9/29(水) 羅針<校長室から> 生徒会役員選挙を通じて感じたこと

 昨日の後期生徒会の役員選挙。

 今回は立会演説会を事前録画ではなく、図書館からの生配信で開催してくれました。立候補の生徒に尋ねると「みんなの顔が見えないのでかえって緊張します」との声。でも、自分の考えや思っていることを全校生徒にわかりやすく伝えること、表現すること。このアウトプットの経験は立候補した生徒にとって大きな刺激となるはずです。経験が人を成長させてくれます。立候補への勇気とチャレンジを称えたいと思います。

 立会演説する生徒の言葉をずっと聞いていました。その多くが使っていたフレーズが3つありました。

・生徒会の先輩が頑張る姿を見てていてやってみようと決意した。
・コロナでも全校生徒のコミュニケーションをもっと深めたい。
・Chromebookをうまく使って何かやってみたい。

 そこには、これまでの先輩の歩みを受け止めつなげようとする思いがあり、職員が今年コロナ禍だからこそ大切にしたいと思っている先輩後輩のつながりを生徒なりに実現したいとする願いがあり、新しく入ったICTの活用へのチャレンジ精神が見えました。。
 それがとてもうれしく頼もしく思ったひと時でした。
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9/25(土) 羅針<校長室より> 新制服の着こなし方を検討しました

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 本日、授業後に、小中学校のPTA役員・生徒代表・職員代表が集まって"拡大"制服委員会を開きました。先日、全校生徒から集約した意見をふまえた最終案を生徒が発表し、それに対して保護者のみなさん、教員を代表して私からの質疑う応答に答える形で再最終案を詰める会です。
 新しく導入されることが決まった新制服にふさわしい、また大中生としてのプライドを持てる「着こなし方」という点で、肌着、靴、靴下、セーター類の規定をどうしていくかについて、内容もしっかりしていましたが、何よりも生徒が考えを練り上げたものを丁寧に一生懸命に伝えようとして頑張っている姿が何よりうれしく、頼もしく、誇らしく思いました。
 生徒自身の手で、自分たちの新しい時代の歩み方を決めていく... 1年以上かけてここまで積み上げてきたこの経験は、委員の生徒にとっても、大中にとっても、かけがえのない大きな財産になったと信じています。

 本日の協議の結果はいったん預からせてもらいます。もう一度しっかり目を通したうえで、近日中に決定していきます。

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9/24(金) 羅針<校長室より> 町田市の事件から...

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 東京の小学校で起きた痛ましい事件。学校が配布したタブレット端末が使われて、端末のチャット機能で「きもい」「死んで」などの悪口を書かれ、パスワードが全員「123456789」で成り済ましによる書き込みが可能だった...と報道されています。本格運用を始めた本校としても、決して他人事とは思わずに、この事実を受け止めていかねばなりません。

 この事件の背景にあった不適切なアカウント運用。この点について、本校の現状は次のようになっています。

・生徒の使うIDとパスワードは、個人を特定しやすい出席番号や名前を使わないで設定してあります。
・IDとパスワードを本人が手入力してログインさせる方式をとっています。
・Google for Education のChatアプリについては、生徒は当初から使用できない設定になっています。(運用開始時点で授業での使用を想定していないため)
・テレビ会議システムにチャット機能が付属していますが、これは教員の管理下でしか利用できません。
・生徒が使用した履歴は基本的にすべて管理されています。

 便利なものは使い方次第で危険なものになります。危険だからと言って制限をかけすぎれば本来のよさやねらいが達成できません。
 情報化時代に生きる生徒に対し、便利と危険は隣りあわせであること。そして、個人情報の扱いやネットいじめへの対処の仕方など、新しいデジタル文房具が身近になった今、あらためて大人がきちんと教えるべきことを教え、生徒自身が新しいツールをよりよく使っていくためにどうしたらよいかを考えていく。そんな情報モラル教育を、根気強く、確実に進めていきます。

#GIGAスクール構想とは

9/21(火) 羅針<校長室より> オンライン集会から

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 緊急事態宣言が今月末まで延長されたため、部活動休止期間の延期と、予定していた2学期の行事予定の一部の変更について先週プリントで伝えました。

 大きな変更は修学旅行と合唱コンクール。この2つはすでに準備や練習が進んでいたところでの延期で、「また延期か...」「もういい加減にしてほしい...」というような、うんざり感、がっかり感、あきらめ感のようなネガティブな気持ちも少なからずわいてくるでしょう。

 しかし、決して投げやりにならないで欲しい。みなさんにとってみれば、一生に一度しかない中学校生活であり今の学年での生活です。その中には、今だからこそ知ってほしいこと、経験をしてほしいことがいくつもあります。それはこれからのみなさんの人生の中で、絶対にプラスになること。

