【豊橋市立吉田方小学校】情報モラル実践

 子供たちは、ゲームが好きで、一旦ゲームを始めると時間を忘れてのめりこんでしまいます。そこで、健康に配慮する必要性を理解し、適切に遊ぶことができるように、3年生の道徳科で、「ゲームに熱中すると」の教材を活用して実践を行いました。
 動画を視聴する前に、「今、熱中しているゲーム」と「なぜ熱中しているか」を発表しました。子供たちは、目を輝かせながらゲームの名前や、その楽しさを発表しました。しかし、子供たちからは、楽しい「光」の部分ばかりが発表されましたが、ゲームが及ぼす悪い影響「影」の部分は出てきませんでした。
 そこで、Netモラル「ゲームに熱中すると」を視聴し、登場人物の様子からゲームにのめりこむことが、人に及ぼす影響を考える場を設定しました。子供たちからは、「授業中寝てしまった」「だるさを感じた」「友達と遊びたくても遊べなくなった」「ごはんを食べなくなった」などの依存症の危険性に気付くことができました。さらに、自分の生活に置き換えて考えることで、自分もその危険性が潜んでいることに気付くことができました。
 授業後の感想では、「大人たちが決めたゲームの約束には、意味があると思いました」という意見が出され、ゲームをする際には、「行う時間」「健康に配慮した環境」が大切で、ゲームに依存しない付き合い方について真剣に考えることができました。

【西尾市立佐久島しおさい学校】サイバーポリスゲームを通して考えよう

 本校は、三河湾に浮かぶ島にある学校で、全校生徒児童24名(前期課程15名、後期課程9名)、複式5学級の小さな学校です。小規模特認校制度を利用して、約半数の13名が島外の自宅から通学しています。
 子供たちは、仲よく遊んだり、清掃活動をしたりすることを通して、学年の枠を越えて一緒に過ごす機会に多く恵まれています。そうした学校生活の中で、オンラインゲームやSNSについての話題で子供同士が盛り上がっていることもあります。
 このような本校の実態を踏まえ、全校児童生徒が、サイバー犯罪防止について共通理解を図ることが重要であると考え、愛知県警察のホームページにある「サイバーポリスゲーム」を実践することにしました。このゲームでは、日常生活で遭遇する恐れのあるインターネット犯罪への対処方法を学ぶことができます。
 はじめに、「インターネット5つの約束」を読み、インターネットを使う上で守るべきことをおさえます。ゲームを進める中で、「5つの約束を全部言えたらポイントGET」というマスがあったり、「クイズ」や「問題発生」のマスに止まったときにこの約束をもとに考えたりします。このゲームは、2チームに分かれて行いますが、相手チームへの問題についても、意見を交流し合いながらゲームを進める姿が見られました。このゲームをする中で、子供たちの「これ、やっちゃうことがあるな」などといった正直な声も聞かれました。また、「チーム全員が発言できれば、2ポイント」といったものもあるので、全員が人任せにせず、真剣に考えることができました。
 オンラインゲームやSNSの使用は、今後、ますます低年齢化していくことが予想されます。小中一貫教育という本校の特徴を生かして、今後も、情報モラル教育に力を入れていきたいです。
(ゲームを終えた感想)
・「問題発生」のようにならないように気をつけようと思った。
・自分でトラブルに巻き込まれないように、また、トラブルを起こさないようにしたい。
・危ない事件に巻き込まれないように、フィルタリングや設定も、しっかりやってトラブルを防ぎたい。

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【豊橋市立鷹丘小学校】親子で学ぶ「スマホ教室」

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 本校では、5・6年児童と保護者を対象に、携帯電話会社の方を迎え、「親子で学ぶスマホ教室」を行いました。
 高学年になると、携帯やスマートフォンを持つ子もおり、トラブルに巻き込まれないように、正しい使い方やマナーについて学びました。
 メールのやりとりやゲームの課金によるトラブル、写真掲載時の個人情報流出等について、アニメーションを見たり、話を聞いたりしました。
 「何げなく写真をアップしてしまうと、個人情報を盗み見されてしまうこと」「個人情報を守ることの大切さ」を知り、どの子も真剣に話を聞いていました。また、文字だけのメール文を読み、どう受け止めたかを友達とペアトークしました。子供たちからは、「文字だけでは、自分の気持ちが伝わりにくい」「相手の受け取り方で変わってしまうから、直接、伝えた方がよい」などという感想がありました。

