最新更新日:2024/05/17 | |
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豊かな心を育む裾野市立東小学校長 杉 山 豊 彦 桜の咲くこの季節が四季の中で一番好きです。それは色とりどりの花が咲き、木々が芽吹き、土の中に眠っていた虫が這い出し、動物が動き回るなど生命力を感じることができ、何か新しいことを始めてみようという気分にしてくれるこの季節が好きな理由の一つです。平成23年度も106名の新入生を迎え、児童数681名、24学級の裾野市立東小学校がスタートしました。 さて、教育は社会の変化に対応するだけでなく、社会の変化を先取りし、先導する力をもっているとも言われます。 今年度、将来を展望した教育内容の基となる「学習指導要領」が改訂され完全実施されます。改訂された「学習指導要領」のポイントの一つに、豊かな心の育成があります。豊かな心を育むためには、道徳教育の充実は不可欠であることは言うまでもありませんが、人が人として生きていく上での根底に人間関係を豊かにすることがなければ、その具体化は難しいと思います。 豊かな人間関係は、学校・家庭・地域社会によって育まれることと思います。それぞれが、それぞれの教育環境を担っていますが、中でも「学校は最大の教育環境」と自覚しています。特に、心のふれあいや人間関係にかかわる教師の役割はとても重要だと思います。「人間性を豊かにする」ための研鑽を常に積み重ね指導の糧にしていきたいと思っています。 また、人としてよりよい生き方や豊かな人間性を育む「心の教育」を充実するには、感動や成就感などを実感する社会体験や自然体験等の体験活動が一層重要となります。 時代や社会が変化する中で、教育は変化に対応しつつ、継続性や連続性を保ってきています。 私たちは、この連続性を踏まえて子どもへの指導力をさらに高めながら、未来に生きる子どもたちを育てる教育を強く推し進めていきます。教職員一同、精一杯の努力をして参りますので、保護者の皆様方そして地域の皆様方のご支援とご協力を切にお願いいたします。 |
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