授業づくりへの思いにあふれた模擬授業

愛される学校づくり研究会が主催するフォーラムで発表する国語科の授業の模擬授業に参加しました。

本番の授業まで1週間を切って、最後の模擬授業となるものでした。
この日は短く切らずにある程度をまとまった時間進め、司会者がストップをかけたところで話し合いました。指導案もずいぶん固まり、前回までは表に出なかった授業者の素敵なキャラクターが見えてきました。本番の授業では、子どもたちとの明るく元気なやり取りがたくさん見られることが期待できます。
何度も練ってきた授業です。見るたびにねらいがはっきりした、無駄のない骨太の授業になってきています。コーディネータの先生と何度も打合せをし、2人3脚でつくられたものです。単に名人の授業をなぞるのではなく、新しい提案がしっかりとあります。野口芳宏先生の授業をしっかりと研究してきたコーディネータの力があってこそだと思います。
特にICTの活用場面は、会場に来る方の目から鱗の落ちること間違いないものです。私自身早く本番を見たくてしょうがない、早くその使い方を多くの方に知らせたいとワクワクしています。フォーラムまで、あと2カ月。皆さん楽しみに待ってください。

模擬授業は司会者のとり回しのよさと児童役の若い先生方のおかげでとても充実したものになりました。途中、仕掛け人のT先生がわざと議論をしかけてきました。私もその挑発にのって、ちょっとしたバトルになりました。最後にT先生が参加者にびっくりしたでしょうと、授業について真剣に議論することの大切さを伝えられました。私とはいつもこんな議論をしているから人間関係の心配はないと笑わせて終わりました。
そうなんですけど、私は真剣だったんですよ、T先生。どうもわざとらしいと思いました。T先生にまんまと乗せられてしまいました。

2時間余りの間、後ろでビデオ撮影をしていた校長先生の表情が素敵でした。授業者だけでなく、真剣に子ども役をやっている若手教師の姿を温かく見守っていました。会が終わった後、みんな本番の授業を見に行きたいだろうな、この時間を全校集会にして自分が面倒をみて見に行けるようにしようか、何か方法がないかなと考えておられました。
今回の提案授業をきっかけに教師が学び合う雰囲気をつくっていこうとされているのがよくわかります。授業を大切にする、学び合える学校にきっとなっていくことと思います。

先生方のよい授業をつくろうという思いと、授業者への温かいまなざしに触れることができた時間でした。教師が育っていく現場に立ち会える幸せをこの日もしっかりと味あわせていただきました。ありがとうございました。
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30