【豊山町教育委員会】情報モラル教育の推進

 社会全体の情報化が急速に進み、子供たちがスマートフォンやタブレット端末等を介して、日常的にインターネットに触れる機会が増えています。そのような中、SNS上の書き込みによる誹謗中傷や仲間外れ等、インターネット上のトラブルが増加しており、情報モラル教育の重要性が一層増しています。
 豊山町教育委員会では、このような状況を受け、ICT教育推進委員会で情報モラルや情報機器を使用する際のマナーについて研修を行っています。ICT教育推進委員からは、「SNS等での発信は子供たちにとって非常に身近なことではあるが、それと同時に危険もすぐそばにあり、自分が発したことでだれかが嫌な思いをすることがあるのだと実感させられるような指導をしていきたい」「子供たちが社会に出たときに必要な力を身に付けさせるために、今どのような指導が必要なのかを考え、研鑽に励みたい」といった声が聞かれました。今後も子供たちが適切に情報機器を扱うことができるよう支援していきます。

【設楽町教育委員会】道徳科の授業研究

 10月18日、津具小学校で、道徳教育の授業研究会を実施しました。
 1年生では、「しぜんとなかよくD(18)自然愛護」と題し、優しい気持ちで動植物に接しようとする心情を育てることをねらいとして授業を行いました。あさがおの気持ちを考えたり、どんな気持ちで動植物の世話をすればよいかについて考えたりする活動を通して、生き物を大切にする気持ちを想起させることができました。
 2年生では、「自分とちがってもC(11)公正、公平、社会正義」と題し、周りと違うところがあっても仲良くすることの大切さについて考え、それぞれの違いを大切にして、誰にでも公平に接しようとする心情を育てることをねらいとしました。
 児童から「友達って一人でも欠けたら面白くない」「できない人がいたら助け合う」といった発言が飛び出すなど、友達の良さを感じさせることができました。

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【美浜町教育委員会】道徳科研究授業の協議会

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 美浜町では、道徳の授業力を向上させるために、各校で研究授業と研究協議会を実施しています。特に研究協議会は「協議会こそがもっとも先生方の力量を向上させる場」という認識から、授業後の研究協議会を大事にしています。
 ある小学校で、月曜日の5時間目、1年生の道徳授業を指導主事が実施しました。授業後、全職員が参加しての研究協議会を行いました。写真は、そのときの流れなどを板書したものです。
 協議会では、授業内の事実に基づき「この授業はねらいを達成したか」を吟味しました。とても活発な対話がされました。ここでの先生方の協議会の様子が、授業で道徳性を高めるためにクラスメイト同士で対話をしている児童の様子と重なりました。
 「実際の授業場面を見て、道徳授業のやり方が具体的にわかりました」「道徳をするのがだんだん楽しくなり、今ではクラスの児童も道徳の授業を楽しみにしています」などの感想をいただきました。地道な研究と実践が、美浜町の各校で行われています。

【一宮市教育委員会】道徳教育の充実・発展に向けた取組

 一宮市では、豊かな心を育成する取り組みとして「自尊感情を育て、自他の命を大切にする心の教育」に各学校で取り組んでいます。道徳科の授業においては、児童生徒が自己を見つめ、自分の生き方について考えを深めることができる指導を目標とし、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方について深める学習、問題解決的な学習、道徳的行為に関する体験的な学習等を取り入れています。

 各校の道徳教育推進教師のさらなる力量向上と道徳教育の充実・発展に向けて、夏季休業中に「小中学校・道徳指導法研修会」を開催しています。本年度は外部講師を迎え、教材分析の仕方や対話のさせ方等について解説を聞いたり、グループに分かれて演習を行ったりするなど、授業づくりのポイントを学びました。

また、年に1回「道徳主任者会」を開催しています。本年度は10月に評価のあり方やその具体的な方法について学ぶ研修を行いました。子供の道徳性の変化を評価することが、子供の成長と教師の授業改善につながることを確認しました。各校の道徳教育推進教師が研修で学んだことを各校で他の教師に広めていくことで、授業改善・授業力向上、そして一宮市の道徳教育の充実・発展を図っていきたいと考えています。

