[田原市立赤羽根小学校] ふるさとの海のよさを感じて〜ボディーボード体験〜

 本校では、ふるさとの海に親しみ、海の遊びの楽しさを味わうために「親子ボディーボード体験」を行いました。PTAをはじめサーフィン協会や保護者の皆さんの御協力により、4〜6年生の72名は楽しく参加することができました。
 4年生は初めての体験でしたので、うまく波に乗れず、ボードから落ちてしまう子もいました。子供に付いて海に入っているサーフィン協会の人や保護者から、波の乗り方をアドバイスしてもらい、最後には波に乗る楽しさを感じたようでした。3年目となる6年生の子たちはうまく波に乗り、中には50mほど長い距離を乗ることができました。
 体験の後、「難しいかなと思ったけど、優しく教えてもらったので、楽しかったです」「とても楽しくて、来年が楽しみです」こうして子供たちにも受け継がれていくのだなという実感がありました。 
 天気にも恵まれ、ふるさとの海のよさを体感しながら、活動を終えることができました。


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【東海市立加木屋小学校】「チャレンジ活動」の取組

 本校では、豊かな人間関係を育み、社会性や協調性を高めることを目指して、年間を通して、「チャレンジ活動(異学年交流)」に取り組んでいます。「チャレンジ活動」は、チャレンジタイムに中集団(16の基本チーム)による遊びや、読書等を常時活動として行っています。その他に、大集団、小集団、ペア等に分かれて活動したり、委員会による発表を行ったり、全校児童が一斉に集まって「6年生を送る会」を行ったりします。
 今年度から1学期に、大集団(赤・青・黄・緑の4色対抗、16の基本チームが4色に分かれる)による行事「チャレンジ運動会」に取り組みました。「チャレンジ運動会」は、チームリーダーや運動会実行委員を中心として、競技や応援の計画や運営を行い、チームの団結力を高め、ペアとの交流を深める目的があります。1、6年ペアは、玉入れの競技に取り組みました。チームリーダーが自主的・自発的に様々な活動に取り組み、集団の一員として、よりよい生活や人間関係を築きました。そして、チームリーダーとして、下級生を思いやる温かな気持ちやたくましさを身に付けることができました。
 今後も、更に互いの立場や気持ちを考えて、「チャレンジ活動」が充実していくように実践していきたいと思います。

【チームリーダーの感想】
・「チャレンジ運動会」の応援合戦では、替え歌や踊りを考えるのにとても苦労しました。4人のチームリーダーが何度も相談しながら練習を進め、やっと応援を作り上げることができました。緑組のみんなが一生懸命に覚えてくれて、運動会で思い切り発表することができました。応援で優勝したことが本当にうれしかったです。

【1年生の感想(ペア競技〜きじやまん加木屋ホイポイ大冒険〜)】
・きじやまんのとき、6年生のペアが玉をいっぱい渡してくれたので、玉をいっぱい投げました。かごにたくさん入りました。とても楽しかったです。

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【豊田市立朝日小学校】「朝日っ子遊び」で心をつなぐ

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 本校では、6年生の人数に合わせて縦割り班を編成し、学校のリーダーとして一人一人が活躍できるようにしています。
 4月19日に「朝日っ子誕生会」を行い、初めて顔合わせをしました。6年生は、緊張している下学年に笑顔で声をかけました。自分の班をまとめようとする一生懸命な姿が見られました。
 5月2日の「一年生を迎える会」では、新聞乗り、ジェスチャー、先生たちの声あてなど、たくさんのゲームを計画してくれ、全校で楽しむことができました。1年生へのプレゼントとして、みんなで書いた手紙を渡しました。うれしそうに読んでいる1年生の素敵な笑顔に出会えました。
 6月11日、1回目の「朝日っ子遊び」です。みんなワクワクしながら朝日っ子の教室に移動していきました。6年生は、自分たちが考えたゲームをみんなが楽しんでくれるのか、うまく説明できるのか不安そうでした。でも、下学年の子たちが一生懸命に聞いてくれる姿に励まされ、少しずつ自信をもって話せるようになってきました。「朝日っ子遊び」の後、「かがやきレター」を書きました。「みんなを支えて頑張っている6年生はすごい」「次の活動が楽しみ」と6年生に気持ちを伝えました。6年生は、その後、「朝日っ子遊び」の振り返りを行い、「みんなに尊敬されるリーダーになる。そのためには、日ごろの行いを考え、誰も見ていないところでの行動が大切だ」と考えました。
 互いを思いやり、一人一人が輝ける活動にしていきたいです。

