ねらい

生命尊重

【豊橋市立青陵中学校】人権週間から「いじめ」について考えよう

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 12月4日からの人権週間にあわせて、「いじめ」についての学年道徳集会を行いました。体育館で、コの字型に座り、意見を述べる生徒がそれぞれ前にあるマイクまで出てきて話をするという形式です。
 始めに、人権週間についての説明があり、生徒たちは人権という言葉から連想されることを発表しました。そして、その中から「いじめ」について取りあげました。「いじめ」になるのはどんな行動からか、「いじめ」が原因で起きる被害は何かを考え、更にいじめる側の心の状態についても話し合いました。
 いじめられている場面に出くわしたとき、いじめられていると一見して気づかない場合があります。また、いじめがいけないことはわかっているのに、いじめが起きるのはなぜなのか、生徒一人一人に、いじめられるとどんな気持ちになるだろうかを考え、発表してもらいました。すると、いじめている人はいじめていることに気がつかないことや、いじめられると「学校に行けなくなる」「自傷行為をしてしまう」「自殺をしてしまう」といった意見が出てきました。そこで、いじめはいけないことを学年全体で確認した後、なぜ「いじめ」をしてしまうのかも考えました。すると、「気の強い人に気に入られるため」「自分を守るため」といった意見が出てきました。
 集会の締めくくりには、「いじめ」の構図の説明と、「いじめ」は人権侵害であることを司会者の教員から伝え、教室に戻って個人の振り返りを行いました。
 生徒の振り返りからは、「いじめ」はいじめる側がおもしろ半分であっても、相手にとっては心を大きく傷つけられるものである。いじめをなくすために、誰もが安心して過ごせる学校、学年集団にしていかなければならないということが書かれていました。
 「いじめ」について、真剣に向き合うことができた学年道徳集会となりました。

【春日井市立鷹来中学校】わたしのせいじゃない?

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 3年生で、絵本「わたしのせいじゃない―せきにんについて―」を教材にした道徳の授業公開を行いました。絵本の中では、ひとりで泣いている子に対し、周りの14人の子供が様々な証言をしています。
「はじめたのは わたしじゃない ほかのみんなが たたきはじめたのよ わたしのせいじゃないわ」
「はじまったときのこと みていないから どうしてそうなったのか ぼくはしらない」
「そんなことがなかったら その子のこと ほとんどわすれていたわ なにもいわないんだもの」
 生徒たちは「いじめが起きているのではないか」とその状況を捉えました。改めて14人の証言をよく読み、「泣いている子をいじめているのは誰なのか」について個人で考えました。そして、グループで考えを伝え合い、「何をもって『いじめ』をしたことになるのか」について意見を交わしました。「いじめている」「いじめていない」の線引きから始まった議論は、次第に「泣いている子の気持ちを考える」方向へと進み、話合い後の全体発表では、半数の班から「14人全員がいじめをしていると考えるべきだ」という考えが発表されました。
 この絵本では、後半部分に「ごみであふれる埋立地」や「紛争地域で武器を手に持つ子供」「原油にまみれた渡り鳥」「栄養失調の飢えた子供」など、世界の写真が列挙されています。授業では、後半部分の写真を見た後で、作者がこの本の副題を「せきにんについて」とした理由を考えました。
 生徒の意見です。「作者は私たちに世の中で起きているどんなことも他人事のように思ってほしくないということを伝えたかったのだと思う。その意味では、いじめも紛争も環境問題も同じだと思った。」
 目の前で起こる「いじめ」はもちろんのこと、世の中で起こる様々な出来事に対して、「自分事」として捉え、行動に移すような生き方ができる人物の育成を今後も目指していきたいと思います。

