第7回は赤坂真二先生です。対面で行います。開催日時は、2月10日(土)午前10時〜12時です。よろしくお願いします。

【2/11和田裕枝】セミナーの詳しい記録とアンケート結果

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【2/11和田裕枝1】4月の2週間が勝負!!

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セミナーは模擬授業形式で行いました。

指導のポイントをまとめてみました。

はじめに、和田先生の子どもたちを見るときに
気を付けていることを教えていただきました。
・ 子どもの発言を聞くときには、全体を見ている。
・ 他の子どもがどういう反応をしたのかをみて、子どもの理解度を把握している。
・ 子どもを見るために動く。よく聞くために動く。
・ 最初の2週間で学習規律をつくる。がんばろうという子ども達の姿を保護者に
 みせたい。

(1) 朝の会の場面で
 ・ 朝の会は一緒にやる。子どもと一緒に立ってやる。
 ・ 姿勢を見ながらほめていく。
 ・ 健康観察は先生がする。「具合が悪かったことをよく伝えたね」と安心させて
  やる。
 ・ 歌も、口を開いてない子には口を開けるように指導する。
 ・ 朝の会で、学級を一周する。
 ・ 立っているだけはしない。

(2) 音楽の場面で
○笛の指導
 ・ ますほめる。他の子が真似をするから。真似をした子も偉いとほめる。
 ・ ピーピーうるさいときは、「静かに」とは言わない。こうする。
  「この列から行く。みんな待ってて。そーっと吹いたらそっと吹く。」
  一人ひとり吹く。
  「うまいね。」「指の持ち方がうまい」「音色がいいね」
  「真似している人がいるよ」
  と子どもを一人ひとりほめる。毎回すると絶対に音を出さない。
  一音だけなら40人いても、3分以内で回す。
 ・ 先生の言った人だけ吹く。「男の子」「女の子」「朝ごはん食べた人」など、
  いろいろなパターンで練習する。子どもが笑顔になるので、吹き方も元気に
  なる。
 ・「一万円もらった気持ちで」「一万円落とした気持ちで」うれしいときとか
  なしいときは吹き方が違う。曲のときもそうやって吹き分けようという。

(3) 国語の場面で
○音読の指導
 ・ 一斉読みのときは、いつも周りながら合図を決める。
 ・ 「トントンとやってもらった人は上手に読んだ人」と言って教師は歩きながら、
  背中を触っていく。口を観察しながら肩をトントンしていく。
 ・なかなかできない子も、先生が通る寸前に声が大きくなる。
 ・教科書でなく、子どもを見ている。子どもの口を見ている。
 ・耳で聞いて、どの子ができていないかを把握しながら見ている。

【2/11和田裕枝2】4月の2週間が勝負!!