【豊橋市立前芝中学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 メディアの正しい使い方を学び、よくない使い方で大切な仲間との人間関係を損なったり、お互いの勉強時間に影響したりしないよう、「ネットモラルの出前講座」を、毎年開催しています。
 「インターネット利用による児童の犯罪被害等防止啓発DVD」の映像から、具体的な場面を使って話をしてくださいました。身近な話として、無料通信アプリのやり取りで誤解を生み、仲間外れとなって、友達を失った事例も話されました。
 「お互いに顔を見合わせて直に話すことが、何より大切」と、生徒たちに強い思いで語ってくださいました。

【豊橋市立天伯小学校】情報モラル実践

 2年生で、教材「ある日のこくばん」をもとに、情報モラルの授業を行いました。「いたずら書きを見た人はどう思うか」「書かれた人はどう思うか」「書いた人は、どう思っていたのか」など、それぞれの気持ちをみんなで考えることで、勝手に人の名前を公の場に書くと、みんなが嫌な気持ちになることを学びました。今後、コンピュータを使うときには、多くの不特定多数が見るようなものに、名前や住所、電話番号などを安易に書かないことも学びました。さらに、楽しいからと軽い気持ちで行動せず、正しいことかどうか判断して行動することの大切さを指導しました。
 また、3年生の道徳科の時間に、情報モラルに関する授業を実践しました。導入として、コンピュータ室前の掲示板に貼られているポスターを利用し、携帯電話やインターネットで起こるトラブルについて考えました。「次に、どうすればトラブルを起こさずに済むか」「どうすれば、解決できるかを考え」を話し合いました。児童の感想には、「もし携帯電話を持っても、相手の気持ちを考えた言葉を使いたい」「これからもルールを守ってインターネットをやりたい」という感想がありました。今後も、学年に応じた情報モラル教育に取り組んでいきたいと思います。

【豊橋市立新川小学校】インターネットで広がる世界

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 6月の学校公開日に、外部から講師を招いて、保護者の方と一緒に、「ネットモラル」の学習をしました。
 子供たちは、インターネットを利用することで、世界のいろいろな情報や、自分の知りたい情報を得ることができると知っています。しかし、その反面、使い方によっては、個人情報を流出させてしまうなど、危険と隣り合わせであることを学びました。
 学習後、子供たちは、「インターネットは、気を付けて使わないといけない」「もしも、困ったら大人の人に相談したい」などの感想をもちました。
 この学習を通して、情報の取捨選択をし、安全に活用してくれることを願います。

【日進市立日進北中学校】3年生技術科 情報モラルに関する授業

 本校では、3年生が、技術科の授業で「情報モラル」について学習しました。
 まず、インターネットの利便性とインターネットが、社会や個人にもたらす危険性について、生徒一人一人が考えました。生徒にとって、インターネットや携帯電話は、最も身近なコミュニケーションツールであるため、インターネットがもたらす危険性について、多くの生徒が実体験に基づいて考えました。多くの生徒から挙がった意見は、「長時間にわたりインターネットや携帯電話を利用してしまう」「知らない人から連絡が頻繁にくる」「詐欺被害にあわないか心配」という三つでした。
 次に、生徒から挙がった三つの意見について、対策や利用する際に気を付けることについて、班で話合いをしました。話合いの中で、生徒たちは、これから自分自身がインターネットや携帯電話をどのように使っていくべきか、互いに意見を出し合っていました。最後の振り返りシートには、「今まで、インターネットの便利な面にのみ着目していたけれど、インターネットの危険性について改めて考えることができました。責任をもってインターネットや携帯電話を使わないと、自分だけではなく他人を傷つけてしまうことを強く感じた」という意見も見られました。
 授業を通して、「情報化の進む社会の中で、よりよく生きていくために、どのような態度を取るべきなのか」について深く考えることができました。