【豊田市立中山小学校】 地域の伝統を受け継ぐ 〜藤岡音頭〜

 本校では、地域の方々を講師に迎え、「藤岡音頭」の講習会を行いました。3年生が講師の方と大きな一つの輪をつくり、「藤岡音頭」をはじめ、3曲の踊りを習いました。初めは緊張ぎみだった子供たちも、「藤岡音頭」が流れ始めると「この曲、聞いたことある!」と目を輝かせて、講師の方の振り付けを一心にまねていました。
 途中からはレベルアップを目指し、講師の指先や動きの柔らかさに注目し、美しく見える踊りを目指しました。講習会は大盛り上がりで、時間いっぱいまで踊りました。
 講習会の最後に、児童が感想を発表しました。「難しいかなと思ったけど、優しく教えてもらったので、楽しかったです」「とても楽しくて、また夏祭りでも踊りたいと思いました」「講師の方が優しく教えてくれました。また一緒にお祭りで踊りたいです」という感想がたくさんあり、地域の伝統である「藤岡音頭」が、こうして子供たちにも受け継がれていくのだなという実感がありました。 
 今年の地域の夏祭りでは、地域の方々と子供たちが、「藤岡音頭」を一緒になって踊る姿が見られるのが楽しみです。

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【北名古屋市立師勝西小学校】地域連携で「花いっぱい運動」

 本校は、コミュニティスクールとして様々な活動を推進しており、地域との協働を合い言葉に学習活動を展開しています。
 6月13日(水)には、地域の花壇を世話する市民団体「若葉会」の皆さんと市の環境課のサポートを受けて、本校の児童がよく利用する公園の花壇に花を植える活動を行いました。
 この日、チョボラ委員会や園芸委員会、園芸ボランティア部の児童有志14名が集まりました。若葉会の皆さんが一生懸命花壇の土づくりをしてくださったところに、サルビア、マリーゴールド、ポーチュラカの3種類を、きれいに植えていきました。参加した児童からは「地域の方や友達とおしゃべりしながら、花を植えるのがとても楽しかったです」「植えた後、花壇がとてもきれいで公園が明るくなってよかったです」など、充実した活動に満足そうでした。
 この花壇は、若葉会を中心に本校の児童も一緒になってお世話をしていく予定です。自分たちの手で植えた花を、みんなで大切に育てていきたいと思います。
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【安城市立安祥中学校】 「学級力」を高める取組

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 本校では、一人一人の個性を認め合いながら「学級力」を高めるために、様々な取り組みをしています。
 1年生では、自然教室で連だこを揚げる活動を計画しましたが、残念ながら雨のために中止になりました。学級みんなで作ったのに、たこを揚げる機会が自然教室ではなかったので、学校に戻った後のある晴れた風のよい日に、学年全員でたこを揚げました。生徒の思い思いのメッセージや絵が描かれた連だこが、一気に空へ舞い上がりました。校庭には歓声とともにハイタッチする姿、友達と笑顔でたこを見上げる姿があちこちで見られました。
 改めて学級でひとつの目標を達成する喜びを感じられた、ひとときでした。

