【東海市教育委員会】夏季研修 授業力の向上を目指して

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 東海市では、毎年、夏季休業中に「夏季研修」を開催しています。時代のニーズや教育の今日的な課題に対応した研修をはじめ、教職員としての人間性・授業力を高める研修を実施して教職員の力量向上を図ることを目的としています。
 今年度、道徳科については「道徳科の授業展開と評価」をテーマに、大学教授を招いて研修を行いました。研修では、「『うれしい道徳』を実現するために」と題して、道徳科の在り方や評価の在り方についての解説を聞いた後、グループに分かれて評価を意識した発問づくりを行いました。参加者からは「授業の目標をしっかり意識して評価を考えることの大切さを改めて感じた。子供が自らの成長を実感できる授業が大切であるというところは、道徳科に限らずどの教科にも当てはまることだと思った」との感想がありました。
 これからもこのような研修の場を設定し、子供たちの他とともに心豊かな生活を築く態度を養っていけるように道徳教育を推進していきます。

【大府市教育委員会】道徳副読本「大府市にゆかりのある人」の編集

 大府市では、道徳において、地域に根ざした教材を副読本「大府市にゆかりのある人」として作成し、9月より各小中学校において活用されている。大府市の小中学校教員で組織する編集委員会が、昨年度より編集を進めていた。大府市にゆかりのある7人の人物の功績等を取り上げ、児童生徒がそれらの人々の思いを感じたり、考えたりできるようにしたいと考える。この副読本は、小学校3年生から中学校3年生までに配付され、年に1人を授業で取り上げる形となっている。
 また、先生方の指導の一助となるように、指導案例も作成した。さらに、写真や映像などの資料も用意し、電子黒板に映しながら授業を進めるなどの利用ができるようにしている。
 児童生徒が郷土の偉人に触れることで、郷土を愛する心など様々な道徳的価値が高まることを期待している。

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【幸田町教育委員会】幸田町教員夏季研修会「こうた夏塾」

 幸田町では、毎夏、「教育力を高める具体的実践」について研修を行い、授業力向上を図るため、「こうた夏塾」を開催しています。今年度は、「特別な教科 道徳」について研修を深めました。
 研修会では、「新しい道徳科に求められる具体的な授業づくり」と題し、西尾市立西野町小学校長の石川雅春先生にお越しいただきました。石川先生が、小学校高学年の2学期に使われる「ブランコ乗りとピエロ」を教材に、2種類の模擬授業をしてくださいました。参加した教員が、生徒役となって進められた模擬授業では、石川先生の発問や板書、授業の流れなどから、「特別な教科 道徳」における具体的な指導のポイントや授業のイメージを学ぶことができました。また、事前にまとめた「道徳の授業づくりでの悩みや困っていること」に対しても、石川先生から丁寧にそして的確に御指導をいただきました。参加した教員から、「2学期からの実践にすぐに生かすことができそうだ」という感想がありました。