授業と学びコラムに投稿しました

授業と学び研究所」の「授業と学びコラム」に「子どもの姿で伝えよう(大西)」を投稿しました。

学校が再開に向かって動き始め、先生方は感染対策に追われていることと思います。子どもたちだけでなく、保護者にも学校の安全対策をしっかりと理解してもらうことを意識してほしいと思います。

是非お目通しください。

署名協力のお願い

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9月入学の動きが出ています。
9月入学の是非はともかく、拙速に移行することには強く反対します。

今大切なのは、日々の子どもたちの学びを支えることに全力を注ぐことです。
目の前にいる子どもたちの今をどうするかを第一に考えるべき時だと思います。

「9月入学、本当にいまですか?」にアクセスいただいて、この主張に賛同できる方にはぜひ署名をお願いしたいと思います。

授業と学びコラムに投稿しました

授業と学び研究所」の「授業と学びコラム」に「ピンチをチャンスに変えよう(大西)」を投稿しました。

新型コロナウイルスはとても苦しい状況を学校にもたらしました。この状況を少しでも良い方向に活かすことを考えてほしいと思います。

是非お目通しください。

すこし未来の学校を考えよう

学校に出かけて子どもたちの姿を見ることができなくなって、2か月以上経ちます。2か月前は、このような事態になるとは全く予想もしていませんでした。日常のありがたさは失くしたからこそ分かるものだと実感しました。学校が再開されても子ども同士が楽しそうにかかわる姿を見ることは当分できないかもしれません。当面は学校で見聞きしたことではなく、今私が考えていることをこのホームページと「授業と学びコラム」で発信していきたいと思います。

緊急事態宣言が延長されると同時に、この状態からの出口を意識した動きも目立ってきました。「新生活様式」といった言葉も生まれてきましたが、学校も以前に戻ろうとするのではなく、「新学校生活様式」に変わっていくことが必要だと思います。目先の新型コロナウイルスに対応した学校生活のみを考えるのではなく、その先を見通したものになることが大切です。新型コロナウイルス騒動の収束後は、元の学校生活に戻るだろう、戻そうではなく、さらに前に進んだ学校に変わっていることが求められるのだと思います。

国はGIGAスクール構想を前倒しにて今年度中に一人一台を実現しようといます。だからといって、その環境がない今オンライン授業などはすぐに実現できません。下手をすれば、環境整備が実現した時には新型コロナウイルス騒動は落ち着いて、オンライン授業の必要性はなくなっているかもしれません。だからこそ、目先の対応だけにとらわれず、これから起こる環境の変化を活かした真の「新学校生活様式」を考えることが大切です。

そのための第一歩は、ICTに関する研修の時間を取ることです。多くの先生が自宅待機をしている今だからこそ、あえてオンラインで研修を行うことに挑戦するのです。休校になってすぐにICT研修をオンラインで行った学校では、今までこの種の研修に前向きでなかった先生の多くが積極的に参加したそうです。変わらなければいけないという気持ちに先生方がなっている今がチャンスなのです。子どもたちが学校にいないので予定した授業研究の現職教育を延期や中止する学校も多くあります。子どもたちと違って先生一人に一台のPC環境はほぼ整備されています。自宅でのネットワーク接続を許可すればすぐにでもオンラインでの研修は可能になります。この非常時です。ネットワーク接続のルールを一時的に変更することは決して無理なことではないはずです。先生方がオンライン研修を受けてみることで、子どものたちと同じ視点で気づけることはたくさんあります。研修を通じて、子ども一人に一台のPC・タブレット環境での新しい授業の姿が見えてくると思います。

LMS(Learning Management System)を活用して課題提示、提出、チェック、返却を行うようになった学校の先生が、「学校が再開したらこれを活用しない手はない。事前に課題を与えた授業展開を含めどのように授業を変えていこうか」と考え始めたそうです。その一方でこんな話も聞きました。ある学校で休校中の非常勤講師の給与保障するための業務として、学校再開後ICTをどう授業に活用するかのレポートを書いていただくことをお願いしたそうです。すると、ICTの活用に対応はできないので退職させてくださいと申し出られて困ったというのです。極端な例ですが、新しい学校環境に前向きに対応するというのは、思った以上に敷居の高いことなのかもしれません。機器を扱える先生がいないことを理由にICTの活用に否定的な学校の話も聞きます。最初から扱える先生はいません。まずはやってみることです。やってみると意外と使えたという言葉もよく聞きます。やってみて課題に気づき、それを何とかしようとみんなで相談することで、よりよいものとなっていくのです。

