最新更新日:2024/06/03
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第1ステージ キーワードは『仲間づくり』

3月全校集会

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挨拶の大切さ

 3月になりました。今年度最後の月です。あっという間の一年だった気がします。3年生は卒業、1,2年生はそれぞれ進級と次のステップに進む準備をする月ですね。最後の締めくくりが大切です。しっかり締めくくりをしましょう。
 さて、今日は挨拶の大切さの話をしたいと思います。挨拶については西中は「日本一挨拶ができうる学校に」というスローガンで、昨年秋の生徒総会でも議題として取り上げ、多くの意見が出ましたね。そんな中、先日こういううれしいメールを市役所経由でいただきました。名前はわからないのですが、どこか他の地区に住んでいる子供さんがバスケットボール部に入っているお母さんだと思います。ちょっと読んでみます。
 「2月11日、裾野市バスケットボール協会長杯に行きました。その時、裾野西中の男子バスケチームの子供たちの挨拶、態度のすばらしさに感心しメールしました。 私の子供はミニバスに入ってなく中学からバスケをしてます。ミニバスをやっていた子供たち同士は親とも顔見知りらしく挨拶をする子は、よく見かけるのですが、私には挨拶をしてくれません…男の子で中2ともなると学校でもよくそういう事は目にしますので、あまり気に止めなかったのですが、西中の子達は一人一人が挨拶をしてくれて、嬉しく思いました。閉会式の時あいさつをした方が『裾野市でやっている大会ですがここ何年か裾野の学校が優勝した事がないのが残念です。』と言っていたのですが、私は西中の男子バスケチームの子供たちに賞状をあげたいくらいに、感心し心嬉しく思いました。これからも、バスケの練習頑張ってください。先生方の心を育てるすばらしい指導、感動しました。中学校に直接言う事だと思いましたが、メールが見つからず市の方に連絡してしまい、申し訳ありませんでした。中学校の方に伝えていただけると助かります。よろしくお願い致します。私の子供に、そういう中学校で学ばせられないのが残念です。」
 先日『ヒトはなぜ拍手をするのか』という動物行動学の本を読んでとてもおもしろく感じました。たとえば皆さんはガムを道で踏んでしまった時、どうやって確認しますか。男は膝を内側に向けて見ることが多く、女は後ろに跳ね上げて振り向いてみることが多いんだそうです。これは人類の初期の段階での狩猟採集生活からくる骨の構造上の問題であるようです。腕時計する時、女は内側、男は外側にするのも同じ理由だそうです。
 こんなことも書いてあります。「人間はとっさに出会ったとき同じ行動をとることが多い。」一人がお辞儀をすればもう一人もお辞儀をする。笑顔になれば笑顔になる。一方が手を上げれば他方も手を上げる。これはミラーニューロンという鏡という意味を持つ神経細胞があり、相手の動きを見て自分の神経も反応してしまうんだそうです。これは相手の脳の状況を自分の脳に再現し、心の状態を推察し、協力したり、信頼を勝ち得ようという重要な能力で人類の進化の過程で発展してきたものだそうです。おもしろいですね。今度お店屋さんに行ってレジでお金を払うとき「はい」と言って渡してみてください。店員さんも「はい」といってお金を受け取ると思いますよ。
 こんなことも書いてありました。ほほえみは「相手も攻撃心をなだめ、私はあなたの利益になる気持ちを持っています」というメッセージだそうです。だからこそ、ほほえみながらの明るい挨拶は人間関係を結びつける重要な行為ということですね。これから様々な出会いがあると思います。そんなときほほえみの挨拶を忘れないでください。

2月の全校集会(ワグナーとバレンボイム)