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(4) 算数の場面
 ・ 「どうですか?」「いいです」はしない。「いいです」の意味が違うから。
  「いいです」とひっくるめられると困る。人と違う意見を言って欲しいからだ。
  同じでいいから言ってごらん。同じはずがない。
 ・ 子どもの発言では、下位の子は、答えればいい。中位の子には追究する。
  上位の子は、理論的に説明してもらう。分けて指名し、分けて追究している。
  最後には、低位の子に「よかった」と言える場をつくっている。
 ・ 前の子は、後ろの子の助言や考え方を聞いてやっている。説明を聞いて前
  の子が悪かったら、それは説明する人が悪いという考え方でやっている。
 ・ 自分が取り上げたくないけど、まちがいではない発言がある。そのときは、
  「ちょっと待って」という。「ごめん、今日は使わないけど3時間目に使う
  からね」とか説明する。その代わり、絶対に覚えている。3時間目にやると
  きには、「お待たせしました。○○クンの出番です」という。これまで覚え
  ていて、実際に使えるかどうかが教師の力量アップである。使わないと、
  子どもとの信頼関係が壊れるので必ず使う。「あとで」は危険、「いつやる
  か」が大切。
 ・ 他の子の意見に対して発言する子どもがよく先生を見ている。それはだめ。
  ○○さんが言ったことなので、○○さんに責任をもってもらう。だから○○
  さんに言う。視線も担任ではなく○○さんの方にする。これで、子ども同士
  の発言がつながる。また、自分の発言に責任をもつようになる。
 ・ 教師は、子どもの間に入って意見をつないでいく。
 ・ 板書をするときは、まだ出来ていないときは、子どもが言ったままを書く。
  意見に従って加えていく。板書は、子どもの意見をつないで順番に完成させ
  る。つないでつないで完成させる。板書に変化が見えるので、板書を見るよ
  うになる。見ないと、どこが変わったかわからないので、見るようになる。
 ・ 机間指導では、○つけ法を活用。「番号が書いてあるからいい」「ここは
  こことここが合っているのがすばらしい」と声をかけながらまわっている。
  褒めると隣の子がのぞき込む。必ず周りが反応する。机間指導では、その中
  で出来そうなことを声かけている。同時に、周りの子も支援している。問題
  をやらせたときには、必ず○をつける。 ベテランは1時間に2回やることも
  あるが、はじめは1時間に1回でいい。ここぞ全員が出来るようにしたいと
  きにやる。1時間で4回もやるとだらける。
 ・ 完璧に一人で答えなくてもよい。助けを借りてできるようになればよい。
 ・ 子どもは、図形のときには、手を使ってしゃべる。手が言語活動を支援し
  ているのである。そのことを見ないと困る。周りの子も手を見たらよく分か
  るから、友達の方を見るようになる。見る価値があるようにしてやる。見る
  価値があったと思うようにしてやる。よく「話す人を見ましょう」というが、
  見る必要性を持たせれば自然と見るようになる。
 ・ 上位の子は能力が高いので、言語活動を使って説明させたい。だから前に
  出て黒板を使って説明させない。記号もなくて、説明することはものすごく
  むずかしい。なんとか、わかりやすく言わなければならない。これで、上位
  のこの頭を鍛えられる。
 ・ ふりかえりでは、わたしは子どもの鉛筆が動くかどうかを見ている。子ど
  ものレベルが違っても、鉛筆が動くかどうかを見ている。算数では、算数の
  授業だと分かる言葉で書く。すなわち、数字を入れて書かせる。算数の時間
  の言語活動は数字を入れること。学力のある子には内容を発展させるような
  ことを書かせる。書くのが一番遅いのは出来る子である。書くことがいっぱ
  いあるから。下位の子は書くのが遅く、上位は学びがたくさんあり時間を十
  分使うから、残りの時間の時間差で困ることはない。出来ない子には困るこ
  とがないように。キーワードを確認する。
 ・ 私は授業時間中に個別指導をする。残してやるのではない。

(5) 研究授業・協議会の板書
 今回のセミナーでは、志賀先生に和田先生の指導のキーワードを板書していただいた。授業力アップのため、子ども達だけでなく先生方も振り返りが出来るように、研究協議会で、板書をとるようにしている。力のある中堅の教師が書くと、若手の先生は自分のメモが板書と同じなら自信につながる。若手の先生の授業力を高めることができる。

(6) 最後に
 最初の2週間は種をまく時期。まかないと9月に育って花が咲かない。9月に育っていないのは教師の言い訳。だから4月はしゃべりまくっている。

【1/9有田和正3】セミナーの詳しい記録とアンケート結果

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【1/9有田和正2】教材研究の大切さ

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講演会後半は,いくつかの例を基に,
教材研究の大切さを教えていただきました。

1.もずく
日本でもずくは沖縄でしか取れない。世界一(昨年は1万51千トン)。
≪もずくができる条件≫
(1)白い砂地
 日光が反射し,上下から日が当たる。
(2)年中温かい気候
(3)遠浅の海
(4)日照時間が長い
(5)近くに川がないこと
 汚いものが流れ込んでくるため
(6)森林があること
 木々の養分が染み出る。
これらの条件がすべて満たされないと,もずくは育たない。
赤土の流出や生活排水による汚濁,森林伐採は絶対にだめ。

2.名古屋の街路樹
名古屋は街路樹として銀杏のメスを植えている。
秋は実が落ちて臭い。オスを植えるべきだった。
≪オスとメスの見分け方≫
オス:枝がVの字になっている。(花粉を遠くに飛ばすため)
メス:枝が横に伸びている。(花粉を受け取るため)

3.地図記号
温泉の記号
明治11年 四角から3本
明治18年 噴水
明治33年 線がふにゃふにゃ
大正6年 線がまっすぐ
平成14年 線がふにゃふにゃ(明治33年とほぼ同じ)

4.ハイテク技術
(1)富岡製糸場
世界一のハイテク工場
フランスのブルーナに総理大臣なみの給料を与え,つくられた。
日曜日休みの8時間労働。
全国から日本人女性404人を呼んだ。
(2)新幹線
イギリスの新幹線の技術は,すべて日本のもの。日本が世界一。
(3)縄文土器
世界の土器のハイテク技術を結集したもの。
世界一はやく,スープを飲んだのは日本人。
(4)仁徳天皇の古墳
何年たっても壊れない。
(5)奈良の大仏
世界中の銅を扱う技術者をアジア(中国・韓国・日本)から集めた。