 だから、延期され、カタチはこれ前と少し違うものになっても、これからの行事やイベントには、生徒全員で、その時にできるベストなものをめざしてほしい。

 大中生には「人を感動させる力」がある。それは全員が前向きな思いで参加し、関わり合い磨き合ってはじめて生まれるもの。その力を生み出すこと、その力を感じることがみなさんを成長させてくれます。
 2学期。まだリスタートしたばかり。2学期の「見せ場」一つ一つを大切にしていきましょう。

 コロナ禍の中だからこその大中生の底力。期待しています。

9/9(木) 羅針<校長室より>

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 緊急事態宣言の延長が示され、市内感染状況もよくない状況が続いています。これに伴い、また、いくかの行事計画を変更せざるを得ない状況になりました。未定のもの、相手があるものなどがあって確認・調整の時間が必要ですが、9/13(月)には当面の見通しを連絡できるよう頑張ります。もう少しお時間をいただきますようお願いします。

 コロナ禍でも、できる限りの工夫をして「見せ場・節目」をもたせて生徒を成長させていこうとする方針に変わりありませんが、小中学生への感染力が強い変異株対策には、今まで以上に神経を使っているのも事実です。今後、やむを得ず中止となることを含めた厳しい判断をせざるを得ない場合も出てくるかもしれません。が、とにかく安全を第一に最善を尽くしていきます。

 本日、別記事にて、部活休止期間延長をお知らせしています。あせてご確認ください。

9/7(火) 羅針<校長室より> 未来の教室を創る

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 先週末に実施したタブレット型PCの持ち帰り運用。
 想像していた以上にスムーズな運用ができることが確認できました。保護者の皆さんには急なお願いにもかかわらずご協力いただき、ありがとうございました。おかげさまで実用に向けての目途が立ちました。
 実験運用の3日間で生徒の戸惑いが大きな場面をみつけたり、運用してみて初めて気づかされたことがありました。これらの手ごたえを、本校はもとよりこれから本格運用を始める市内各小中学校とも情報共有して、ICT環境のアップデートにむけて前進していきます。

 今後、タブレット端末は学校生活の中で使用していきます。当面、日常的に持ち帰ることはしません。
 生徒も先生も端末を使い始めたばかり。まさに「はじめの一歩」を踏み出した段階です。今、楽しみながらも「悪戦苦闘中!」です。
 今年度は、学校生活の中で、あわてず、急がずに使い方を知り、理解し、そして使えるようにすることをめざします。日常的なデジタル文房具として使いこなせるようになったときに、さらにより学びを深めるためのツールとして家庭への持ち帰りへと発展させていく予定です。(もちろん、感染状況の悪化などから休校措置をとるような場合は、家庭での学習支援ツールとして活用します)

★ 本校のタブレット型PCを活用したGIGAスクール構想推進の歩みを、"大和中GIGA日記"としてまとめています。トップページのタブ『未来の教室を創る』からその歩みなどをご覧いただき、本校の取り組みの概要を知る資料にしていただければ幸いです。(PC版Webページからのみ対応)
https://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=...
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9/1(水) 羅針<校長室より> 二学期始業式にあたって

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 今年、本校で大切にしている言葉の一つが「節目」。今日はその節目の一つである始業式。
 1学期は、2学年を屋内運動場に入れ、残り1学年はオンラインでつないで式を行っていました。今回は、感染状況の悪化から全校オンラインでとも考えましたが、生徒には明日につながる一歩目になるよう、きちんと指導すべきことは指導し、励ますところは励まそう...と願い、学年単位で屋内運動場に集めて、ライブで始業式を実施しました。

 学年単位でしたので、式辞もそれぞれに応じたものにしましたが、共通して伝えたことは大きく次の3つです。

●自分を大切にする。そして自分と同じように周りの人を大切にする。それができる生き方をしていこう。

●行事などの「見せ場」を大切にし、生徒・教師が一緒に、できることを精いっぱいやって自分たちを成長させよう。

●一人一台端末を活用した新しい学びをつくっていこう。

 壇上から見た生徒は、どの学年もみんないい顔をして壇上の私を見つめてくれました。その眼差しと表情が、お世辞抜きにすごく素敵で感動しました。と同時に、その前向きな姿勢をしっかり支え、導いてあげなければと私自身の気持ちが引き締められました。

 緊急事態宣言下で予断を許さない状況が続きそうですが、2学期も知恵をしぼり、可能な限りの工夫をし、学校教育活動を継続し、生徒の学びを保障していきます。
 保護者の皆様にも引き続きご理解・ご協力をお願いいたします。
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