 2月になり、寒い日が続きますね。3年生は明日が私立の受験日、最後の追い込みです。体に気をつけながら、しっかり頑張ってください。私は先日の休みの日に庭の手入れをしました。たっぷり肥料を入れたり、バラの枝の剪定を行いました。バラは今頃から新しい芽がふくらみ始めます。ですから、その芽に沿って枝を切っていきます。切った方向に枝が伸びていくわけですが、まさに今の3年生と同じですね。バラも人間も寒いこの時期がとても大切なんですね。
 さて、先日生徒会の「ふじいばら」が配布され、今聴きたい曲、好きなアーチストが載っていました。当然、嵐やAKB48が入っていましたが、3年生にラドウインプスというグループが入っていました。初めて聞いた名前でしたので3年生にCDを貸してもらい聞いてみました。なかなかおもしろそうなグループでした。1年生にマイケルジャクソンが入っているのが意外でうれしかったです。私は前に言ったように体が自然に動いてしまうようなロックっぽいのが好きですが、最近はアギレラやレディ・ガガなんてのを通勤の車の中で聞いています。知っていますか?
 今日は別のジャンルの音楽の良さも紹介したいと思います。今から70年くらい前、みんなのおじいさんやおばあさんが子供だった頃、ドイツではヒトラーが独裁国家を推し進めていました。ヒトラーは経済的不況が続き生活が大変なのはユダヤ人がいるからと強制収容所に送り、約600万人をガス室等で虐殺しました。ユダヤ人はそのころ自分の国がなくいろいろな国に散らばって暮らしていました。ドイツにもたくさんいました。しかし、有名な人はたくさんいます。20世紀の人類に大きな影響を与えた偉大な3人は全員ユダヤ人です。一人は社会主義を考えたマルクス。今の中国や昔のソ連はその影響でできました。もう一人は心理学で無意識の世界を考えたフロイト、あと一人は相対性理論のアインシュタイン。水爆を可能にするなど物理学で大きな影響を与えました。ユダヤ人はこの戦争後いろいろな国からパレスチナの地に帰り、イスラエルという国を作りことになります。
 この写真を見てください。そのヒトラー率いるナチス党の大会の写真です。すごいでしょ。人で埋まっています。そのときに流れた曲が『ニュルンベルクのマイスタージンガー』前奏曲です。この曲です。どうですか?いい曲でしょ。ワーグナーという人が作曲しました。よく親しまれ、式典での演奏機会も多い曲で、テレビで着物のコマーシャルでも使われています。みんなの中にも聞いたことがある人がいるかもしれません。
 ワーグナーは、オペラで知られる19世紀のドイツの作曲家です。音楽界だけでなく19世紀後半のヨーロッパに大きな影響を及ぼしました。ヒトラーもワグナーの大ファンだったため、ナチスに利用されることになりました。ヒトラーがユダヤ人を大量虐殺したため、そのヒトラーが利用したワグナーはユダヤ人の敵となってしまいました。そのためイスラエルではワーグナーの作品を演奏することはタブーだったのです。
 しかし、戦争が終わってから50年以上たった2001年、バレンボイムという人がイスラエルの首都エルサレムで、ワーグナーを初めて上演しました。場内は騒然となり、バレンボイムは数名のイスラエル人から罵られました。バレンボイムは最初、ワーグナーを上演する予定でしたが、イスラエル政府からの強硬な抗議でプログラムの変更させられました。しかしコンサートの終わりになって、アンコールとしてワーグナーを演奏すると告げました。多くの聴衆は、高らかな拍手をもって応えましたが、若干の少数者が、声を上げて反対しました。バレンボイムは30分をかけて、聴衆に向けてヘブライ語で、ワーグナーの楽曲をとり上げる理由を述べ、反対派には、とにかく音楽を聴いてくれるように説きました。「私は先週、携帯電話の着メロで会議を中断させられました。その着メロはワーグナーの『ワルキューレの騎行』です。携帯にワーグナーを使えるなら、どうしてコンサートホールでワーグナーを聴いてはならないのですか?」
バレンボイムはアルゼンチン出身のユダヤ人指揮者です。国籍はイスラエルですが、今も正しいと思うことを主張しています。
 みんなはどう思いますか?音楽にも意味があります。その奥にある意味を知るとまた違った感覚で聞こえてきます。勉強に疲れたとき、たまにはクラシックをしんみり聴くと心が癒されますよ。
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1月全校集会