難しく考える必要はないと思います。最初から上手くいくはずはありません。失敗して当然です。失敗の先にある、少し未来の学校を創造することを楽しんでほしいと思います。

「授業と学びコラム」のご紹介

「授業と学び研究所」「授業と学びコラム」では、この事態だからこその「学校経営」「ICT活用」「子どもとのつながり方」「地域との連携」などについて、私を含め6名のフェローが発信しています。
是非一度訪問して見てください。

オンラインの活用を考える

私立の中学校高等学校の教科主任会に参加してきました。新型コロナウイルスの関係で学校が休校になっているため、他の学校の様子や今後の方向性について話し合いました。

この学校では生徒1人1台のiPadが既に導入されているので、生徒との連絡や課題のやり取りについては大きな混乱もなく行えています。新1年生に対しても年度当初の出校日にiPadを配布して基本的な使い方を教えることができたので、問題なく使えているようです。今回のことを機に多くの先生がICTの研修に参加し、先生方のリテラシーも向上しているようです。
課題を印刷して郵送している学校は論外としても、多くの学校でホームページやこの時期無料で使えるアプリを使って課題のやり取りが始まっています。YouTubeなどを活用して動画を配信したり、無料の教育動画のサイトを紹介したりといった取り組みも珍しくありません。これを機にBYODが一気に進む可能性もありますし、GIGAスクール構想も前倒しで実施されそうです。この学校の環境に優位性はそれほど長く続かないと思います。この機会に、1人1台の環境を活かした活用のノウハウをどれだけ貯めることができたかが問われると思います。双方向のやり取りが環境的に難しい学校がほとんどですが、この学校ではかなりのことができるはずです。双方向を意識した取り組みをお願いしました。

双方向と言うとオンラインの会議システムを使った授業を思い浮かべると思いますが、今までの授業をそのままオンラインで行おうとしても上手くはいきません。パソコンの画面越しに子どもの反応をつかむのは難しいので、先生方が大切にしている子どもの反応をもとに進める授業はそのままではできないのです。だからといって一方的に話をしても、聞く方の集中力は通常の授業以上に長くはもちません。オンライン授業は子どもも授業者も思った以上に疲れます。画面を常に注視しなければいけないので集中力を保つのが大変なのです。小刻みに休憩を入れたり、1単位の授業時間を短くしたりするなどが必要です。説明とグループ活動、個人作業を上手く組み合わせなければなりません。予めタイムスケジュールをきちんと組み立てて授業に臨むことが求められます。
通常の授業では共有の手段として全体やグループで話し合うことが多いですが、声ではなく会議システムやSNSなどのチャットを利用するのも効果的です。オンライン授業だけでなく通常の授業でも1人1台の端末を活かせる使い方です。

実際にオンライン授業をするのであれば、(先生が出校することが前提ですが)簡易スタジオをつくるとやりやすいこともお伝えしました。具体的には、黒板かホワイトボート、大型モニターかプロジェクターを準備します。このモニターは授業者が教材や生徒の意見などを提示するのに使います。会議システムのパソコンにはできるだけ高解像度のデジタルカメラをつなぎ、黒板の前に立った授業者を写します。授業者以外にカメラの操作をする人と会議システムを操作する人、都合3人1チームとなります。パソコンの前に座って授業するのはなかなかストレスが溜まるものですが、このやり方ですと授業者は通常と同じように黒板の前で授業に専念できるので、かなりやりやすくなります。
大画面で参加者全員の顔を映す(ギャラリーモード)と参加者一人ひとりの表情をかなり把握することができます。そこで、大型モニターかプロジェクターをもう1組用意して会議システムの画面を授業者の正面に映すと参加者の反応をもとに指名して進行することも可能になります。また、分配器を使うか別のパソコンを会議に参加させて、撮影している画面を授業者に見えるようにしておくと、より話しやすくなるでしょう。
指名する時に注意してほしいのは通常の授業と違って指名された子どもはマイクをオンにするなどの準備ですぐに発言することはできないことです。このタイムラグが授業のテンポを崩してしまうことがあります。内容によっては予め指名する順番を決めて伝えておくことも有効です。場面によっては、自由に意見を言えるように全員のマイクをオンにすることで、通常の授業のような雰囲気を作れます。
この程度のシステムであれば、学校にある機材を組み合わせることでそれほど苦労しなくても構築することができるはずです。とはいえ、双方向意識した授業にしようと思うと、どうしても参加人数は20人ほどが限界だと思います。逆に言えば少人数であればかなりのことができるということです。

