【番外編】 第4回 教育と笑いの会 (4)

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12月10日(土)に開催された「第4回 教育と笑いの会」の記録です。

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第3部

シンポジウム「教師修行と落語家修行の接点」

玉置会長を進行役に、野口先生、志水先生、大西先生、池田先生、花丸さん、雀太さんの6名がパネリストとなり、教師と落語家の立場で「修行」という切り口でお互いの共通項を探るシンポジウムとなりました。


落語家は「言葉」を操る職業なので、そこへのこだわりを持って修行を積まれている、というお話がお二人から出ました。

言葉そのものだけでなく、相手に伝わるような言葉を選ぶことや、言葉を重ねる、逆に言葉をそぎ落とすなど、研究を重ねておられることに感心しました。

また声も大切で、トーンや強弱、速さにもこだわりを持って、日々練習を重ねているというお話には、さすがプロだと会場から感嘆の声があがりました。


そうしたお話を受けて、壇上の先生方が話された「教師修行」の経験や思いは、実は「落語家修行」にとても通じていることがわかりました。

言葉のこと、声のこと、どれも教師にとっても大切なことばかりです。

そして驚いたのは、登壇された先生方は皆、落語家のお二人が言われた修行と同じようなことを、ずっと訓練されてきたということです。

優れた教師は、優れた落語家同様に、努力を積み重ねてこられているのだと改めて教えていただきました。


まさに、野口先生がよくおっしゃる「経験は意図的に積み、整理を加える」ということを体現されておられるのですね。

とても味わい深いシンポジウムとなりました。

登壇された皆さま、ありがとうございました。

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