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【大府市教育委員会】「地球のステージ」

 本市では市内4中学校を対象に毎年順に「地球のステージ」の講演を開催しています。講演内容はカンボジア、パレスチナ、ソマリア等の60を超える国の国際医療支援活動を通し、ボランティアの意味、平和の在り方、命のつながりを考えるものとなっています。特に、復興へ向けて立ち上がる人々の姿の場面では、子供たちの心は大きく揺さぶられ、食い入るように映像を見つめている姿がありました。さまざまな映像、ときには弾き語りを通して、広い世界で実際に起きていることを知り、自分のこととして捉え、多くのことを学びながら自らの生き方を考える機会となっています。
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【岡崎市教育委員会】 豊かな感性を育む道徳教育の充実

 岡崎市では、教育方針とその実現に向けた施策等を明らかにするものとして「岡崎市学校教育等推進計画」を策定しています。その基本施策の一つに「豊かな感性を育む教育の推進」を掲げ、具体的な取組として、「子どもたちの共生の心を育む教育活動の推進」の中で道徳教育を充実させることが挙げられています。
 道徳の教科化を見据える中で、平成27年度に竜美丘小学校、平成28年度に城北中学校に、それぞれ3年間の研究委嘱を行いました。そして、平成29年度には竜美丘小学校において、平成30年度には城北中学校において、その研究成果を市内外の教員や教育関係者等に示し、高い評価を得ることができました。各校では、これらの研究で明らかになったカリキュラムや評価の在り方などを参考にしながら、特別の教科 道徳の授業を中心とした道徳教育の充実に取り組んでいます。
 また、現職研修委員会道徳部では、本年度の研究主題を「豊かなかかわりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育―自分事として考え、議論する『道徳科』の授業を通して」と設定しました。各校では道徳教育推進教師が中心となって研究推進の体制を組織し、発問構成や授業展開、対話の質を高めるための工夫等について研究を深めています。
 引き続き、岡崎市では、豊かな感性を育む道徳教育の充実に取り組んでいきます。

【扶桑町教育委員会】道徳の「バトンリレー」(扶桑北中学校)

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 扶桑北中学校では、道徳の授業力向上に向けて、「バトンリレー」を行っています。「バトンリレー」とは、一つの授業を各クラスで順番に行い、その都度教員で反省会を行い、改善していくものです。本年度3年生では、「ハゲタカと少女」という教材を用いて、中心発問に重点をおきました。
 報道カメラマンが飢餓地域で、ハゲタカに襲われかけた少女に遭遇した場面を取り上げ、1回目の授業では、中心発問を「あなたは写真を撮りますか、少女を助けますか。」としました。生徒は、さまざまな意見を出すことができました。しかし、反省会の中で「『写真を撮る』という選択をしづらい生徒がいたかもしれない」という意見が出ました。また、「今回のテーマが『生命の尊重』であり、自分事として捉えることが困難な内容だったのではないか」という意見も出されました。
 2回目の授業では、反省点を生かし、「カーターさんの行動をどう思うか。」という発問に変えました。カーター氏の行動に対する考えを問うことで、生命の尊さを導き出したいと考えたからです。生徒は、どちらの立場からも意見をもち、命の尊さや重さを書いた感想が多く見られました。
 最後の授業では、2回目と同じ発問とし、その後、対立意見で議論を進めていく展開としました。いろいろな立場から意見を出し合う中で、自分の立場を明確にしたことで、自信をもって議論する姿が見られました。
 「バトンリレー」を通して、中心発問を生徒の様子をもとに分析し、よりよいものにしていくことができました。今後も、学校全体で授業力向上を目指します。

【知立市教育委員会】よりよく「いきよう」とする生徒の育成をめざして

 知立市教育委員会では、平成31年度から令和3年度にかけて知立中学校に研究を委嘱し、知立中学校は道徳教育に関する研究に取り組みました。テーマは「自己を見つめ、仲間と語り合うことで、よりよく『いきよう』とする生徒の育成〜知中デザインの道徳授業を要にした道徳教育の研究〜」。よりよく「いきる」ために主体的に行動する生徒を「めざす生徒像」とし、5〜10分程度でできる「小さな道徳」と、「対話的な道徳」を組み合わせた「知中デザインの道徳授業」を行えば、生徒の認識の変容を促すことができると考えました。また、生徒を勇気づける言葉「ハートフルワード」を共有することで生徒集団を育むことができると考えました。
 研究発表会当日には8つの公開授業が行われ、「質の高い道徳授業七つの条件」を意識した教育活動が展開されました。授業後には各教室で、授業者と参観者による「語る会」も行われ、活発な意見交換が行われました。
 本研究では、オリジナルの指導案づくり(「知中デザインスケッチブック」の開発)にも大きな工夫が見られました。こういった指導案づくりのノウハウを市内で共有することにより、市内小中学校の道徳授業のレベルアップが図れるのではないかと考えています。

