最新更新日:2024/06/03 | |
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3学期 始業式
年が明けて、49日間の3学期、第5ステージが始まりました。1年生から3年生まで、学年最後の学期、ステージとなります。新年の新たな思いを抱くとともに、学年末に向けてのまとめの時期として捉えてほしいと思います。そして、一人ひとりが、これまでに培ってきた力を信じて、「自信」をもって学校生活を送ることができるようにしたいものです。
さて、皆さんにとって「ラッキーカラー」というものはあるでしょうか。運が巡ってくることがあったり、何かの勝負事があったりするときに、常に身に付けているものの色が決まっていませんか? ラッキーカラーについて、2つの話題を紹介したいと思います。 私は、以前3年間南米ペルーの日本人学校に勤務していました。ペルーでは大晦日から元旦にかけて、ある色のものを身に付けていると幸福が訪れると言われています。何色だと思いますか? それは、「黄色」です。年末になると、黄色のプラスティック眼鏡やTシャツ、冗談みたいですが黄色いパンツなどがたくさん店先に並べられ、売られています。それを身に付けて幸福を祈りながら年越しをします。ペルーは、5〜600年前インカ帝国に支配されていて、太陽崇拝をしていました。また、黄金でできたものをたくさん作っていました。どちらにも共通している「黄色」がラッキーカラーだと言えるのでしょう。 次は、2学期の終業式でゴルフの話をしましたが、そのつながりのエピソードがあります。タイガーウッズというアメリカの超一流ゴルファーがいます。これまでに4大メジャー大会でグランドスラムを達成しているゴルファーです。彼は、ゴルフトーナメントの最終日に優勝争いをしているときのラッキーカラーがあります。こちらは、何色だと思いますか? それは、「赤色」です。赤いポロシャツ姿と優勝カップを掲げるタイガーウッズを数多く見てきました。験を担ぐ意味もあるのかもしれませんが、勝負に対する気持ちを高め、集中し、全力でプレーすることで優勝という名誉を得てきているのでしょう。ペルーの黄色は、運そのもののラッキーカラーかもしれませんが、タイガーウッズの赤色は、常日頃からの、たゆまぬ努力を積み重ねてきたうえでのラッキーカラーだと思っています。 冒頭でも述べましたが、改めて深中生一人ひとりが、この1年間積み重ねてきた努力を自信としながら、3学期の49日間を過ごしていくことを大いに期待しています。 2学期 終業式
今日で、2学期の83日間、間もなく2022年、令和4年が終わりを迎えます。皆さんにとって、どんなことが心に残っているでしょうか。また、それとともに、11月から始まった第4ステージ「深化」についても振り返ってみてください。3年生にとっては、進路に、1、2年生にとっては次のステージに向けて集団生活の中での学びが深められ、成果が発揮できたでしょうか。
さて、話題を変えてみましょう。皆さんは、「ゴルフ」を知っていますか?ゴルフをやっている人は、あまりいないかもしれません。でも、テレビで見たり、家の人でゴルフをしている人がいたりすることと思います。私自身、子どもの頃からいろいろなスポーツをしてきましたが、ゴルフは、大学生になってから始めて、もう35年以上続けています。一番長くやっているスポーツです。では、皆さんに質問です。「ゴルフは、他のスポーツと絶対的に違うことがあります。それは、何でしょうか?」30秒間、隣の人と相談して答えを考えてください。 答えは、審判がいないことです。それは、なぜでしょう? ゴルフ規則には、こう書かれています。 「数あるスポーツの中でゴルフ競技の大きな特徴のひとつは、通常審判員が立ち会わないということです。それは、ゴルフがフェアプレーを重んじるスポーツであって、ゴルファーはみな誠実であり、故意に不正をおかす者はいない、ということが基本的考え方になっているからです。 ゴルフゲームには、予測できない事態が生じたとき、適用できる規則がないときは、公正の理念に従って解決してきたという歴史的風土があり、そこにゴルフ規則の本質と精神をうかがい知ることができます。 また、ゴルフゲームは、プレーヤーの一人一人が他のプレーヤーに対しても心くばりをし、ゴルフ規則を守ってプレーするというその誠実さに頼っている。プレーヤーはみな、どのように競い合っているときでもそのようなことに関係なく、礼儀正しさとスポーツマンシップを常に示しながら洗練されたマナーで立ちふるまうべきである。これこそが正に、ゴルフの精神なのである。」とあります。 ゴルフは、プレーヤーが審判です。つまり、自分のプレーを自分で判断、評価をする、自律あるスポーツであり、フェアープレー(公正)さと他のプレーヤーに心配りをし、礼儀正しさを求められるスポーツなのです。 2学期の始業式で「自分の時間」から「2つのじりつ」について話をしました。2学期は、「自分の時間」「自分たちの時間」を「2つのじりつ」とつなげて過ごすことができたでしょうか。このことは、ここで終わりではありません。今後も少しでよいので意識できるとよいと思っています。 |
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