最新更新日:2024/05/31 | |
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ちょっといい話
「風の電話」
東日本大震災から5年、大津波により壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町。町には海を見下ろせる高台があり、その庭園には不思議な佇まいをした1台の電話BOXがあります。その名は「風の電話」。 「被災者の心の助けに」との思いから設置され、これまでに1万人以上もの方が、この場所を訪れています。中にあるのは、回線のつながらない黒電話と1冊のノートだけ。 しかし、この何処につながることもない電話をかける為に、この場所を訪れる人の数が途絶えることはありません。「風の電話」では、お亡くなりになった、あるいは行方不明になっているご家族やご友人と、もう一度言葉を交わしたいと願う人々が、ここで受話器を握り「会話」をします。 電話機の横には「風の電話は心で話します。静かに目を閉じ耳を澄ましてください。風の音が、又は浪の音が、あるいは小鳥のさえずりが聞こえたなら、あなたの想いを伝えて下さい」と記されています。 □ ノートに記載されていた訪問者のメッセージの一部です。 ○「会いたくて、会いたくて、声が聞きたくて来てみました。もう痛くないよね、苦しくないよネ」 ○「(小さな子どもの字で)お母さん、どこにいるの? 早く帰ってきて! 待ってるからね」 |
犬山市立楽田小学校
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