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【尾張旭市教育委員会】コロナ禍における道徳授業の在り方

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 尾張旭市では、昨年度から続く新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、通常の授業等においても制限が加わる中、道徳の授業においてもこれまで通りに児童生徒がグループなどでお互いの意見を交流させることが難しい状況が続きました。そんな中、市内において、GIGAスクール構想に伴い昨年度末から導入されたタブレット端末を活用した道徳の授業を行う学校が増えてきました。
 児童生徒は、本来ならば互いの意見を口頭で議論し、他者の意見を多面的・多角的に受け止め考えを深めていくところですが、タブレット端末の授業支援アプリを活用して、交流をすすめるました。また、教材の提示についても大型提示装置等を活用して、児童生徒たちが視覚的にも捉えやすい工夫も行いました。
 コロナ禍ですすんだICT機器の活用は、アフターコロナの時代においてもこれまでの方法と併用しながら新たな道徳教育の在り方を模索するうえで、非常に有効なものであることがわかりました。

【西尾市教育委員会】西尾市教育研究会・道徳部会の取組

豊かな関わりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育
〜現代的な課題と向き合う多様な指導方法の研究〜

西尾市教育研究会・道徳部会の令和3年度の授業研究から
中学校2年の教材である「松葉づえ」(友情とは「松葉づえ」B 友情、信頼 道徳2 きみがいちばんひかるとき 光村図書)の授業を道徳部員で参観し、その後、協議会をもった。協議会では、現代的な課題と向き合う多様な指導方法について、本時の授業をもとに協議された。

<協議会での主な意見>
・「もし、けがをしていなかったら」、「もし勉強ができると知っていたら」などの切り返し発問をすることで生徒たちは、立ち止まって自らの考えを深めることができたのではないか。
・一人一人の考えをまとめる場面で、生徒の考えを座席表に記入して把握し、話し合いの場面で、指名順を考えて意図的に指名することで、意見の出し合いではなく、考えを深めることができたのではないか。
・生徒の意見を可視化できるように板書を工夫することで、生徒一人一人の考えをさらに深めることができたのではないか。

<講師の指導も含めたまとめ>
・担任と生徒、生徒同士の信頼関係が非常にできており、活発な意見交流ができていた。
・道徳科の目標は道徳的実践力を育成するもので徐々に形成されていく。そのため、漢方薬と考え継続して実践をしていくことが大切である。


【安城市教育委員会】 「心を育て、いのちを守る教育プログラム」の作成、実施

 安城市では、教育の重点目標として「いのちの教育」「学び合い」「個への支援」の3つの柱を掲げています。これら3つの実践を通し、自他の個性を認め、互いを尊重し合い、互いの存在を大切にし合う、「人を大切にする」教育の実現を目指しています。
 令和2年度は、安城市の調査研究事業において、「いのちの教育」を推進する研究を進めてきました。具体的な取り組みとしては、「心を育て、いのちを守る教育プログラム」と題し、「SOSを発する力」「SOSに気付く力」「ストレスに気付いて対処する力」を、子供の発達段階に合わせて系統的に実施していくことができるようにプログラム化しました。本プログラムでは、「ソーシャルサポート」や「自尊感情の育成」を図りながら、「ストレスマネジメント」・「対人スキルの育成」を目指します。学級活動をはじめ、保健体育科、道徳科(生命の尊さ)と関連付けながら、養護教諭やスクールカウンセラー等とも連携して実施することで、生涯に渡っていのちを大切にできる子供を育てていきます。
 令和3年度は、本プログラムを活用し、担任とスクールカウンセラー、あるいは、養護教諭とスクールカウンセラーが連携して授業実践を進めています。今後は、その成果を市内に発信していく予定です。

