令和元年度愛知県道徳教育推進会議でリーフレットを作成しました

 愛知県道徳教育推進会議では、令和元年度の協議題「『特別の教科 道徳』を要とした道徳教育の充実 −『考え、議論する道徳』の実現−」に取り組み、その成果としてリーフレットを作成しました。

こちらを御覧ください → リーフレット

【長久手市教育委員会】令和元年度長久手市現職教育

 今年度から、中学校で道徳が教科化されました。今までの道徳指導とどのように違うのか、どのような視点が必要なのかなどをポイントとして、各学校と長久手市教育委員会で研修を進めてきました。
 長久手市現職教育研修事業の一つとして、市内中学校の2年目・3年目の教員を対象に、授業研究会を行いました。
 今年度は、長久手中学校2年生で、「3年生を送る会」を資料として「先輩への敬愛」という主題で、道徳科の授業を行い、研究協議会ではグループ協議で更に研さんを深めました。
 グループ協議では、価値観の押しつけにならない授業展開、生徒の実態を十分理解した発問などが話し合われました。日頃、気づかない先輩の存在や感謝の気持ちを、どのように自分たちで気づくようにしていくかがポイントだと確認することができました。
 今後も、研修を深めていかなければならない分野ですが、道徳科の授業が児童生徒にとって、有意義な内容になるよう努めていきたいと思います。

【南知多町教育委員会】南知多町の取組

 南知多町では、令和2年2月7日に、南知多町総合体育館において、町内の小中学校の全教員の参加による、南知多町教育研究発表会を開催しました。本年度、日間賀小学校が、「東海北陸地区へき地・複式・小規模学校教育研究発表会 愛知大会」で、中学校や地域と連携した取組について発表しました。その中の郷土愛を育む実践として、島内の清掃活動や「日間賀サミット」の活動を紹介しました。道徳科の授業と関連した、社会とのつながり、伝統や文化を大切にする取組等、大変参考になりました。
 2月18日には、教務主任研修会を行いました。2月4日に開催された「愛知県道徳教育パワーアップ研修会」に参加した先生より、研修についての伝達がありました。授業改善のポイント、ねらいの明確化、中心発問と補助発問の捉え方等、たくさんの情報交換をして、道徳的な価値を高められる授業の在り方について、協議することができました。

【西尾市教育委員会】子供たちの豊かな心の育成に向けて

 西尾市では、「豊かなかかわりの中で自己を見つめ、よりよく生きる子供を育てる道徳教育 −定番教材における多様な指導方法の研究3−」を研究テーマとして活動しました。
 8月に行われた夏季研修会では、学年ブロック(小学低・小学中・小学高・中学)に分かれて、定番教材をもとに、「考え、議論する道徳」の実現に向けた指導方法の工夫について話し合いました。西尾市教科指導員や外部講師による助言、指導を受け、道徳科における多様な指導方法や研修の在り方、授業における子供の捉え方について大きな学びを得ることができました。
 10月に行われた一斉授業研究会では、小学校の定番教材「くりのみ」を取り上げた提案授業をもとに、道徳的価値を高められる授業のあり方について協議しました。
 さらに、先生方の「評価の記述の仕方について学びたい」という声を受け、西尾市教科指導員が市内の学校を訪問し、研修や指導を行いました。
 今後も、西尾市では、子供たちの豊かな心の育成に向けて、よりよい道徳科の授業実践に向けて学ぶ機会を設けていきたいと考えています。

【瀬戸市教育委員会】現職教育における授業力向上

 瀬戸市教育委員会では、「特別の教科 道徳」の授業力向上を目指し、瀬戸市教育委員会の指導主事による模範授業を行いました。指導主事が市内の学校に出向き、4年生の子供たちを対象に授業を行いました。題材は「泣いた赤おに」、内容項目は「友情、信頼」です。そこで、「赤おにと青おには、本当に友達なのか」について話し合いました。「赤おにも青おにも、お互いを思い合っているから友達だと思う」「青おには、赤おにを悲しませているから本当の友達とは言えない」など様々な意見が出されました。
 最後に、出された意見をもとに「友達として大切なこと」を考えました。授業には、その学校の教員や近隣の学校の教員も参観をし、授業後には、授業のねらいや道徳科の授業の進め方等について話合いがされました。
 瀬戸市教育委員会では、各校の道徳教育推進教師を中心として道徳教育を充実させるとともに、各種研修を通して授業力の向上に努めていきます。

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