【豊明市教育委員会】市主催少経験者研修での道徳科における授業力向上の取組

 豊明市教育委員会では、新規採用から2年目・3年目の教員を対象として、少経験者研修を行っています。この研修は、授業力の向上を目的としており、今年度は、夏季休業中に外部講師をお招きして道徳科の授業について実施しました。
 午前中には、講師の先生から道徳科の指導法について講義を受けた後、4つのグループに分かれて道徳科の模擬授業案を作成しました。どのグループも講義の内容を踏まえ、授業の進め方や発問の内容、予想される子供の意見などについて、真剣に議論して授業案を作りました。
 午後は、授業をするグループと授業を受ける子供役のグループに分かれて、模擬授業を行いました。模擬授業後、講師の先生から模擬授業についてご指導をいただき、よかったところや課題となるところを全体で共有したことで、子供たちにとってよい授業とは何かを考える時間となりました。参加者からは、「たくさんの技術を学ぶことができた」「実践しながら自分のものにしていきたい」といった声が上がりました。
 この研修で学んだことを各学校に持ち帰り、他の教員にも広げていくことで、市全体の教育力向上の一助となればと考えています。

【大治町教育委員会】少経験者研修

 大治町では、少経験(2年目、5年目)の教員を対象に「少経験者研修」を行っています。教育長と指導主事とで少経験者の授業を参観し、研究協議会を行います。今年度は、2年目の先生2名(小学校3年生担任、小学校6年生担任)の道徳の授業を参観し研究協議会を行いました。
 3年生は、相手の状況や気持ちを考えて行動しようとする実践意欲や態度を育てることをねらいとした授業でした。車いすを実際に準備し、車いすを使って児童に役割演技をさせることで、児童がより登場人物の気持ちに寄り添うことができていました。
 6年生は、広い心をもって互いに尊重しあいながら行動しようとする実践意欲と態度を養うことをねらいとした授業でした。コの字型の座席配置や、意思表示をする2色の紙コップ、心情パラメーター等を使って、友達と意見を交流しながら、多面的なものの見方ができるよう工夫された授業でした。
 今後も、教員の道徳科の授業力を高められるよう、町教育委員会として、研修等に取り組んでいきます。

【岩倉市教育委員会】岩倉市子ども人権会議の取組

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《目的》
・市内小中学校における人権教育の取組を、広く市民に知らせる機会とする。
・岩倉市子ども人権の歌を作曲した大野靖之氏と一緒に、参加者で「また明日ね」を歌い、学校だけでなく市民に啓発をする。
・子ども人権会議の一環として、児童生徒の手による講演会づくりを進める。
・“歌う道徳講師”として知られる大野靖之氏の講演により、命や夢、仲間や家族について考える機会とする。

《内容》
◇岩倉市における人権尊重の輪を広げる取組紹介
 ・子ども人権合い言葉、子ども人権の歌「また明日ね」、人権の花運動、各学校での人権尊重の取組を紹介した。
◇岩倉市人権講演会「みんなで人権を考えよう」
 ・大野靖之氏によるトーク&ライブでは、歌と語りを通して命や家族の大切さについて感じ取ることができた。

《成果》
 7月に各校の子どもたちが1度だけ集まり、その後はオンラインのみで随時計画を進めていった。このことで、自分たちで作り上げたという充実感を味わうことができた。また、じっくりと人権について考える時間をもつことができた。市内全体に人権教育の基盤が備わってきたように感じる。