【阿久比町教育委員会】道徳科の指導方法の充実を目指して

 阿久比町では、今年度、阿久比町立英比小学校が「道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業」の研究実践校として愛知県教育委員会から委嘱を受け、「考え、議論する道徳」を目指し、研究・実践に取り組んでいます。
 英比小学校では、道徳科の授業の充実を目指すため、6月と7月に外部講師を招き、授業づくりの手順などをご教示いただきました。「登場人物を書き出し、誰を追うべきか」、「ねらいは何になるか」を考え、「中心発問に対する子供の反応を予想する」など、具体的なアドバイスを多くいただきました。教えていただいた手立てを基に、日々、教材研究を進め、実践を繰り返すなかで、子供たちの取り組みも前向きになってきました。答えが一つではない道徳的な課題に対して、課題を自分自身の問題として捉え、多面的に物事を考える姿が多くなってきているように感じます。
 今後も日頃の実践を通して、子供たちの考えを広げ、深めことができる授業つくりを進めていきます。「考え・議論する道徳」を追究するためには、まずは職員同士の対話が重要であると感じました。これからも、効果的な指導方法について職員同士でアイディアを出し合い共有できるように、まずは職員同士が考え・議論し、取組を推進していきます。

【豊橋市教育委員会】令和2年度豊橋市道徳研究部の取り組み

 令和2年度、豊橋市の道徳研究部では、「豊かな心をもち、他者と共によりよく生きる子供を育む道徳教育」をテーマに、道徳教育の実践に取り組みました。その中でも、生徒がこれからのグローバル社会の時代を生きていくために、同年代の子供たちが置かれている苦しい世界の現状を知り、国際問題を「自分ごと」として考えることで、多様な他者の存在を肯定的に捉える生徒の育成を目ざした、豊橋市立豊城中学校の取り組みを紹介します。
 単元を2時間で構想し、1時間目には、まず「そのこ」という詩を読み、感想を書きました。次に、「貧困」「難民」の生活がわかる写真を提示したり、生活のために川まで水を汲みに行く動画を見せたりすることで、「何か自分たちにできることはないか」と考えるきっかけづくりをしました。そして、「そのこ」の詩に立ち返り、一人一人が「そのこのためにできること」を考え、付箋に記しました。次時には、グループでの話し合いを行い、記した付箋をもとに自分の意見を述べながら画用紙に付箋を貼り分類していきました。グループでの話し合い後、全体で意見を共有しました。授業の振り返りでは、「自分以外の人に目を向けることも大切であり必要と感じた」「自分の無力さを痛感するが、ボランティア活動など自分のできることをしたい」などの記載がありました。今回の実践で、生徒たちにとって、多様な他者の存在や学級の仲間の意見を肯定的に捉えることができるきっかけとなったと考えます。

【新城市教育委員会】「考える」、「議論する」を大切にする道徳教育の実践

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 黄柳川小学校では、「一つの考え方よりも二つの考え方のできる子供の育成〜「考える」、「議論する」を大切にする道徳教育の実践〜」というテーマで研究を行い、令和3年10月21日(木)に市内の教職員を対象に研究発表会を行いました。問題意識を高める導入、道徳的価値を見直す展開、自分を客観視する終末と3つの段階に分け、考え、議論する活動になるための手だてを講じながら、「これまでの自分の考えを、より深めた考え・新たな考えに高められる子供」「多面的・多角的な見方・考え方のできる子供」を目指す子供の姿として、実践を行っています。
 発表会では、「授業づくりアイデアシート」を活用した指導案作り、「開いた発問・閉じた発問」や「教師の問い返し」等の思考を深める教師の出、「心情直線」や「3色コップ」等を利用した思考の見える化、異学年による合同道徳等、多くの手だてを効果的に取り入れており、児童が活発に自分の考えを級友に伝え、議論する姿が見られました。市内の教職員が、この研究発表会で得たものを自校にもち帰り、実践し、語り合うことをとおして自己のよりよい生き方を考えられる児童生徒を育てていきたいです。