【教材研究の大切さ】
教材研究次第で,「日本ってすごいな」と子どもに思わせることができる。
そういうことが教科書,おもに写真で説明してあるから,
教師がしっかり読み取り,活用すること。
子どもは知識に貪欲になる。
「日本ってすごいな」という思いをもたせることが「愛国心」である。
教科書を見ていくと,スルメみたいに噛めば噛むほど味が出てくる。
このことをヒントに,教師が教科書を読み取ることから,教材研究を始めること。

【1/9有田和正1】日本の防災の原点

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講演会前半は,日本の防災の原点についてのお話を基に,
今子どもたちに身に付けさせたい力についてお話をいただきました。

1.元寇防塁(新聞をつなげた防塁の断面図を提示)
≪日本の防災の原点≫
文永の役後,防災対策が行われた。
(1)博多湾沿いに,今津から香椎まで20kmにわたって防塁を築いた。
(2)年貢を守備兵の食料にあてた。
(3)朝廷と幕府の関係をよりよくする。
(4)異国警備役をつくって,御家人をあてた。
これらを通して,当時の人々の心の中に防塁を築き上げていった。
人々の防災意識が,元寇を乗り越えさせたと言える。

2.釜石の奇跡
群馬大学教授 片田敏孝
 〜7年間岩手県釜石市に通い,人々の心に防災意識を芽生えさせる。
東日本大震災において,子どもの生存率は99.8%。釜石の奇跡と言われる。
≪釜石市の防災教育≫
(1)いち早く逃げる
(2)自分の命は自分で守る
(3)ハザードマップを信用しない
 →教育は奇跡を起こす。奇跡を起こすのは教育以外にありえない。

3.ディズニーランドの防災教育
年に約80回,お客さんが来ているときもやっている。
東日本大震災時,1か月間営業停止したが,
修学旅行生のために,しっかり食事を与えた。
これにより信用が上がり,
「何かあったらディズニーランドへ行け」と言われるくらい。

【今の子どもたちに身に付けさせたい力】
想定外を想定するためには別の能力が必要。
指導要領は習得・活用・探究を示しているが,
教科書は想定外のことが想定できない環境になっている。
大切なことは「そうぞう力」・イマジネーション
子どもたちがイメージ豊かに考えられること。
創りだす力,思考力,表現力をのばさなくてはならない。

【11/12岩下修6】セミナーの詳しい記録とアンケート結果

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【11/12岩下修5】模擬授業「私たちの星」谷川俊太郎

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3 模擬授業「私たちの星」谷川俊太郎

1はだしで踏みしめることの出来る星
 土の星
2夜もいい匂いでいっぱいの星
 (花)の星
3ひとしずくのつゆがやがて海へと(育つ)星
 水の星
4道ばたに草イチゴが(隠れている)星
 おいしい星
5遠くから歌声が聞こえてくる星
 (風)の星     
6さまざまな言葉が同じ喜びと悲しみを語る星
 (愛)の星
7すべてのいのちがいつかともに憩う星
 ふるさとの星
8数限りない星の中のただ一つの星
 私たちの星

<指導のポイント>
・小さな問いをいくつか用意し、授業でつなげていくようにする。
・詩を1行ずつ板書して(  )にあてはまる言葉を予想していく。

○2連の部分
 T:(  )には何が入るでしょう? 漢字一文字で。
 C:風。空気だと思ったが、漢字一文字という条件なので。
 T:なるほど。(実はこの答えは5連で出てくる。ふちに板書する)他には?
 C:花

○3連の部分
 T:明らかに主語になるものはどれですか?
 T:「つゆが」が主語ですね
 T:ここの( )は主語に対して? そうですね述語です。
 T:海ですと、普通なら? 流れるですよね。
   ここでは、擬人法を使っているんです。
 T:擬人法が使われている(  )に入る言葉は何でしょう。
   隣同士で話し合ってみましょう。どうぞ。
 T:育つが入ります。

・子どもに「自然」と「人事」ということばを教えておくと役に立ちます。
・自然はかわらないけど、人事は変わるもの。
・この詩は、自然と人事の組み合わせでできている詩。

