「校長式辞」より


　　（略）卒業生のみなさんは、今日、この学舎を
　巣立ち、まだ見ぬ大地へ一歩、踏み出すことになります。
　あなたたちが生きていくこれからの道程は、必ずしも
　平坦な道ばかりではありません。向かい風の強さに、
　思わず引き返したくなることもあるでしょう。でも、
　どんなときでも、うつむかず、真っ直ぐ前を向き、
　自分の進むべき方向を自分の意志で判断してください。
　あなた自身の中にある羅針盤を信じて。（略）
　
　

　「校長式辞」より　

　（略）学びたくても学べない子どもが、
　今なお多く存在する諸外国。
　　学びたくても、生きていたくても、病によって、
　志途中で、人生の幕を降ろさざるを得なかった一人の
　かけがえのない仲間が、あなたたちにはいます。
　その仲間の思いも含めて、今、心の中にある自分の夢の
　実現に、力を注いでください。

　

　その８

　

　

　「校長式辞」より　　Ｃ組へ

　　県公立高校の入試が近づいたころ、Ｃ組の教室で
　道徳の授業をさせてもらいました。資料名は、
　「風に立つライオン」。自分の夢を叶えるために、
　たった一人、アフリカの地に赴き、無医村で医療活動に
　従事する若き青年医師の生き方をとおし、一人一人が
　自分の夢を実現することの難しさや尊さについて考え、
　意見を出し合いました。１時間の道徳で、あなたたちの
　人生に、少しだけ関われた思いがして、幸せな時間でした。
　野球選手、技術者、保育士、教師、夢はそれぞれ違っても、
　その実現のために、一人一人が「風に向かって立つライオン」で
　いてくれることを心から願っています。１時間だけ、
　学級担任に戻らせてくれてありがとう。

　

　その６


　
　

　「校長式辞」より　　Ａ組へ
　
　　
　　
　　決して広くはない西中学校のグランドを五色の竜
　たちが縦横無尽に暴れ回った西竜祭体育の部。例年に
　違わず、今年も盛況でした。カラー一丸となって練習
　取り組み、その成果を出し切ろうと、力の限り燃えに燃えた
　当日。その中で、観衆の目を釘付けにしたのは、青カラーの
　Ａ組でした。応援席の願いとは裏はらに、思い描いたとおり
　には進んでいかないカラー対抗の種目。途絶えた長縄。でも、
　そんな中にあっても、決して腐らず、勝ったチームに拍手を
　送っていたＡ組の仲間たち。勝つこと以上に、もっと大きな
　価値があることを、全員で示してくれました。本物のクラス
　の絆を見せてくれて、ありがとう。

　
　

　その４

　

　

　「校長式辞」より　　Ｄ組へ

　　部活動に燃えた、暑い夏も終わり、西竜祭一色に
　なった頃、逞しさを一層感じさせるようになっていた
　あなたたち。校舎中が、合唱に包まれたあの頃、異彩を
　放っていたのが、何といってもＤ組の合唱曲、
　「オーマイソルジャー」でした。「ゴメンナサイ　
　オカアサン　ホシイ　イノチガ　モウヒトツ　イキタイ　
　センソウノ　ナイクニデ」戦争の悲惨さ、親子の愛を
　切なくも力強く歌い上げ、お母さんたちの涙を誘った、
　Ｄ組の合唱。あなたたちの歌声には、人を感動させる心が
　ありました。西中の伝統、誇りでもある合唱を体育館中に
　響かせてくれてありがとう。

　

　その２

　
　

　「校長式辞」より　　Ｂ組へ

　　誰もが胸躍らせて迎えた修学旅行。旅先では、
　Ｂ組のバスに乗せてもらいました。修学旅行の
　バスの旅が安全なものになるようにと運転手さんに
　手渡された大きな手作りのお守りに、Ｂ組のみなさん
　の温かな心を感じました。ガイドさんの話を真剣に聞き
　入っていたＢ組の仲間たち。人への気配りのできる優しさ
　は、Ｂ組の学級カラーであると思っています。先日行った、
　お別れ遠足も、一緒でしたね。楽しい時間をありがとう。

　

　その３

　

　３年生から先生方に、心のこもった温かい言葉と

　手作りのパソコンカバーが贈られました。

　一人一人の先生方を思い浮かべながら作ってくれたであろう

　贈り物は、世界に一つだけの宝物です。

　本当にありがとう。

　

　卒業式に合わせたかのように、白木蓮が花を咲かせました。

　桜のつぼみも膨らみかけています。

　図書館からは、タンポポが顔をのぞかせています。

　いよいよ卒業式は明日です。

　

　
　

　今日は、県公立高校の合格発表の日でした。

　これまでの人生の中で、初めて岐路に立ち、

　自らの選択で試験に臨み、今日の日を迎えた３年生たち。

　今日という日を、また新たなる出発の日にしていけたら…と

　願っています。

　今朝も美しい富士山です。

　３月１１日、忘れてはいけない日を迎えました。

　亡くなられた方々の御霊に手を合わせるとともに

　生かしてもらっている命を力一杯輝かせていくことを

　生徒と共に約束したいと思います。

　その５

　

　その４

　

　

　ふきのとう、ムスカリ、クロッカス、

　オオイヌノフグリ、わすれな草…。

　春を運んでくる花たちが咲き出しました。

　

　薄紅色の梅が見ごろを迎えています。