【愛西市立草平小学校】合唱コンクール

 7月13日に、高学年の合唱コンクールがありました。6月25日の朝礼後、6年の主任の先生から「5年生と6年生、4月から草平小学校の顔としてよく頑張っていますね!そこで、その御褒美として『高学年の学級対抗合唱コンクール』を行いたいと思います!」というお話がありました。子供たちは「え〜っ!」という反応でした。しかし、これには5・6年の先生の「運動会を迎える前のこの時期に、クラスの団結力を高めたい」そして「草平小学校の高学年として更に成長してほしい」という、強い思いがありました。それから合唱曲を決め、パート練習、全体練習など、各学級で練習に取り組んでいきました。
 本番までに、けんかをしたり、なかなかまとまらなかったり…。決して順調に来たわけではありません。でも、よりよい合唱を目指してどのクラスも必死に取り組んできました。審査員は校長先生・教頭先生・音楽専科の先生・5年生のときお世話になった非常勤の先生、そしてもう1人。6年生が3年生の時に1組を担任し、現在育児休業中の先生も2人のお子さんを連れて参加してくれました。
 各クラスの合唱曲は以下のとおりです。
  5年1組:心の瞳      5年2組:HEIWAの鐘 
  6年1組:怪獣のバラード  6年2組:大切なもの
 どのクラスも、合唱はもちろん入退場や聴く態度まで、本当にすばらしかったです。最優秀は、6年2組でした。でも、どのクラスも満足したよい表情をしていたことがとても印象的でした。

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【常滑市立南陵中学校】 道徳の授業での学び

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 本校の道徳の授業では、それぞれのクラスで、毎週楽しく話合いが行われています。今日は、その中で生徒たちが得た学びのうち、いくつかを紹介します。
 みなさんは、アホウドリという鳥を知っていますか。この鳥の正式名は「オキノタユウ」というのですが、助走を付けなければ飛べなかったり、人間に警戒をしなかったりすることから乱獲され、「アホウドリ」と呼ばれるようになってしまったのです。アホウドリを捕まえて得たお金で生活している人がいます。アホウドリの命が、人間の命につながっています。しかし、そのアホウドリにも命があります。資料を読み、自然と人間の共生について考えました。
 生徒の感想の一つには、「アホウドリの理由が、『アホ』『バカ』だからと知って驚きました。助走を付けないと飛べないだけなのに、得意な所には触れずに苦手な所だけに触れて名前を付けているのは、人間っぽいなと思いました。人間は、生物のだめな所を見つけるのは得意だけど、よい所を見つけるのが苦手だからです。僕はこれから、人のよい所を見つけることができる人になりたいと思いました」「人間の悪さが出てしまっていてだめだなと思いました。簡単に捕れて高値で売れるなら大量に捕ってしまうのも少し分かります。でも、お金はなくなっても頑張れば増えるけど、生き物は一度死んだら二度と帰ってこないので、自然を大切にしたいです。共生していくためには、『捕る』ということがお金を得るための作業になってはいけないと思います。一回一回感謝をしていきたいです」というものがありました。
 道徳の授業で生徒が言う意見や、話合い後に書く振り返りの言葉を読むと、教師自身が心を洗われるようなものがあります。そういった、ふわりと優しく光る言葉を見つけたときには、授業後に職員室でそれらを紹介し合っています。多様な考え方を共有することができる道徳の授業を、今後も大切にしていきたいです。

【豊明市立三崎小学校】プールのやご 校長室で羽化

 本校では、毎年6月のプール開きに向けて、高学年がプール清掃を行います。本年度は6月1日にプール清掃を行いました。子供たちは、デッキブラシやタワシを手に持ち、一生懸命プール清掃を行いました。
 プールの水の中で、たくさんの『やご』を発見しました。そこで、水槽に入れて、校長室で飼うことになりました。
 やごを見たいと、たくさんの児童が校長室を訪れました。子供たちは、初めて見るやごや、やごの抜け殻に興味津々でした。そして、校長先生から、やごの話を聞き、やごの成長を見守っていました。
 その後、次々に『やご』から『トンボ』へと成長して、校長室の窓から巣立っていきました。今頃、夏空を飛び回っていることでしょう。
「元気でね。三崎小のやご!」
「秋になったら、三崎小のプールに卵を産みにおいで。待ってるよ!」と、子供たちは、巣立っていくやごを温かく見守っていました。
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【豊田市立平井小学校】地域や保護者ボランティアと連携した活動