○7連の部分
 T:「憩う」は述語。「憩う」の意味は?
・・・・・
 T:「休まる」という意味。主語は?
 C:「命」
 T:命が休まるというのは、どういうこと?
 C:命がなくなる。
 T:命を修飾している言葉は、「すべての」
   すべての命が、いつかともに休まる星
   「すべての」だから、人間だけじゃない。
 T:さて、7連のあと、続きがあるでしょうか?
  続きがあると思う人、ないと思う人、挙手させる。
 C:あると思う。ここでなくなったら悲しい。
 C:最終的に題名に戻る 繰り返して。
 T:拍手を送りたくなりますね。まだ、(黒板が)あけてありますから(笑)
 T:私たちの星は、人事でしょうか?自然でしょうか?
 C:両方。

詩の最後に・・・
「谷川さんは『主題は一言で言えるようにしなくていい。』といっています。詩は、まとめるようなことはできません。」

読解とは・・・
イメージ喚起・形成によって発見的に認識する力のこと

「この詩の8つの連のうち、一番すばらしいと思う連(A連)と2番目にすばらしいと思う連(B連)を選びなさい。そして、次の形式で文章を書きなさい。」

 確かにB連もすばらしい。………(理由)………からだ。しかし、私はA連の方がすばらしいと考える。なぜなら、………(理由)………からである。

参加者から3人の発表がありました。その一つを紹介します。

 確かに3連もすばらしい。命の源である水が、海へとつながっていくように自然は次から次へとつながっていく。
 しかし、私は7連の方がすばらしいと考える。なぜなら、すべての命がふるさとに帰り、作者は「憩う(いこう)」という文字で平和であるということを感じているからである。

【11/12岩下修4】歌唱指導「道」

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2 歌唱指導
 岩下先生のよる範唱→参加者全員で練習→音楽をつけて合唱

【11/12岩下修3】詩の題名を考える

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「なぞなぞあそびうたより」詩の指導方法を教えていただきました。 

T:この詩の題は何だと思いますか。

◎題(       )

いぬでも ないのに
つながれて
かいじょうみたいに
あつい いきふく
ふーう ふーう

<指導のポイント>
・題を隠しておき、子どもたちに問いかけます。
・題とその題にしたわけを聞きます。
答えは…

【11/12岩下修2】参加者全員で詩の朗読

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1 詩の朗読「日本語が作り出す世界」
ここでは、セミナーで使われた詩を紹介します。岩下先生の後に、一緒に読む形で詩の朗読の指導方法を教えていただきました。

◎「大漁」 金子みすゞ

朝焼け小焼けだ大漁だ
オオバいわしの大漁だ

浜は祭りのようだけど
海の中では何万の
いわしの弔いするだろう

<読む時のポイント>
・母音の「あ」を非常に大切にします。感情移入しなくても自然に気持ちが入るようになります。
・「だ」を「だぁー」とのびないように読むようにします。
・「いわしの弔いするだろう」お腹に力を入れて読みます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎「からっぽ」 坂村真民

頭を
からっぽにする
胃を
からっぽにする
心を
からっぽにする
そうするとはいってくる
すべてのものが
新鮮で
生き生きしている

<読む時のポイント>
・実際に一行一行読むときに本当に頭をからっぽにして読むことが大切です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎「どうしていつも」 まどみちお

太陽



そして



やまびこ

ああ 一ばん ふるいものばかりが
どうして いつも こんなに
一ばん あたらしいのだろう

<読むときのポイント>
・やまびこはちょっと丁寧に読みます。
・一番新しいの「あ」は一番上から持ってくるように読みます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎「ちょっと とって」 畑中 圭一 

シャッポ ちょっと とって
バット ふって ヒット
カップ とって グッド

ポット ちょっと とって
コップ そっと もって
ホット シロップ ぐっと

ラッパ ちょっと とって
そっと もって いって
ワッと いって やった

<読むときのポイント>
・リズムがとても大切です。体が弾むような感じで読みます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎「ばんがれまーち」 阪田寛夫

ばんがれ
ばんがれ
ばんがれ まーち
さかだち
いっかい
がんばれ まーち

かたつむりは
よるがこわいとなくだろうか
おおかみは
あめがいやだとにげだすか

あめふる
かぜふく
それからてんき
あさくる
よるくる
そのつぎ あさだ
ばんがれ
がんばれ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その他、以下の詩を紹介されました。
・「けやき」
・「月夜の電信柱」
・「俳句十五選」
・「胡陰君を尋ぬ」
・「常に白帝城を発す」
・「論語」

【11/12岩下修1】言語力を高めるとっておきの授業方法

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第5回教師力アップセミナーの講師は岩下修先生。今回のテーマは、「言語力を高めるとっておきの授業方法」でした。今回のセミナーでは、
1 詩の朗読
2 歌唱指導
3 模擬授業
の3つの内容でセミナーが行われました。