【瀬戸市立本山中学校】 ロウビル校生徒の受け入れ

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 本山中学校は、オーストラリア・メルボルン市近郊のロウビル・セカンダリー・カレッジと友好提携しており、2004年から国際交流活動を続けています。今年度は、ロウビル校から生徒8名、引率教員3名の計11名を9月19日〜25日まで受け入れました。3年前から友好の証しに襷(たすき)の受渡しを行っており、昨年の訪問時に渡した襷(たすき)が戻ってきました。生徒全員が、ロウビル校の先生の授業や生徒のプレゼンを4時間受け、グローバル感覚あふれる充実した1週間となりました。また、ロウビル校は、来日のたびに平和教育のため広島に寄ってから帰国しています。本校生徒が折り紙の鶴の折り方を教え、一緒に折った鶴を広島に持っていってもらっています。ロウビル校の生徒だけでなく、本校の生徒にとっても平和について考えるよい機会になっています。この交流は、英語の表現力やコミュニケーション能力を身につけるだけでなく、生徒が世界や未来を見つめ、社会で生き生きと活動するための資質の育成につながっています。

【一宮市立浅井南小学校】保・小連携仲間づくり活動

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 本校では、「心豊かな校区の子どもたちの育成をめざして〜保・小連携における仲間づくり活動を通して〜」をテーマに、保育園児と本校児童が一緒になって、地域における様々な活動に取り組んでいます。この取組を通して、これらの活動が地域の支えの上に成り立っていることに気づかせ、地域の一員としての自覚を高めるとともに、園児との交流の機会を各学年で意図的に設定し、他を思いやれる心豊かな子供の育成を図っています。
・1年生は、地域老人会の方から教えていただく「昔遊び」を園児に教えます。
・2年生は、地域の畑で園児と「さつまいもほり」をします。
・3年生は、地域の方と救出した「ヤゴ」を届けトンボに育てます。
・4年生は、地域の菊友会の方に教えていただきながら園児と「菊」を育てます。
・6年生は、地域の方から学んだ「伝統文化体験」から絵手紙を園児に教えます。
・5年生は、来年度に向けて園児を招いて仲間づくり活動のまとめとなる催物を開きます。
 年間を通しての取組となりますが、これまでに活動した児童からは「保育園の子が喜んでくれてうれしかった。」「すてきな仲間ができた。」などの感想が聞かれています。今後も心豊かな子供たちの成長につながるよう活動を進めていきます。

【新城市立新城小学校】思いがつまった「ぎょぎょランド」

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 新城小学校の校庭にある「ぎょぎょランド」には、湧き水を利用した池があり、カワムツやアブラハヤ、ヨシノボリなど、地域の川にすむ多数の魚がいます。池の周りには、たくさんの花木が植えられ、子供たちに人気のスポットとなっています。「子供たちや地域の方の憩いの場をつくろう」という願いが込められている「ぎょぎょランド」。その歴史は、平成6年にまでさかのぼります。
 当時の写真を見ると、パワーショベルが掘った穴から子供たちが手作業で大きな石を運び出すなど、大工事であったことがわかります。その8年後には、橋や階段ベンチづくりなどの活動が行われました。しかし、年月とともに荒れ始め、水が濁り、蛇が現れる場所になってしまいました。
 そこで、平成25年度より、6年生の有志がGSP(「ぎょぎょランド」再生プロジェクト)を立ち上げました。地域やPTAにも協力を得て、約23メートルもの掘削で水脈にたどり着き、「水の流れる滝」を設置しました。また、安全に遊べるように池のかさ上げや排水溝の整備、人が集まる環境にするための看板の設置、花木の植樹等が行われました。今年の夏休みは、22名のボランティア児童が清掃活動をしました。活動を終えた子供たちは、「『ぎょぎょランド』の池がきれいになった」「地域の方もたくさん遊んでほしい」と満足そうでした。一緒に参加した保護者も「この場が子供や大人達の交流の場になってほしい」と話していました。GSPの活動は、「場の再生」という目的にとどまらず、「すてき」なことをしようと、子供と大人がつながりをもち、互いに成長していけるよさがあります。そのよさを、「ぎょぎょランド」に集まった子供や大人達が受け止め、さらに広がっていくことを願います。