 学校の北側に岩本川という小さな川がある。この矢作川の小さな支流は昔、蛍が見られるような清流だった。地域では、子供たちに安全で豊かな川を残そうという思いから、有志の方々が創遊会を立ち上げた。本校では、その創遊会や保護者ボランティアの協力の下、岩本川での体験活動を行っている。
 今年度も矢作川研究所職員や創遊会会員、保護者ボランティアに協力いただいて、2年生の児童が生活科の授業を行っている。思い思いに網を入れて魚などの水生生物を捕まえる。「何か捕れた。博士、これ何?」と子供たちのいきいきとした声が響き渡る。すると、そこに仲間や研究所職員、創遊会、ボランティアの方が集まり、「何?何?」と会話が弾む。  
 地域の自然や人々と接する機会が減ってきた現在。だからこそ、今後も学校の授業を通して触れ合い、関わり合うことで郷土を思う気持ちを深めていきたい。

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【豊田市立青木小学校】「ハピモク遊び」〜今日は班長の読み聞かせ〜

 本校では、昭和62年から、工夫・改善しながら「縦割り活動」を継承しています。全校831人が120班に分かれて、毎日の清掃活動、月1回程度木曜日に行われる「ハピモク遊び」を柱に活動しています。各班の班長を6年生が務め、日常的な活動に加え、「1年生を迎える会」や運動会などの行事でも異学年交流の場を設けています。
 「ハピモク遊び」の一つとして、班長による読み聞かせを行いました。班長は、班員が楽しんでくれそうな本を図書室で選びます。自分が読んで面白かった本、低学年の子がわくわくして聞くことができる本を班長同士、相談しながら選びます。本が決まったら、読み聞かせの練習をします。
 いよいよ「ハピモク」当日。読むスピードや声色に気をつけて班長が読み聞かせをします。班員は、本を食い入るように見ながら、班長の声を聞きます。笑顔や真剣なまな差しが教室のあちらこちらで見られ、時には歓声が聞こえます。そして、最後には班長への感謝の拍手が響きます。
 そんな活動を通して、「班長大好き」な低学年、班長に憧れる中学年、「来年がんばろう」と決意する5年生になっていきます。そして、その気持ちを受けて、6年生の優しさと自信が育まれています。

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【一宮市立尾西第一中学校】先輩が渡す無形のたすき

 本校では、市大会前の7月4日(水)に、選手激励会を開きました。3年生はユニフォームを着て、最後の夏の大会に向けて気持ちを引き締め、後輩の前で決意表明を行いました。また、家族や顧問、後輩に向けて、感謝の気持ちをしっかりと伝えることができました。1・2年生は最後の夏の大会を迎える3年生に力強いエールを送ることで、チーム『尾西第一中学校』としての一体感を高めることができました。
 1年生にとっては初めての選手激励会でしたが、感想では、チーム『尾西第一中学校』の一員として力強い意見がたくさん出ました。
 「先輩からの無形のたすき」が後輩にしっかりと受け継がれています。

【生徒の感想より】
 生徒A「僕は選手激励会で3年生を応援して、市大会へ向けて送り出しました。先輩たちが勝ち進むことを願い、応援の練習をがんばっています。選手たちの心に届く応援をしたいです。」

 生徒B「僕は一日一日、目標をもって部活動に取り組みたいと思っています。目標があると、やる気も出るし、練習の質も上がります。3年生の先輩たちが、最後の夏の大会に向けて練習をする、そのかっこいい背中を見て、僕もそれに負けないくらいの気持ちでがんばりたいです。」

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【幸田町立深溝小学校】 町で一番あいさつのできる学校!

