第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

佐々木昭弘先生セミナー1

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本年度最後のセミナーは、筑波大学附属小学校の佐々木昭弘先生をお招きして、「楽しい理科の授業づくり〜一段上の授業力をつけるにはどうしたらよいか〜」というタイトルで講演をしていただきました。このホームページでは、その一部を紹介します。

一枚の絵から…
うさぎに見える、アヒルにも見える。視点のコントロールでどちらにも見える。

理科の授業において
チューリップって知ってる?
土から出ているチューリップを描いてみよう。「葉、茎、根は必ず描かないといけない。」
黒板に思い思いのチューリップを描くと、それぞれ違う。違うからそこで比較する。
葉の枚数は?形は?どんどん疑問が出てくる。
疑問が出てきたら、実際に調べてみようという流れになる。

意欲を高め、観察に向かう。見えていないことを言葉にすることで観察点が見えてくる。

佐々木昭弘先生セミナー2

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国語教育とコラボする授業改善のポイント

問題と答えの関係を明確にしておく
温度の変わり方を3つに分ける
国語の文章と同じようにはじめ、中、終わりで書いてみる。

理科の実験結果を国語の時間に書かせる。「この間の実験を作文にしてみよう。」
・友達と話し合ってもよい。
・教科書やプリントなどの資料を見てもいいよ。
と言うと課題のハードルがぐっと下がり、子ども達も頑張って取り組める。

友達の真似でも、書けたという事実の積み重ねが力をつける。
真似している中にも取捨選択があり、思考につながる。

佐々木昭弘先生セミナー3

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問題解決的な学習のバリエーション
2つの型がある。推理物を例にして
犯人が分からない。視聴者と一緒に問題を解決していくスタイル
→ミステリー型問題解決(模擬授業:ものの燃え方)
犯人が最初から分かっている。視聴者は、犯人と主人公のやりとりの中から矛盾を見つけていくスタイル
→サスペンス型問題解決(模擬授業:振り子の運動)

最後に
理科の授業で
・「事実」を問う→どうなる?
・「方法」を問う→どうする?
・「理由」を問う→どうして?

どこにウェイトをかけるのか。

子どもが主体的になり対話が生まれる深い学びへ

2時間があっという間でした。「明日、理科の授業をしたい」という思いをアンケートに書かれた参加者がたくさんいました。ありがとうございました。

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