「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう1回だけ試してみることだ。」と言っていました。 また、「もちろん、生まれつきの能力の問題もまったく無視はできない。それでもやはり、これはおまけみたいなものだ。絶え間なく、粘り強く努力する。これこそ何よりも重要な資質であり、成功の要といえる。」とも言っていました。 皆さんにも、絶え間なく粘り強く努力する力、諦めずにやり遂げる力を身に付けてほしいのです。 ■[が]は「学を楽しみ」です。 「学を楽しみ」の「学」は、数学や科学の学、学校の学です。訓読みすれば「学ぶ」です。学ぶことを楽しむということは、「知らないことを知る喜び」や「見えなかったものが見えるようになる喜び」などを楽しむということです。 人は嫌々やっても身につかないように出来ています。あることを身に付けようとするなら、そのことを楽しむことです。先生方も、君たちが楽しく学べるように授業を工夫します。 学ぶことを楽しむ力を身に付けてほしいのです。 ■最後の[わ]は「笑いあふれる」です。 「笑う角には福来る」とか「笑いは百薬の長」とか言います。幸せだから笑うんじゃなくて、笑うから幸せになれるのです。 とはいえ、人生、楽しいことばかりではなく、辛いことや苦しいこと、じっと我慢して耐えなければならないこともあるでしょう。しかし、どんな状況でも「笑い」に転換できる強さこそ、生きるために一番大事な人間力です。 笑顔は自分だけでなくその周囲をも明るくさせてくれます。暗い顔でいるよりも笑顔でいる方が、人生を楽しく豊かに過ごせます。 いつでも笑顔でいられる強さを身に付けてほしいのです。 こうした願いを込め、「〈く〉苦労を厭わず〈り〉理想を求め〈や〉やり遂げる〈が〉学を楽しみ〈わ〉笑いあふれる 生きる力」が『厨川力』です。 「苦労を厭わず 理想を求め やり遂げる 学を楽しみ 笑いあふれる 厨川中学校」をキャッチフレーズにしたいと思います。 最後の「厨川中学校」は建物や施設のことではありません。皆さん、一人ひとりのことです。一人ひとりが厨川中学校を代表しているということを意識して行動してほしいと思います。 |
盛岡市立厨川中学校
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