 深溝小学校では「幸田町で一番あいさつのできる学校」を目指しています。毎朝の登校時には、全校から募ったボランティア『あいさつ隊』のメンバーが、「おはようございます!」とさわやかな声を響かせます。4月当初は、うつむいて消えるような声であいさつしていた1年生も、少しずつ相手の顔を見て元気な声であいさつできるようになってきました。また、学校内を歩いていても、すれ違う子供たちが、「こんにちは」とあいさつ。中には立ち止まってあいさつする子もいます。これには本校を訪れたお客さんもびっくり。「気持ちのよいあいさつができる学校ですね」と感激していかれます。このように本校では、あいさつの輪が少しずつ広がっています。ぜひ、この小学校時代にさわやかなあいさつの習慣を身に付け、あいさつの文化を育ててほしいものです。
 さて、そんなある日のこと。授業中に6年生の子と廊下ですれ違いました。ふだん、休み時間に廊下ですれ違うとき、彼女はいつも元気よく「こんにちは!」とあいさつしてくれます。でも、今日はちょっと様子が違うのです。すると、教員の顔を見た後、ちょっと周囲をうかがってにっこり笑顔で会釈してきたのです。ただ元気よくあいさつするのではなく、授業中の他教室を気遣っての会釈。思わずこちらの心が「ポッ」と温かくなりました。元気な声のあいさつもいいですが、こういった声のないあいさつもすてきです。
 あいさつは生きていく上で欠かすことのできない行為です。あいさつはマナーであるだけでなく、お互いの心が通じ合えたように感じ、自分の心が温まる『心のサプリメント』かもしれません。そんなあいさつを苦痛に感じるのではなく、みんなで楽しんで取り組みたいものです。この深溝小学校なら、それができるように思います。

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【岩倉市立岩倉中学校】 Welcome モンゴル!

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 岩倉市では、中学生の国際感覚を養うこと、モンゴル国との友好関係に寄与することをねらいとして、モンゴル国からの中学生・高校生と交流を行っています。
 今年も、7月2日(月)に、新モンゴル高等学校の中高生13名が本校を訪れました。初日は堅い雰囲気だった両校生徒も、片言の日本語と英語、ジェスチャーを交えてコミュニケーションを図り、しだいに打ち解けていきました。
 日本の伝統芸能「雅楽」鑑賞の行事等は、新モンゴル高等学校の生徒の皆さんはもちろん、本校の生徒にとっても、日本の伝統文化を学ぶ絶好の機会となりました。

【新モンゴル高等学校の生徒の感想より】
生徒A「ホストファミリーや先生、生徒さんたちは、
     初めて会うのに、友達のように迎えてくださいました。」
生徒B「 There are all handsome and cute students.
              You are always in my heart.」
    (生徒の皆さんは、みんなハンサムでかわいいです。
           お別れしても、ずっと私の心の中にいます。)

【阿久比町立阿久比中学校】ヒガンバナ植栽ボランティア

 阿久比中学校では、6月10日(日)に「ヒガンバナ植栽ボランティア」を行いました。この事業は、明るい社会づくり運動、矢勝川の環境を守る会阿久比地区会の方々で企画・運営がされており、阿久比中学校もこの地域活動に参加しています。
 この事業も、今年で10年目という歴史を刻みました。毎年、約1万個の球根を矢勝川の堤防に植えます。今年は、天候が不安定な中でしたが、274名の生徒がボランティアとして矢勝川に集まりました。毎年、植える場所を少しずつずらしていき、昨年度のごんぎつねの絵柄に続いて、今年度は、手袋の絵柄が矢勝川を彩ります。歴代の阿中生が植えてきた球根が、秋になると矢勝川の堤防を敷き詰めるヒガンバナの絨毯(じゅうたん)に変わります。
 秋の風物詩の一つを飾るこの伝統を、これからも先輩から後輩へと受け継いでいきます。
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【一宮市立浅井中小学校】 ふれあい遠足 〜ぺア学級の交流〜

