故・有田先生の模擬授業のビデオで、あらためてその素晴らしさに感動する

来週末に開かれる「第2回教育と笑いの会」で皆さんにお見せする、故・有田和正先生の模擬授業のビデオの編集作業を行いました。50分近くあるものを20分ほどにするのですが、有田先生のユーモアが伝わるものにするということで、思った以上に大変な作業となりました。
編集のために何度も何度も有田先生の授業を見ることになるのですが、その素晴らしさに感動します。今回はユーモアがテーマなので、そこをクローズアップするという方針だったのですが、どうしても授業としての素晴らしさもきちんと伝えたい気持ちになります。

実はこの模擬授業は有田先生が公の場に立った最後の時のものです。この日は体調が悪く、控室では舞台に立てるのか心配なご様子でしたが、笑顔いっぱいの模擬授業でほっとしたのを覚えています。今回ビデオを視聴していると、移動している時などに小さく「ぜえぜえ」という苦しそうな息遣いが聞こえてきます。表情は笑顔ですが、相当にお苦しかったようです。そのことに気づいて、今更ながら有田先生の授業、教育に対する思いの強さを感じました。
模擬授業なのですが、ところどころ授業を離れて後進の先生方へのメッセージが語られます。今となって思えば、何か予感めいたことがあったのかもしれません。その言葉の重みをあらためて感じました。

私のつくったカット表をもとに、プロの方に編集作業をしていただきます。暫定版を見せていただきましたが、さすがという仕上がりです。当日は「故・有田和正先生の授業におけるユーモアを学ぶ」と題して、このビデオを元にユーモアとその教育的効果について有田先生と縁のある方も交えてお話をうかがいます。進行役として、どのような話を引き出せるか責任は重大ですが、精一杯努めたいと思っています。
もちろんこのコーナー以外にも、すばらしいプログラムがいっぱい詰まっています。参加を予定されている方には、楽しみにしていただきたいと思います。
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