【刈谷市立日高小学校】自他の命を大切にできる児童の育成<小学3年>

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 本校では、小学3年生の児童に対して、複数の道徳の授業を関連づけて、よりよい集団を自ら作ろうとする児童を育てる教育実践を実施した。
 第1時は、教材「ぼくの妹に」を用いて、D−(18)「生命の尊さ」の授業を行った。兄弟を欲しがっていたひろき君が、病気がちの体で生まれてきた妹のみすずさんと生活する物語を通して、命の大切さについて考えた。その上で、「命を育てたり、いただいたり、命をもつものと関わったりするとき、大切なのはどんなことか。」と問うと、
 ・大切に育てる   ・人を大切にする   ・面倒を見る   ・やさしくする
 ・命に「ありがとう」と思いながら食べる   ・気持ちを考える
などの意見が出て、命の大切さについて深く考えることができたと感じた。
 続けて、教材「分けへだてをしない」を用いて、C−(12)「公正、公平、社会正義」の授業を行った。「みんながしているから、□□君を無視しよう」と言われる場面を児童たちに提示し、そのような場合はどうすればよいのかを、問題解決的に考えさせた。児童たちは自分事として考え、次のような解決法を考えることができた。
 ・「無視しない方がいいよ」と言う   ・「無視しなくていいじゃん」と言う
 ・「□□くんがかわいそうだからやめよう」と言う   ・「僕はしないよ」と言う
 その上で、「分けへだてをすると、どんな問題があるのか。」と児童に問うと、
 ・みんなに迷惑になる  ・けんかになる  ・された子がとても嫌な思いをする
 ・悲しい思いになる  ・いじめになる  ・トラブルになる
などの意見が出て、「みんなの命」の大切さについて深く考えることができたと感じた。
 心の教育活動を今後も継続して行い、自他の命を大切にできる児童を育てていきたい。

【豊橋市立玉川小学校】みんなは小鳥の「お父さん・お母さん」

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 本校では、3年生の子供たちが小鳥小屋のインコの世話をしています。3月に前年度の3年生から引き継がれ、張り切って仕事をしています。
 夏休みのある日、小鳥当番の子が登校してきました。仕事を引き継いで3か月。長靴をはき、マスクをつけ、手袋をして、早速仕事にとりかかりました。ふんの掃除、えさやり、水替え。決して広くはない小鳥小屋に入り込んで、汗をかきながらの大仕事です。「こうやってふんをとると、すばやくきれいにできるよ。」「水は外からやるとこぼさなくてすむよ。」など、わずか3か月で仕事の要領も得た様子です。「仕事、大変じゃない?」と質問をしたところ、ある子はこんなふうに答えました。「雨の日とか、今日みたいに暑い日とかは確かに大変だと思うけど、私たちがやらないと小鳥さんが困るじゃん。」「それにね、小鳥は、僕たちがえさをやる人ってわかってるから、寄ってきてくれるんだよ。」誇らしげに答える姿は、まさに小鳥のお父さん・お母さん。自分たちが世話をすることで小さな命を守っているということが自覚できているのだと思いました。
 低学年の子が、小さなアリを踏もうとしていたとき、「小さいけど生きているんだよ。いじめちゃだめだよ。」と教えていた3年生がいました。こうして、生き物の命を大切にする心が育ち、引き継がれていくことを願っています。