 本校では、伝統行事として毎年春に、「ふれあい遠足」を行っています。6・1年生、5・3年生、4・2年生のペアで、大野極楽寺公園まで仲よく歩きます。公園では、4人から8人のグループでウォークラリーをしたり、一緒にお弁当を食べたりします。今年度もこの行事の中で、子供たちのすてきな姿がたくさん見られました。
 公園へ向かう途中、上級生が優しく下級生の手を引いて歩いたり、下級生が常に歩道側になるように場所をかわったりする姿がありました。
 ウォークラリーでは、下級生を気遣ってこまめに休憩したり、チェックポイントで先生からサインをもらい「やったね」と笑顔で声を掛けたりする優しい上級生の姿がありました。上級生が優しく下級生のお世話をするときには、下級生は、上級生にとてもうれしそうな顔を向けたり、優しさに応えるように頑張って歩いたりするなど、ほほ笑ましい姿がありました。
 遠足後の高学年の作文には、「疲れたけれど、最後にペアの子に『ありがとう』と言われて、疲れがふっとびました」「ペアの子が疲れていたから『荷物を持ってあげようか』と言ったけれど、『大丈夫、がんばる』と言って最後まで頑張って歩いていたので、えらいなと思いました」「自分が低学年だったとき、高学年の子にお世話をしてもらったから、私もお姉さんみたいになりたいと思って参加しました」など、心温まる言葉がたくさんありました。
 このような取組を通して、上級生が下級生を思いやる気持ちや、同じ学年であっても弱い子に力を貸してあげる温かな思いやりの心が育っていくものと考えます。今後も本校の伝統行事である「ふれあい遠足」を通して、互いの立場や気持ちを考えて行動できる子供に育てていきたいと思います。

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【扶桑町立扶桑中学校】相手満足のマナー習得

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 扶桑中学校では、毎年2年生が、夏休みに職場体験学習を行っている。職場体験を通して、望ましい勤労観・職業観を育てるとともに、将来の進路選択の参考にさせている。また、社会で必要なマナーを身につける上でも、大切な活動と捉えている。
 そこで、事前学習のひとつとして講師を招いて「マナー講座」を開催した。第一印象はほんの数秒で決まってしまい、その決め手は身だしなみであることを知り、生徒たちは大変驚いていた。また、身だしなみとは、自分が満足するためでなく、相手が満足できることが大切であることを学んだ。研修では講義を聴くだけでなく、お辞儀の仕方、姿勢、手の挙げ方など、実技を交えて研修することができた。
 生徒が書いた礼状には、「今までこれでよいと思っていたことでも、相手に与える印象が違うということを知りました。手の挙げ方も、指を全てそろえると上品に見えるということも知りませんでした」「特に90%以上も身だしなみで、人の感情を左右することに驚きました。よい身なりが第一印象で好印象を与えるのだと思いました。気をつけていたつもりでしたが、制服のしわや汚れまで考えていませんでした。職場体験ではもちろん、社会に出てからも身なりに気を配り、よい印象を与えられるようにしたいと思います」などの感想が書かれていた。
 職場体験学習のために行った「マナー講座」であったが、日頃の自分の振る舞いや服装、人との接し方などを振り返るよい機会になったと思う。

