第7回は赤坂真二先生です。対面で行います。開催日時は、2月10日(土)午前10時〜12時です。よろしくお願いします。

【11/12岩下修2】参加者全員で詩の朗読

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1 詩の朗読「日本語が作り出す世界」
ここでは、セミナーで使われた詩を紹介します。岩下先生の後に、一緒に読む形で詩の朗読の指導方法を教えていただきました。

◎「大漁」 金子みすゞ

朝焼け小焼けだ大漁だ
オオバいわしの大漁だ

浜は祭りのようだけど
海の中では何万の
いわしの弔いするだろう

<読む時のポイント>
・母音の「あ」を非常に大切にします。感情移入しなくても自然に気持ちが入るようになります。
・「だ」を「だぁー」とのびないように読むようにします。
・「いわしの弔いするだろう」お腹に力を入れて読みます。

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◎「からっぽ」 坂村真民

頭を
からっぽにする
胃を
からっぽにする
心を
からっぽにする
そうするとはいってくる
すべてのものが
新鮮で
生き生きしている

<読む時のポイント>
・実際に一行一行読むときに本当に頭をからっぽにして読むことが大切です。

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◎「どうしていつも」 まどみちお

太陽



そして



やまびこ

ああ 一ばん ふるいものばかりが
どうして いつも こんなに
一ばん あたらしいのだろう

<読むときのポイント>
・やまびこはちょっと丁寧に読みます。
・一番新しいの「あ」は一番上から持ってくるように読みます。

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◎「ちょっと とって」 畑中 圭一 

シャッポ ちょっと とって
バット ふって ヒット
カップ とって グッド

ポット ちょっと とって
コップ そっと もって
ホット シロップ ぐっと

ラッパ ちょっと とって
そっと もって いって
ワッと いって やった

<読むときのポイント>
・リズムがとても大切です。体が弾むような感じで読みます。

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◎「ばんがれまーち」 阪田寛夫

ばんがれ
ばんがれ
ばんがれ まーち
さかだち
いっかい
がんばれ まーち

かたつむりは
よるがこわいとなくだろうか
おおかみは
あめがいやだとにげだすか

あめふる
かぜふく
それからてんき
あさくる
よるくる
そのつぎ あさだ
ばんがれ
がんばれ

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その他、以下の詩を紹介されました。
・「けやき」
・「月夜の電信柱」
・「俳句十五選」
・「胡陰君を尋ぬ」
・「常に白帝城を発す」
・「論語」
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