【豊橋市立五並中学校】豊橋・学校いのちの日読み聞かせ

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 五並中学校では、豊橋・学校いのちの日(6月18日)までの1週間に、毎年「いのち」に関する読み聞かせを行っています。
 昨年までは、教師が題材や本を選び、読み聞かせを行っていましたが、今年度は、図書委員が中心となり、読み聞かせも生徒が行うようになりました。全クラスを図書委員が分担して、3日間、連続して、朝の読書の時間に読み聞かせを行いました。
 上の写真は、2年生のクラスで、「白いやさしいゾウのはなし」という本を読み聞かせているところです。読み手の生徒もとても読むのが上手で、内容がよく伝わってきました。よく練習したことが伺えました。読み聞かせを受けた生徒からは、「白いゾウを見たことがないから、見てみたい。」「お母さんゾウは、息子を火事から守って死んでしまってかわいそうだったが、とてもやさしいと思った。」「自らの命を捨ててでも子ゾウを守ったところが、母親らしくてすごいと思った。」「容姿はちがうこともあるが、誰にでも一つはよいところがあるとわかった。」など、様々な感想が聞かれた。
 五並中学校は、この活動を、これからも地道に、長く続けていきます。

【豊橋市立高師小学校】いのちを輝かせよう!「笑顔のちから」

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 豊橋市では、毎年6月18日を「豊橋・学校いのちの日」と設定し、全市一斉に教師と子供たちが「いのち」の大切さを考える取り組みを行っています。
 本校では、学校自由参観日に合わせ、「いのち」をテーマにした保護者参加型の講演会を開催しています。本年度は、小児がんを克服したお子さんの保護者をお招きし、「笑顔のちから」という演題で講演をしていただきました。
 幼い頃に小児がんに冒されながらも、毎日を精いっぱい楽しみながら生きるお子さんやその家族の姿を映像から知った子供たちは、自分の生活と比較しながら真剣なまなざしで講話を聞いていました。また、どんなにつらい状況でも笑顔を忘れずに生きる姿に胸を打たれた様子の子供もたくさん見られました。
 講話を聴き、「何不自由なく生きているそのことが何よりも幸せなことだと思い知らされた」「これから、つらいことがあっても笑顔で乗り越えていきたい。いつも笑顔を忘れずに生きたい」という感想をもつ子がいました。
 これから、どんなにつらい逆境や困難にぶつかることがあっても、生きていることが何より幸せなことで、それらを乗り越えるために前向きに生きていきたいと思わせてくれる、有意義な時間となりました。

【飛島村立小中一貫教育校飛島学園飛島小学校】 心に人権の花を咲かせよう

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 本校では、毎年、村の人権擁護委員さんとともに「人権教室」を開催し、「命の大切さ」や「思いやり」について考える時間を設けています。今年は、東日本大震災により、ふるさとを離れて避難して暮らしている子供たちが差別やいじめを受けていることについて、人権擁護委員さんからお話を聞きました。被害を受けた子の言葉や、その母親の手記の朗読を聞いた後、「自分ならその子にどんなことができるか」を各自考え、グループで話し合いました。「『大丈夫?』と声をかける」「遊びに誘う」「先生や周りの大人に相談する」などの意見を全体の場で共有しました。
 「いじめは絶対にいけないし、自分も絶対にしないと誓いました」「困っている友達がいたら、私も声をかけて一緒に遊んであげたい」などの感想が寄せられました。
 また、今年度は、「人権の花運動」にも参加しており、5月に飛島村長さんや名古屋法務局津島支局長さん、村の人権擁護委員さんと一緒に、プランターに花の苗を植えました。「みんなの心にもきれいな花を咲かせましょう。」という児童会長の呼びかけに応じて、各クラスで協力し合って水やりをし、きれいな花を咲かせることができました。「水やりのタイミングや水の量が難しかった」「苗をしっかり深く植えることが難しかった」「水やりを忘れて、友達に助けてもらってうれしかった」といった感想が聞かれました。学園が華やかに彩られ、児童の心にも達成感が広がり、学園の生活がより明るく、より優しく進んでいるように感じます。育てた花は、役場や保育所、消防署など村内の施設や福祉施設に寄贈し、喜んでいただくことができました。
心の教育推進活動