【豊川市立小坂井西小学校】違いがあるから楽しい〜道徳科の授業を通して〜

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 本年度から教科化された道徳科の授業。本校の2年生の子供たちも、毎週、教材の主人公に自分を重ね、楽しく話合いをしています。
 教科書にある「およげないりすさん」は、アヒルと亀と白鳥が、泳げないリスをおいて島へ遊びに行ってしまう話です。子供たちは、「自分ならどうするか」ということを考えて話し合うのが大好き。本文ではみんなが反省して謝り、リスは亀の背中に乗せてもらうのですが、子供たちの考えは違っていました。
 例えば、実生活を基にした「りすさんは泳げないのだから、どんな特徴の動物でも楽しめる遊びにかえる」「時間はかかるけれど、りすさんが泳げるようになるまで一緒に練習する」という意見からは、ふだんの友達との関わり方がかいま見えます。また、「泳げないりすさんのためにみんなでボートをつくる」「りすさんのように困る人のために、島へつながる橋をつくれば、どんな人も楽しく島へ行ける」というアイデアも出ました。違いのある者を仲間外れにするのではなく、すべての人が喜ぶ別の方法をとる、ユニバーサルデザインのもとになるような考え方です。
 この教材のねらいどおり、「友達が苦手なことは、みんなで助け合いながら一緒に遊ぶ方がずっと楽しい」と自然に考えることのできる心と頭のやわらかさを感じます。違いのある者同士で一緒に楽しく生活するため、多様な考え方を共有することができる道徳科の授業を、教師も子供たちも楽しんでいます。

【知立市立知立中学校】 広見賞

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 知立中学校では、「広見賞」と称し、善行生徒の表彰を行っています。「パンクした自転車を、近くの自転車屋さんまで一緒に運んだ」「給食がこぼれた際、他のクラスから分けてもらった」「習い事で全国大会に進出した」など、学校生活や日常生活の中で生じた心温まる出来事、頑張った出来事を対象に表彰しています。
 より多くの生徒の善行が表彰できるように、週に一度の学年会では、「広見賞」の対象事案がないかどうか検討する場が設けられています。選定された事案は、すぐに校長室で表彰が行われます。また、学年集会などで表彰を行うこともあります。
 学習や部活動、習い事など中学生の忙しい毎日の中で生じる思いやりや頑張りに光を当てることで、該当生徒だけでなく周囲の生徒にも意識の高まりが見られます。ふだん、何げなく過ごす時間の中に、たくさんの優しさや熱意があふれています。
 「広見賞」を通して、お互いが認め合えるような温かな学校づくりを進めていきたいと思います。

【刈谷市立小垣江小学校】 おがっちフレンズの活動  〜530運動を通して〜

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 本校では、全校を18チームに分け、1年生から6年生までの異学年児童のチームを作り、児童会が主体となった活動を行っています。1年生を迎えた発足式からはじまり、教室でのグループ遊びや綱引きなど、多くの活動があります。毎年行っている活動の中には、「530運動」があり、チームごとに地域の清掃活動を行っています。本年度は、「一人一つで600個、一人二つで1200個」を合い言葉に清掃活動に取り組みました。
 駅前の清掃活動では、自転車置場や植え込みに捨てられていた空き缶やペットボトルなどのごみを拾ったり、駅周辺の草取りをしたりしました。また、児童が毎日使う学校周辺の通学路や公園に落ちているごみを拾いました。この活動では、どの児童も真剣に、そして、異学年の児童同士協力して取り組む姿が見られました。特に、6年生は、1年生の児童の力では抜くことができない草を一緒に手伝って抜いたり、ごみの落ちている場所に一緒に行き、低学年の児童が一つでも多くごみを拾うことかできるように気遣いをしたりする姿が見られました。
 活動を終え、学校に帰ってきた児童からは、満足した様子が見られました。一人一人が、より多くのごみを拾うことを意識して活動したため、児童が持ち帰ったごみの量は、例年より多かったです。
 異学年児童のチームで行う「530運動」を通して、児童の思いやりの気持ちや、節度ある態度、地域を愛する心などが育つことを願い、今後もこの活動を続けていきたいです。