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「どうせ無理」なんてない

 あけましておめでとうございます。年が変わり平成23年になりました。みんなはきっとお正月に「今年は〇〇をしよう!」と様々な決意をしたと思います。特に3年生はいつも以上に考えたと思います。寒さが一段と厳しくなりますが、自分の夢を実現できるようがんばってください。今がこれまでの人生の中での一番の頑張り時です。
 さて、「DREAM CAN DO,REALITY CAN DO」(夢を持つことができれば、それは実現できる)この言葉はアメリカ航空宇宙局(NASA)の出発点となったラングレイ研究所の門に刻まれているそうです。この言葉を自分の名刺に書いて自分を勇気づけている社長がいます。北海道の片田舎、人口1万3千人弱の町にある社員18人の工場の社長、植松努氏です。本来は機械修理から始まり、今は産業廃棄物から鉄を取り出す磁石を開発したそうです。
 しかし、今この会社は世界から注目されています。それはホームセンターでも売っているような材料を使い、超小型人工衛星やカムイロケットというハイブリットロケットを開発している会社だからです。国で作ると1億円ぐらいかかる費用が50万円ぐらいで出来てしまうんだそうです。敷地内にはロケット噴射試験設備を持ち、世界でも三つしかない無重力実験棟を持っている小さいながらもすごい会社だからです。社員が18人しかいないのに去年1年間に千人の子供たちが見学にきたそうです。そうすると社員は仕事を辞めて子供と一緒に遊ぶんだそうです。社員の張り合いにもなっているようです。ここの社員は最先端の学問をした人ではありません。大学出はほとんどいないそうです。今ロケットを担当している方は工業高校を中退し、18歳で結婚して、ラーメン屋で働いていた人のようです。その人は一冊1万5千円もする本を買って、書き込みをいっぱいしながら読んでいるそうです。アメリカにも出張に行き、一生懸命コミュニケーションをして人気者になったそうです。格差社会という言葉がありますが、どちらかというと負け組に入る人たちがこのように生き生きと仕事をしているそうです。すごいですね。
 この社長が偉いのは、こういうアイデアを実行する行動力もありますが、自分の会社の利益だけを考えるのではなく、様々な活動をしていることです。地域のボランティアに参加したり、「子供たちに夢を与えたい」ということで学校を回って講演会をして、生徒たちの前でロケット実験をしたりしていることです。
「どうせ無理」という言葉をなくすために頑張っているそうです。
皆さんはどうでしょうか。どんな夢を持ちますか?
自分の未来は自分の心の中にあります。

12月の全校集会

12月 全校集会の話(二つの年賀状) 12月1日

 12月になりました。めっきり寒くなってきました。寒くなると空気が澄んできて青空や雪化粧した富士山がきれいですね。先日生徒の詩を読んでいたら、「朝登校するとき富士山を見ていつも『きれいだな』と感じ、『今日も頑張ろう』という気になる」と書いてありました。私も同じように感じます。今、体育館横のイチョウも黄葉がきれいですね。忙しくて景色を眺めている余裕がないかもしれませんが、休み時間や登下校に紅葉の木々を眺め、その美しさを感じてほしいと思います。特に3年生は勉強も大変になると思いますが、体に気をつけながら頑張ってください。さて、今年もあと一月で終わりです。早いものですね。ところで、みんなは年賀状を出したりしますか。最近は携帯のメール等があり、それですませてしまうこともあるかもしれません。今日は毎年やりとりをしている二つの年賀状について話をします。
 最初は私の恩師からの年賀状です。私が小学校6年生の時の担任の先生です。いつも前向きでいろいろ勉強方法を工夫してくれる先生でした。私は割とまじめだったのですが、ある日ボーっとしていて授業を聞いていなかったことがありました。先生は私にチョークを投げました。残念ながら当たりませんでした。それでもボーっとしている私に腹を立て「田代!前に来い!」と呼ばれ教卓の横に立たされました。運悪く4時間目でした。その後は弁当の時間です。先生の怒りは収まらず「他の人が食べるのをそこで見ていろ」と言われました。みんなが食べるのをみていて5時間目は授業を受けたんですが弁当を食べる時間がなく、家に持って帰り自分の部屋で急いで食べ、母に弁当箱を渡しました。母が気がついたかどうかわかりませんがそれが一番いやでした。だから、私は先生になったとき人前で恥をかかせないようにしようと決めました。
 やがて私が先生になったとき、出張であうとよく声をかけてくれました。そして私が初めて校長になったとき、はるばる沼津からお祝いを持って田舎の学校まで車を運転してきてくれました。もう70歳を超えていました。涙が出るほどうれしかったです。
 もう一通は教え子からの年賀状です。私が初めて先生になったとき1年生の担任でした。入学式の日、呼名で名前を読み間違えて呼んでしまい、生徒は立ち上がりませんでした。すごく困った記憶が今でもあります。もう47歳になりますが、がんばりやで特別支援学校の先生を今やっています。毎年、家族全員の写っている写真付きの年賀状で、お子さんの大きくなっていく様子がわかりとても楽しみです。もう30年以上続いていますが、こうして忘れずに出してくれることにありがたいなと感じています。
 みんなは年賀状を書きますか。義理で書く必要など全くありませんが、大切にしたい人にはたまにはじっくりと自分の思いを伝えることは必要だと思います。メールの略語でなく、きちんとした文章で。 
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11月の全校集会