【10/10野口芳宏10】セミナーの詳しい記録とアンケート結果

今年で野口先生は75歳。とてもそんな風には見えない。益々弁舌が冴え渡り、とてもエネルギッシュ。今も全国各地を飛び回り、連載の原稿も何本も抱えているとのこと。私も野口先生のように年を重ねたいと思った。
セミナーの詳しい記録(1部2部3部)とアンケート結果をご覧になりたい方は、それぞれクリックしてください。
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【10/10野口芳宏9】野口語録

講演の中に野口先生の授業作法(野口語録)がいっぱいあった。
・私は授業中「まだ書かない人」とよく聞く。授業は常時全員参加。一人残らず参加しなくてはいけない。
・私は、常々「公的話法」で話せと言っている。「公的話法とは、常より大きく、常よりゆっくり、常よりはっきり」と話すことで、相手本意の話し方である。
・すぐに板書をする人がいる。それを反射的板書と私は呼んでいる。それはだめ。吟味板書をすべき。
・挙手の三原則「手をまっすぐ、指先をそろえる、素早く挙げる」
・グループ学習は気晴らし。おしゃべりをすると肩の力がぬけて雰囲気が和らぐ。子どもたちがにこにこする。
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【10/10野口芳宏8】体験的実践論のすすめ

いきなり問題、
1 授業の主役は誰ですか。
2 文科省は今回の改訂でも個性の尊重・個性重視をいっている。○か×か。
3 平等は善、差別格差は悪。差別社会をなくして平等にするのは○か×か。
4 研究に研究仮説は必要である、○か×か。
5 授業の終わりに、授業の振り返りは必要である、○か×か。
会場の反応は、1は、子どもが大多数。2は、半々。3は、×が少し多い。4は、○が多数。5は、○が多数。
さあ、野口先生の答えは、興味津々だね。
答えは…

【10/10野口芳宏7】さすが野口先生、明解な答えに納得

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さて、野口先生はどんなコメントをされたか。想像してみてください。答えは下をクリックしてください。
答えは…

【10/10野口芳宏6】千葉先生の授業実践「字のないはがき」

授業DVDをみる。(参考資料:指導案教科書資料1教科書資料2
今回の授業は、本文の後半における父の気持ちを考える授業。
さて、問題になった点は、1・3場面には父親の気持ちを考える手がかりがあるが、2場面には直接的なものがない。どうしたらいいか?
会場からの声は、次の通りである。
・「2場面には手がかりがないんだね」と挑発したらどうか。
・はがきをもらった父の気持ちを想像させたらよい。
・2場面に手がかりがあると思う人は○、ないと思う人は×をつけさせる。
さて、野口先生はどのようなコメントをされたか…
答えは【10/10野口芳宏7】を
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【10/10野口芳宏5】学校へ来る意味は・・・

人間は社会的存在と言われる。一人では生きていけない。その社会への参加の仕方には、「A受動的参加とB能動的参加」の2つある。
Aは、子ども、病人、老人、いわゆる社会的弱者。
Bは、就労者、社会の担い手。
Aの生活を成り立たせるものは何か?
ルールを守ることだ。
つまり規範を理解し、それを守るようにすることが一番大事だ。
みんながルールを守れば、いい社会になる。社会をつくる自分が、順法精神を守ること。これが学校へ来る意味だ。
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【10/10野口芳宏4】「体」の次に大事なものは?

T 「知育と徳育、どっちが大事だ?」
会場の挙手の結果は、知育が1割、徳育が9割。
さて、野口先生の答えは、もちろん、徳育である。
学力(知育)は低くても迷惑にならないが、徳育が低いと逮捕される、刑が与えられる。
船で例えるとする。体育は船そのもの。知育は船の装置、装備、設備。
では、徳育は船でいうとどこだ?
答えは2つある。
答えは…

【10/10野口芳宏3】何のために学校へ来た?

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参加者を子ども役にして、模擬授業スタート。
(Tは野口先生、Cは参加者)
T 「何のために学校へ来た?」
C 「学習」「勉強」「学力と社会性の向上」「人の役に立つ人間になるため」…
T 大きく2つに分けると、
 A 個人、自分のため
 B 社会、集団のため
T 勉強するために来ている。
勉強するとは「頭と心」の勉強をする。
大きくいうと、「知、徳、体」
この3つの中で最も基礎となるのはどれか?
会場の挙手の結果は、知が1割、徳が7割、体が2割。
さて、野口先生の答えは…
答えは…
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

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