最新更新日:2024/05/17 | |
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運動会を終えて校長 長田 晃 5年生の作文より 繰り返しの鼓笛練習は、正直、暑くて肩が痛くて、何度もいやになって練習していました。けれども、運動会が近づくにつれ、見ている人に「すごいと言われたい。感動してもらいたい。」という気持ちに変わってきました。本番で特に気をつけたことが二つあります。一つは鍵盤の上げ具合です。上げすぎてもいけないし、下がると目立ちます。水平よりもほんの少し上がり気味になるよう努力しました。もう一つは大回転の動きです。ぼくは中心にいる一人なので、横の列十六人全員がなるべく一直線になりやすいようゆっくりと動くように意識しました。 発表が終わると、家族から「よかった、かっこよかったよ。」と言ってもらえてうれしかった。がんばることは大切なんだと思いました。 この男児は、自分と仲間が協力し共同してマーチィングを作り上げていく過程で、自己の高まり、友だちの高まりを感じ、集団としての練習の成果を「すごいと言われたい。感動してもらいたい。」という気持ちになりました。受動的な気持ちから能動的・主体的な「見てほしい」に変わってきました。他の子どもの作文には、大変な練習だったけど、今までで一番いい演奏ができた時、先生が半泣きする顔を見て「自分たちも一生懸命やればできるんだ。」という気持ちが表れていました。別の子は、色別対抗リレーの後で、いろいろな人が「速かったね。」と言ってくれとてもうれしかった。と綴っています。人との関わりを通して、教室では得られない充実感を味わうことができました。 この運動会のように、「教師がどれだけ教え、覚えさせたか。」ではなく、子どもが「何を感じ、どう学んだか。」をこれからも求めていきます。 それを支えるのは、ご家庭での支援です。この男児のように家族から褒められ、励まされることが何よりも大切なことは言うまでもありません。 今後も、ご支援ご協力をお願いいたします。 「つくる」ステージ校長 長田 晃 夏休みが終わり、学校には子どもたちの笑顔とにぎやかな声が戻ってきました。全員が元気に学習を再開できることをうれしく思います。 さて、千福が丘小では数年前より10月を境とした2学期制(前・後期制)をとり、2学期制の良さを生かした教育活動を工夫しているのですが、学期中途の夏休みは学習の連続性や子どもたちの目的意識を分断させてしまいます。けじめをつけ、新たな目標を持たせることも必要になります。そこで、本年度から、2学期制の中に年間を3期に分けたステージ制を導入しました。4月〜7月を「ひらく」ステージ、9月〜12月を「つくる」ステージ、1月〜3月「つなぐ」ステージとし更なる教育活動の充実を目指します。 学校は、一人一人異なった成育過程を経てきた子どもたちが集まって学び合う場です。その子らしいこだわりや素朴な疑問、思いや願いを素直にぶつけ合ったり、受け入れられたりする仲間との関わりの中で、その子にとっての考え方を深めたり広めたりします。ですから、一人一人の思いや言動が大事にされ、どの子にも自分の居場所・活躍場面を見つけ、生き生きと過ごさせることが大切です。子どもたちがそれぞれ悩んだり、迷ったりしながらも、自分の問題や目標に取り組む充実した活動が送れるよう「つくる」ステージでも千福小ならではのきめ細やかな指導を工夫していきたいと思っています。 |
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