11月になりました。今日は久しぶりの秋晴れです。秋もすっかり深まってきたように感じます。みんなは○○の秋というと、何を考えますか?読書の秋、食欲の秋、勉強の秋等いろいろありますが、西中では結婚の秋ということもいえそうです。先日は事務の池谷さん、一昨日は中川先生、これから喬史先生、古庄先生と続き、4組が式を挙げます。おめでたいですね。
 私は今日は読書の秋ということで話をしたいと思います。今、秋の読書週間ですが本を読んでいますか?秋の夜長のこの時期にぜひ読んでみてください。
 名作を読むと何が良いのかというと、うれしくなったり、悲しくて涙が出たりと感動することが多いことです。そして人の心がわかるようになると言うことです。みなさんは夏目漱石を知っていますね。特に夏目漱石の本は、「こういうときにこういう気持ちになるんだ」と教えられることが度々ありました。 今日はその夏目漱石の話をしたいと思います。実は夏目漱石は恐妻家でした。恐妻家とは奥さんが恐ろしいという字を書きます。また悪妻とも言われています。奥さんとの関係がいろいろあったようです。だから「どうしたら奥さんと仲良くやれるか」という気持ちが強かったと思います。それは他の人と自分との人間関係の在り方ともつながっています。他の人と自分が仲良くするにはどうすればよいのでしょうか?
 まず、試みたのは自分を高い位置に置くこと。自分が相手より高い立場になれば相手が何を言っても動じないだろうということで『行人』を描きました。大学教授を主人公に描きました。奥さんが信じられず弟に妻を試させます。でもだめでした。
 次に自分を下に置くこと。自分を徹底的に低くして、だめな部分を認識すれば相手にゆとりができ、うまくやっていけるんではないかということで『こころ』を書きました。主人公は友人Kを裏切りって恋人を手に入れます。そして友人の自殺。友人の遺書をあわてて読む場面で、人間の心の中にある負の部分を見つめました。でもうまくいきません。
 最後に到達したのは「則天去私」という境地です。『明暗』という最後の小説にその境地が書かれているといいます。私を去り天のとおりにする。つまり「自分が!」とあまり主張しないで「相手も正しい」と全てを受け容れることが大切です。
 やはり謙虚な姿勢は人間関係をうまくするためには必要です。そんな気持ちをずっと持っていたいですね。最近、他の人を傷つける行動や言葉を言った人がいたり、サイトへの心ない書き込みなどがあったと聞いています。心当たりありますか?そんな時思い出してください。自分が上だの下だの考えずにみんなと同じ立場で考えたいですね。そういう人こそ、優れた人です。みんなが明るく楽しく生活できる西中にしたいですね。
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全校集会 8/30

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深良用水

 夏休みが終わり、授業が再開されます。みんなにとってどんな夏休みだったでしょうか?休み前に言ったように感動ある体験をいっぱいしたでしょうか。
 この夏休み、大きな事故もなくみんな無事に授業が再開できることがとてもうれしいです。休み中には、市内のいろいろなところで多くの生徒と会いました。そのとき全員がさわやかな笑顔で「こんにちは」と自分から挨拶してくれました。しっかりしているなといつも感心していました。
 さて、この夏休み私が体験したことの一つに深良用水に入ったというのがあります。とても印象深かったので少し話をしたいと思います。年に2回、点検のために水を止めるようで、そのとき深良小学校の6年生だけが見学できるそうです。そのチャンスにお願いして溝畑先生とともに入ってみました。
 昔、裾野あたりは水が少なく、農業が思うようにできない地域でした。そこで江戸時代の徳川四代将軍家綱の時代(水戸黄門が活躍する少し前),深良村の名主大庭源之丞が,芦ノ湖の水を引いて村民を救いたいと考え、江戸浅草の商人友野与右衛門に工事をお願いしました。与右衛門は源之丞のふるさとを思う心に感動し工事の元締めを引き受け,湖尻峠にトンネルを掘り抜き、深良村以南の30ヶ村に湖水を引く大計画を立てました。そして箱根権現の支援と庇護に支えられつつ,1666年8月トンネル工事に着手しました。1670年春,3年半の歳月と莫大な費用をかけ、長さ1280メートル余りのトンネルが貫通しました。爾来300有余年灌漑,飲水,防火用水に,また明治末期からは発電にも使用されるなどその恩恵は知れず,深良用水は地域一帯の発展の基といえます。今、芦ノ湖は神奈川県にありますが、水の使用権は静岡県にあります。ただし、魚は神奈川県のものだそうです。おもしろいですね。
 トンネルは直径2メートルくらいで膝くらいまで水に入るところもあります。ヘルメットをかぶっていないと天井の岩に頭が当たり危険です。途中、手すりを伝っていかないと通れないところがあります。何よりすごいのはこうもりの襲来です。群れになって狭いトンネルを飛んでいますので体に当たります。かまれることはありませんが、さわったときの感覚が微妙でした。水を抜いたため大きな魚が横たわっていたり、蛇がとぐろを巻いていたりしました。両側から掘り始めたので、中間地点に1mくらいの段差があります。それがわざとそうしたともいわれています。機械のない時代、つるはしとのみだけで掘ったことはすごいですね。それに両側からのトンネルがつながることもすごいですね。そうした300年前の人々の技術力に驚いた体験でした。
 みんなもたくさんの体験をしたと思います。この夏休みに体験した感動ある出来事を回りの人にもできるだけ紹介してください。そうするとより心に思い出が残ります。
 さて、9月は西竜祭体育の部、10月は文化の部があります。一番燃える行事ですね。各カラー、一生懸命取り組んでください。そして大きな感動を味わってください!