【稲沢市教育委員会】道徳教育の充実に向けた取組

 稲沢市では、道徳科の授業を中心に教育活動全体を通じて、善悪についての判断力や望ましい社会性、正義感や公正さを重んじる心、他人を思いやる心等の育成に努めるとともに、自己の生き方について考えを深める態度を育むことができるように各学校で取り組んでいます。道徳科の授業においては、児童生徒の発達段階に応じて、道徳的な課題を自分自身の問題として捉え、「考え、議論する道徳」となるように指導方法等の工夫・改善に努めています。
 道徳教育推進教師のさらなる力量向上と各学校での道徳教育の充実・発展に向けて、夏季休業中に「道徳教育推進教師研修会」を開催しています。稲沢市の道徳科教科指導員を講師として、市内全小中学校の道徳教育推進教師が参加して研修を深めています。本年度は、道徳教育推進教師の役割の自覚を促し、道徳科の授業づくりの実習と評価をふまえた授業のあり方について研修を行いました。研修の後半は、ポートフォリオ評価の活用方法や教材研究の進め方について話し合うなど、充実した研修となりました。本研修で学んだことを各学校へ持ち帰り、他の教員にも広げていくことで教員の授業改善・授業力向上、そして稲沢市の道徳教育の充実・発展を図っていきたいと考えています。

【春日井市教育委員会】道徳教育特別部会の活動について

 道徳教育の充実のために、春日井市では令和元年度に「道徳教育特別部会」を立ち上げました。今年度は特別部会での研修・検討を重ね、指導方法や評価について指導する人材の育成を図っています。
 この特別部会のメンバーを講師として、夏季休業中に初任者を対象とした「初任者研修(道徳の授業づくり)」を行いました。また今年度は、各校の道徳教育推進教師を対象とした「道徳科指導研修」(写真)も実施しました。
 これから各校で中心となって道徳教育を進めていく若手・中堅教員の授業力を高めることで、春日井市全体の道徳教育の充実を目指します。

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【愛西市教育委員会】「考え、議論する道徳」の実現に向けて

 愛西市では、今年度、愛西市立八開中学校が「道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業」の研究推進校として愛知県教育委員会から委嘱を受け、「考え、議論する道徳」の実現のための授業改善等について、外部講師の指導を仰ぎながら研究実践に取り組んでいます。
 八開中学校は、全学年1学級の小規模校であるため、全職員が学年をまたいで指導を行うローテーション授業を行い、少しでも多くの職員と授業を見せ合う中で、職員同士の情報交換をし、職員一人一人の意識改革と授業力向上を図っています。生徒においても、学級替えがなく、クラスメート以外の意見を聞く機会はほとんどないため、体育祭・地域奉仕活動の縦割り活動(ブロック活動)を活用し、職員もチームを組んで、ブロック活動の一環として道徳の授業を実施するなど工夫しています。
 また、月2回、15分程度のコミュニケーションスキルトレーニング「はちミツタイム」の時間を設定し、議論するために必要な生徒一人一人のコミュニケーション能力を育成したり、互いの気持ちを汲み取るスキルを身に付けさせたりしています。
 「考え、議論する道徳」の実現に向けて、教職員自身も考え、議論し、授業力を更に高めるための取組を推進していきます。愛西市では、「授業力向上学び合いプロジェクト」として、お互いの学校の授業を参観し合えるような仕組みを整えています。感染症の拡大防止の観点にも配慮しながら、方法を工夫して研修を重ねていきたいと考えています。

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【東郷町教育委員会】「考え、議論する道徳」に向けた指導力の向上

 東郷町では、授業研究部が中心となって、2年目から5年目までの教員や常勤講師を対象に、「町授業研究会」を行っています。道徳科の授業研究に取り組む少経験者もおり、研究協議会では、授業の進め方や発問の内容などについて話し合い、授業力の向上に努めています。
 また、初任者の授業力向上を図るため、「特別の教科 道徳」の授業研修を行っています。今年度は、外部から講師を招き、道徳に関する講義を行いました。道徳の授業の基本や、発問の仕方、展開について学びました。特に主発問の大切さに気付くことができました。児童生徒が道徳の時間を嫌に思うときは、「分かっていることを問われたとき」「授業の展開が予想できてしまうとき」「教師の説教が始まったとき」という話を聞き、気をつけなければと思う先生方も多くいました。
 一つの資料をもとに授業の起承転結を意識しながら準備を進めることなど、新たな視点で道徳を見つめることができ、充実した研修となりました。