最新更新日:2024/05/18 | |
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聞き上手
今年の重点目標「思いやりと支え合い」を実現するためにはどうしたらよいか、これまでも具体的な取り組み方について話をしてきました。今日のテーマは「聞き上手は会話上手」です。
会話では話し手と聞き手ができ、聞き手が上手だと会話は弾みます。会話が苦手という人も、皆が聞き上手になれば話しやすくなります。 聞き上手になるために、私は心のあり方が大切だと思います。具体的には、相手の話に興味や関心をもつこと、相手の話を受けとめること、そして相手に対するやさしさや思いやりをもつこと、を心掛けたいものです。 また、聞き上手になるために「相づち」が有効であるとよく言われます。「なるほど」「そうなんだ」「それから?」「そうだよね」「すごいね」というような一言が「ちゃんと聞いている」というサインとなって相手に伝わり、「相手が話を聞いてくれている」という安心感のようなものが「もっと話をしたい」という気持ちにつながっていくのだと思います。 人は、一人で生きているのではありません。他者との関わり合いを意識し互いの理解が深まるように努める、言い換えれば、お互いの存在や権利を認め合い尊重し合うような意識と態度を育んでほしいと思います。聞き上手は思いやり上手、聞き上手は支えあい上手です。(前期終業式) 第4ステージの目標の一つに「深化」があります。では何を「深めていく」のでしょうか。皆さんには、まず「自己理解を深める」ことを勧めます。この機会に、自分の長所、短所の双方とじっくり向き合ってみましょう。そして、自らの進路、将来の姿をじっくり考えてみましょう。 それから、一人ひとりが「学びを深める」ステージにしたいものです。学びを深めるためには「自己表現」「考えの共有」「振り返り」が大事です。日頃の学習において「知識や技能を蓄積する」だけでなく「自分の思いをもち、それを表現、共有することを通じて、新たな課題の発見につなげる活動」を意識して取り入れてみましょう。 具体的な取り組みのポイントは「活動的である(他者と関わり合う)」ことと「協同的である(相互に依存しながら、それぞれは自立している)」ことです。そして、他と関わり合う場においては、聞き上手であるとともに「学びの主体となる自分自身が見えている」ことが大切です。 「深化」の過程で、先が見えずに悩むことがきっとあると思います。しかし、いつか必ず道は開けます。(後期始業式) |
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