7月の全校集会

やる気をアップ

 いよいよ中体連が始まりました。野球部、よく頑張ってくれました。今週の土曜日には多くの部が中体連が始まります。悔いのない試合をしてください。今日は、「やる気」をアップさせるにはどうしたらよいかについて書いてあった脳の本(『のうだま』上大岡トメ&池谷裕二著)の話をしたいと思います。
 みんなの中で自分は飽きっぽいなと思っている人いませんか?それは誰でも持っている脳のクセで、ほとんどの人が「三日坊主」に悩んでいます。それはいちいち感動していたら身が持たないから、そうなるようにできているそうです。
 そういう「三日坊主」を解決する方法は「脳をだます」ことだそうです。
脳の中央部に「淡蒼球(たんそうきゅう)」という部分があるそうです。淡蒼球は「やる気」や「気合」など日常生活で大切な基礎パワーを生み出すといわれています。自分の意思で淡蒼球を動かすことはできません。しかし、「四つのスイッチ」を使えば、淡蒼球を起動させることが可能です。
 1つめは「カラダを動かす」こと。やる気が出たから動き出すのではなく、動き出すことでやる気が出るそうです。だから、やる気が出ないとき、「ヤルゾー!」と気合いを入れてとにかく動き出すこと。そうするとやる気は出てくるようです。こんな実験があるそうです。マンガを読むときにペンをかみながら読むとマンガをおもしろく感じるそうです。ペンをかむと笑っている表情になり、体の表情につられて脳が「おもしろいんだ」と感じるようです。おもしろいですね。
 2つめは「いつもと違う事をする」例えば勉強の仕方を変えたり、机の上を片付けたりするといいと思います。
 3つめは「ごほうびを与える」ある程度達成できたらお菓子を食べるとか、音楽を聴くとか目標を決めるといいようです。
 4つめは「なりきる」こと。プロ野球の選手になってメジャーに行くんだと思いこむこと。部屋にイチローや松井の写真を貼るなんていうのも効果はあるようです。中体連での各部のスローガンを掲げることも一つのなりきりで、とても効果があるそうです。また、試合で応援団がホームランを打てーと声援するとこの淡蒼球に働きかけて、本当にホームランを打つことがよくあるそうです。先日の野球部全員の“勝つぞオーラ”はこれに当たるのではないかと思います。

 さあ、やる気が出ない時や飽きっぽい人はぜひ実践してみてください。
やる気さえ出てくれば毎日続けるとそれが習慣になり、やらないと気持ちが悪いものになってしまうそうです。歯磨きの習慣と同じことのようです。イチローは小学校1年生から一日も野球の練習を欠かしたことがないそうです。

