2010年9月18日(土)「日本教育工学会全国大会」

「日本教育工学会全国大会」が開催される金城学院大学へ。仲間が多いとはいえ、発表する「組織の経営と評価」の会場はいっぱいに近い状況。10時ピタリ開始。
3人目の仲間の発表が終わったところで、我々の考え方について疑問が出された。それが自分にはなんとも理解しにくい考えだった。その考えは「保護者にアンケートを求めるのに、それぞれの評価項目に関連した情報提供(我々は根拠情報提供と呼んでいる)をすることは、学校にとって都合のよい情報を提供することであって、それは押しつけの学校評価である。真の学校評価ではない」というものである。
研究の土台においている考えは、保護者に学校評価を求める時に、学校ではこのような取組(根拠情報提供)をしているが、これについてはどう思うかと尋ねると、回答の妥当性が増し、より参考となる意見が寄せられるというものである。出された意見は、そういう情報は学校にとって都合のよいものになるだろうから、我々の考え方は学校評価として不適切であるというものである。
その意見を聞いて、5番目発表の自分は、急遽、プレゼンに手を入れた。「押しつけの学校評価」という言葉もいれて、反論を試みたが、わずかな協議の時間であったので、やりとりが十分できなかったのは残念だ。こちらから情報提供もせず、勝手に解釈されて寄せられた回答より、情報提供した上で回答をもらった方が、気分的にもすっきりするのに。「気分的にすっきり」では研究にならないので、我々の考えの妥当性を示すデータが必要ということか。思いも寄らぬ意見がいただけたのは、外に発信したからこそ。前向きに考えたい。
終了後、名古屋ルーセントタワーへ移動。「愛される学校づくり研究会」で初めての懇親会。懇親会からの参加者もあって、会場には30人ほどが参集。一人一人の挨拶がとてもいい。「やろうぜ!」という気持ちが高まる。来年2月には、このルーセントタワーで研究会としての初フォーラムを開催する。
(玉置 崇)
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