実際に会議システムを使ってみて有効に感じたのはブレイクアウト(参加者をグループに分けてそのグループ内だけで会議をする)の機能です。実際の授業のように4人ずつのグループに分けて意見を聞き合うことをさせると活性度が上がります。会議に参加できる端末を別に用意することができれば、その端末を各グループに割り当てることで、グループごとの様子を見ることもできます。タブレット端末をグループ数並べることで、思った以上に効率的にグループの状況を把握できました。

オンラインの授業では振り返りが通常の授業以上に大切になります。子どもたちの困り感や達成感は画面からはなかなかつかめません。一行の振り返りでも、○△×といった記号でもよいので、毎回必ず振り返り行うようにしてほしいと思います。
自己管理が苦手な子どもも多いので、学習以外にも、どうやって過ごしたか、どんなことを考えたかといった毎日の振り返りを書き溜めて、一定の期間ごとに再度振り返ることも大切です。

子どもたちにとって友だちとかかわれないのは想像以上にストレスフルのようです。授業にこだわらずに、子どもたちがかかわりあえるような活動の時間をつくることも大切だと思います。オンライン会議システムを使って毎日同じ時間に互いの顔を見る時間をつくるだけでも、子どもたちを孤立させないためには有効だと思います。画面越しに一言ずつ近況を聞き合うことでもつながりを意識することができます。互いの振り返りを共有することも、子ども同士をつなぐのに有効です。友だちの振り返りから自分の生活を見直すこともできるでしょう。こういう時だからこそ、子どもを孤立させないためにできることは何かを考えることをお願いしました。

子どもがネット提出した課題に対して先生がコメントをつけているようでしたが、この作業をやり続けることは子どもも先生もかなりのエネルギーを必要とするようです。この状況が続くようであれば、課題を与えて提出するといったやり方に頼るのは限界がくることに先生方も気づき始めたようです。先生と子どもの1対1の関係で学習を進めるのではなく、子ども同士をかかわらせながら学習を進める方法を考えることをお願いしました。

そんな中、体育の課題のための動画を同じコースの先生方で制作している現場に出合いました。ダンスの課題を先生が踊りながら伝えるのですが、校長にも特別主演させるなど、子どもたちを楽しませて課題を伝えると同時に、「学校が君たちの居場所だよ」「先生は君たちのそばにいるよ」というメッセージになっているように思いました。何より先生方の楽しそうな姿が印象的でした。先生方の子どもたちとつながりたいという思いを感じました。

この学校では、先生方を3つの班に分けて出校するようにしています。そのため、学年や教科の先生が顔を合わせて相談する時間を取ることができません。GWまでに一度はオンライン会議で教科会を行うようにお願いしました。自分たちがまず経験することで、その可能性や課題に気づくことができると思います。その上で、教科、学年で一度はオンライン授業に挑戦してほしいと思います。実施にあたっては必ずチームで行うことをお願いしました。ノウハウを個人ではなく、学校全体で共有することが大切だからです。既にオンライン授業に取り組んでいる方も何人もいらっしゃいます。ふだんの授業では発言できない子どもが、オンラインでは自分の意見を書きこむことができたといった、オンライン授業のよさも見えてきたようです。課題も含めて校内に発信し共有することをお願いしました。

未曽有の事態が続きますが、だからこそ失敗を恐れず、今やれることに明るく取り組んでほしいと思います。この先には、きっと、今まで見たことがない新しい教育と子どもの姿が待っているはずです。それを見るのを楽しみにこの事態を乗り切ってほしいと思います。

新年度になりました

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