楽しい懇親会

先日、学校評議員をしている学校のおやじの会の懇親会に参加させていただきました。いつものように楽しいお話で盛り上がりました。

地域の力を活かした学校経営といったテーマでもお話しさせていただくことがよくありますが、その際に頭に浮かぶのがこの方々のお顔です。子どもたちと一緒に何かを創る。児童館で放課後の子どもたちの居場所づくりをしている。コーディネーターとして地域と学校を結んでいる。そういう方々です。子育ては終わっても、それぞれの立場、視点でその地域の子どもたちを育てることに積極的にかかわろうという人たちです。そのような方の姿は学校の中だけにいてはなかなか見ることはできません。存在すら意識できていない先生もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。こういう方々はどの地域にもいらっしゃるはずです。彼らをどのように顕在化し、学校経営に活かすかということがこれからの校長教頭には求められると思います。

また、こういう方々のネットワークは校区を超えて市内に広がっています。学校の抱えている問題をいろいろな視点で知ることができ、とてもよい勉強になります。学校と保護者や地域が協同して行っている活動に関しても、それぞれの立場で感情的な問題が起こることもあります。学校側の思いが、微妙にずれて受け取られることもあります。私たちでは気づけないこういった問題についても、情報をいただくことでいろいろと対応を考えることができます。学校の思いと地域の思いが完全に一緒になるのが理想でしょうが、そんなことはまずあり得ません。だからこそ、本音のところを伝え、理解し合うことが必要です。しかし、互いに遠慮し合って本当のところを伝えられていないのが現実です。
ありがたいことに、私は学校評議員という立場でこういった方々の思いを学校に伝える機会を持っています。学校経営にうまく活かしてもらえるように働きかけるのも私の仕事だと思っています。

とはいえ、楽しいお話とおいしい料理、お酒で、かたいことはすっかり忘れいい気持ちになって帰路につきました。仕事を超えて楽しい時間を過ごせる方がいることの幸せをいつも感じさせてもらっています。誘っていただけて感謝です。また、声をかけてくださいね。
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