第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

池田修先生セミナー 1

 今回は、京都橘大学児童教育学科 池田修先生をお迎えし、『「こんなときどう言い返す?」 〜 指導の優位性を保つための切り返しを考える 〜』をテーマに語っていただきました。このホームページでは、その一部をご紹介します。
池田先生のセミナーでは、初めペアで練習問題に取り組み、主張は主張で返すことや5秒以内で話始め、30秒以内で決着をつけることの重要性について学びました。また、「子ども・大人とは?」「教師に必要な3つの力」など、改めて考えさせられることや教師として大切なことを学びました。
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池田修先生セミナー 2

1.距離感を考える
 「髪を切ってきた生徒に対してどのような声かけをするのか?」「4月、子どもの会話に加わった時にどのように名前を呼ぶのか?」という練習問題を中心に学級担任として、どのような声かけを行うのか。また、その理由についてグループで話し合いました。2つの練習問題を通して、声かけの時に主観や価値観を入れてしまったり、適切な距離感をとっていなかったりすると、人間関係が上手くつくれなくなってしまうことを学びました。「若い先生は、一歩下がり、ベテランの先生は、一歩詰める。」の距離感を大切に、子どもたちの自立に向けて、どのように働きかけていくかが、とても重要だということを実感しました。

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池田修先生セミナー 3

2.信じると心配する
 思春期に入った子どもの気持ちは特に難しい。自分のことは分かってほしいのに隠す。隠しているのに、分かってほしい。分かってくれない教師は、使えない教師だと思う。そんな不安定だけど、分かってもらいたがる子どもの気持ちを実際にあった話とその際の子どもの言葉を基に考え、何を隠しているのか話し合いました。予想される事実と実際のお話を聞き、改めて思春期の難しさを感じました。何かあった際には、断定はせず、予想の幅を広げて話を聞いてあげることの大切さを学びました。

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池田修先生セミナー 4

3.こんな時どう言い返す
 今回のセミナーのテーマでもある「こんなときどう言い返す?」を具体的な設定を基にペアで話し合い、実践しました。学校生活の中で、子ども達はいろんな言葉を発してきます。指導の優位性を守るためには、子どもの発する正論に惑わされず、何が良くて何がいけないのかしっかり分け、時にはユーモアを持つことが大切だと学びました。特に池田先生は、言い返しや、話と話の「間」に気を付けるようにとおっしゃっていました。教師の言葉や話し方がどう子ども達に受け止められるか考えなくてはなりません。

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