この震災に教師は教壇で何をすべきか

東北地方太平洋沖地震の被害にあわれた皆さんに心からお見舞い申し上げます。

直接の被害や大きな被害がなかった学校では今日からいつものように授業が始まります。先生方はどのように子どもたちと接するのでしょうか。もし自分が教壇に立つとすればどのような対応をするのだろうかと考えてしまいます。

子どもたちの中には、日本はどうなってしまうのかと不安に思ったり、自分にできることはないだろうかと真剣に考えている子もいると思います。まずは、今回の地震について先生が思うことを子どもたちに伝えることで、少しでも不安な気持ちを解消できるようにしてほしいと思います。不安をあおるような話ではなく、希望を持てるような話をすることが大切です。多くの人がこの震災に対して自分たちのできることを必死にやっていること、つらい悲しいことがあるがきっと乗り切れるはずだと信じていることを伝えてほしいと思います。
その上で、子どもたちの気持ちをしっかり受け止めてください。子どもたちがいろいろな思いを自分ひとりの中に閉じ込めないよう、できるだけグループや学級全体で共有できるようにしてください。そして、今自分たちにできることを考える機会をつくってください。

被害にあわれた方々には申し訳ないですが、悲惨な状況であるからこそ、子どもたちが学べることがあるはずです。この悲惨な状況を少しでもよい方向に活かすことも教育者にとっては大切なことだと思います。
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