6月の全校集会

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音楽について

 6月になりました。中体連も近づきみんなの溌剌とした活動の様子を見ると、こちらまで元気をもらうようでとてもうれしいです。それぞれの部で日頃の成果が発揮できるよう、ぜひ頑張ってください。
 さて、今月21日に心のコンサートがあります。そこで今日は音楽についての話をしたいと思います。この中で外国の音楽を聴くのが好きな人がいますか?私は中学生の頃よくラジオを聞きながら勉強しました。ちょうどその頃、ビートルズというグループが登場しはやりはじめていました。私も大好きになりました。次々に新曲が出るのですが、私の人生の思い出とビートルズの曲が重なっていきました。ちょうど中学3年の6月30日、ビートルズが日本に来ました。東京の武道館でコンサートを行いましたが、当然両親は一人でコンサートを見に行くことを許してくれませんでした。当時、テレビは4チャンネルが映らず、ザーという音の中にかすかに曲が流れているのを聞いていました。時は流れ、大学になったとき女房もビートルズが好きということで知り合うきっかけになりました。2人とも出だしがかかればどんな曲かすぐわかるほどよく知っていました。やがて子供が生まれましたがその時、ビートルズのジョン・レノンが暗殺されたました。娘はジョン・レノンの生まれ変わりではないかと感じました。だから、娘が中学生になったとき親子3人でジョン・レノンが暗殺されたニューヨークのダコタハウスを見に行ってきました。そして娘が成人式の時、ジョージ・ハリソンが亡くなりました。
 私の人生はやはりビートルズとつながりがあると感じています。今でも時々ビートルズの曲がテレビでかかったりすることがありますが、とても懐かしく感じます。
 さて、音楽は心をいやしたり、やる気を喚起したりと私たちの心に大きな影響を与えます。レストランのバックミュージックでクラッシックの曲が流れたり、オリンピックやサッカーのワールドカップの式典で曲が流れたりしますね。それらも意味があって流れているんですよ。みんなも好きな曲があると思いますが大切にするといいですね。心を動かす曲はいろいろあります。チャンスがあったらいろいろ聞いてみるといいですね。
 本校でコンサートを開く大野靖之さんはCDも何枚も出しており、あちこちでコンサートを開いている歌手です。ほんとななかなか来てくれないのを直接交渉してきてもらいました。楽しみにしていてください。

5月の全校集会

アナログとデジタル

ゴールデンウィークも終わり、すっかり春らしくなってきました。皆さんは新しいクラスにも慣れて、がんばっていると思います。今年度、学校では教育目標を「感動する心 高める学力 伝わる温かさ」としました。昨年度のみんなの様子を見て先生方で検討して決めました。その目標を達成するために今年はキーワードは「かかわり合いを深めよう」としました。さて、今日はその中で「感動する心」について話をしたいと思います。
 ところで、皆さんはデジタルとアナログという言葉を知っていますか?最近テレビの画面右上に「アナログ」と書いてあるの気がつきましたか?ここの壇上にあるのがデジタル時計で壁の上の方にあるのがアナログ時計ですね。どう違うのかよーく考えてみてください。時計ではデジタルは8時10分10秒の次は11秒でその間の細かい時刻がありません。アナログは少しづつ動くので10秒1、10秒2という風に無限に続いています。つまりデジタルというのは主な部分だけを残し、細かい部分をカットしてあるんだね。音楽も同じで、アナログは昔のLPレコード、デジタルはCDです。CDはいらない音はカットしてあります。ちょっと耳を澄ましてみてください。小鳥の鳴き声、黄瀬川のせせらぎの音、自動車の騒音など様々聞こえますね。ピアノの鍵盤を思い浮かべてみてください。あれより高音もありますね。あれより低音もありますね。人間の耳に聞こえないような音は必ずあるはずです。ここにラジオを持ってきました。ここでラジオが聴けるということは耳には聞こえない電波がみんなの周りを飛び回っているということですね。不思議だね。人間の耳には聞こえない音がこのように限りなくありますね。
 今、ここでみんなの合唱をCDに録音すると余分な部分はカットされます。小鳥の声も川のせせらぎも入りません。純粋にその部分しか録音しません。だから音はきれいになるかもしれません。しかし、そういうカットした部分にこそ癒しの部分があると言われています。やすらぎを感じさせるような音は入っていないんです。だからこそ、自然の中で体全体でふれあうことが大切です。五感をいっぱい使って体で感じることが大切です。
 来週には各学年で行事があります。体と頭をフルに動かし、部屋の中では体験できない感動を味わってください。

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学校行事
4/5 着任式、入学式準備、生徒指導連絡会全体会、学年部会
4/6 始業式・入学式
裾野市立西中学校
〒410-1118
静岡県裾野市佐野450番地
TEL:055-992-0157
FAX:055-992-2010