第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

佐藤正寿先生セミナー1

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11月12日に佐藤正寿先生をお招きし、アクティブな社会科授業づくり〜社会科好きの子どもを育てるためのコツ〜という演題でご講演していただきました。
第一部では、アクティブな社会科授業づくりの基礎・基本ということで、導入、実社会との関わり、話し合い、発問、学習課題、まとめについて具体的に語っていただきました。その一部を紹介します。
導入では、切実感のある課題を提示することで、子どもから「え、どうして?」「考えてみたら不思議だ、なぜ?」という声を出させたいとお話されました。そのために、キャベツ農家の仕事を学んだ子どもたちにキャベツをつぶす農家の姿を見せ、「どうしてだろう?」と感じさせる。資料の一部を隠して、コンビニのおにぎりの隣には「何が売られているのだろう?」と考えさせる。こどもの追究心をくすぐる仕掛けを教えていただきました。
発問では、思考を促すということを中心にお話をされました。「いつ」「どこ」「だれ」「なに」の5W1H発問、「賛成か反対か」「もし・・したら」の選択発問、「・・は何か」「・・と言えるか」の焦点化発問など様々な発問の仕方を学びました。また、あいまいさを問う発問で、信号機の並び順(赤はどこでしょう?)を考え、思考を自然に促す発問を学びました。

佐藤正寿先生セミナー2

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第二部では、第一部でお話された基礎・基本を土台に、模擬授業「戦争と人々の暮らし」(6年)をしていただきました。
前半は、写真から戦争の様子を発言させたり、知っていることをたくさん発表させたり、知識の部分を学習しました。後半は、資料の内容について2つの立場に分かれて考えました。どちらも立場の意見もしっかり聴き、思考していきました。知識を学ぶだけではなく、知識や資料を活用し、じっくり考える授業展開にぐっと引き込まれていきました。

佐藤正寿先生セミナー3

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第三部では、「教師こそアクティブラーナーに」というお話をしていただきました。
どのように教師自身が学ぶのかという視点で、教員の次の3つのライフステージを示されました。若手教員として教師としての基礎を学ぶ。(第1ステージ:22〜34歳ごろ)中堅教員として学校の柱として活躍する。(第2ステージ:35〜47歳ごろ)学校のリーダー。後輩を育てる。(48〜60歳ごろ)佐藤先生自身も50代での挑戦として10月から大学院博士課程で学ばれ、常に学ぼうという姿勢が教師にとって大切であることを改めて学びました。
未来社会を考えるという視点でもお話していただきました。2050年の社会を想像し、科学技術が進歩していく中で、「教師の役割は何か。」さらには、「私たちが学ぶべきものは何か。」ということについて考えました。
三部構成で講演をしていただきましたが、中身が濃くあっという間の2時間でした。

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