【稲沢市立丸甲小学校】メディアコントロール

 毎年、各学期に実施している生活アンケートの結果を見てみると、家でのゲームや動画の利用時間が多いことが気になります。利用時間は、家庭によって大きく異なり、平日は、0時間から3時間以上と幅があります。そこで、テレビやゲーム、動画に触れる機会が増える冬休みに、情報機器と上手につきあってほしいと考え、冬休みの健康チャレンジの一環として、全学年で「メディアコントロール」に取り組むことにしました。「メディアコントロール」を、「テレビやゲーム機器、パソコン、タブレット、スマートフォンなどを、時間を決めて上手に利用すること」と子供たちに説明しました。そして、次の三つの中から、家族と約束を決めて、上手に楽しく利用することを目的としました。
1( )分やったら、( )分休憩します。
2 夜( )時( )分以降は使いません。
3 自分で決めよう(例:ゲームは、1日1時間だけにする )
※( )の中には、数字や言葉を入れます。
 冬休みに取り組んだ結果、感想は以下のようでした。
・時間を気にしていると、目が疲れていることにも気付きました。
・「メディアコントロール」は、難しかったけれど、やりがいがありました。増えがちなゲームの時間を、押さえることができました。
・時間を決めて守ろうとがんばると、いつもより「守らなくては」と、時計を見る回数が多くなった気がしました。
 保護者の方からは、次のような感想をいただきました。
・ついつい長時間ゲームなどをする日もありましたが、約束を守ろうと努力しているのは伝わりました。
・「メディアコントロール」は、タイマーを使ってしっかりと守れました。これからも続けてください。
 また、3年生では、3学期に、「メディアコントロール」の取組をより確かなものにするために、情報モラルの授業を行いました。安全や健康を害するような行動をしないことの大切さを学びました。今後も、「メディアコントロール」の意識が高まるよう、継続して工夫していきたいと思います。

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【春日井市立高座小学校】インターネットを正しく使っていますか

 今、子供たちは、コンピュータを使ってタイピングの練習をしたり、短い文章を入力したりすることを学習しています。今後、いろいろ調べたり確認したりするときに、インターネットを使って調べることが多くなってきます。学校では、検索サイトを指定して調べ学習をしていく予定です。インターネットを使った調べ学習では、「そうか」「なるほど」などと、新たな発見や深い学びをしてほしいと願っています。
 学校では、セキュリティーがしっかりした環境で、安心して学習することができますが、家庭で接続するサイトは、すべてが信用できるわけではありません。中には、表面上は、何もなさそうなサイトであっても、つなぐだけで高額な接続料を請求するような悪質なサイトもあります。子供たちが、家庭でスマートフォンやパソコンを使って調べ学習をするときに、不適切なサイトなどに誘導されないようにしたいです。
 子供たちには、ネットモラル教材の動画を見せて、「あやしいサイトにはいかないこと」「もし、変なサイトにつながってしまったら、うちの人に必ず伝えること」を伝えました。
 何でもインターネット上で、できる便利な時代となってきましたが、使い方を間違えると大変なことになってしまうこともあるのも事実です。子供たちには、正しい使い方を通して、多くの情報を手にしてほしいと願っています。

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【瀬戸市立幡山東小学校】親子で取り組む情報モラル教育

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 本校では、毎年6年生の児童と保護者を対象に、「情報モラル教育」を開催しています。携帯電話の普及率は年々高まり、低年齢化が進んでいます。また、使用目的も電話の会話だけにとどまらず、SNSやゲームなど多岐にわたっています。また、ゲーム専用機でのオンライン上でのチャットなど、友達とのトラブルだけでなく、大きな問題に巻き込まれる事も心配されると同時に、保護者がその問題を察知できにくくなっています。このような現状の中、小学校のときから携帯電話使用の正しい知識やマナー・危険性を学び、保護者とともに考える機会を設けることは意味ある事と考え、継続して取り組んできました。
 本年度も、10月の授業参観で「e-ネットキャラバン」の方を招いて、「情報モラル教育」についての授業を行いました。児童と保護者は、現状や危険性について動画を見ながら分かりやすく説明を受けました。その後、各教室に戻り、児童と保護者で班を作り、それぞれの家庭での携帯電話やゲーム機についての使用上のルールなどを話し合いました。帰宅後も、親子で話合いを続けた家庭もあり、大変有効な機会となりました。

【豊橋市立章南中学校】改めてネットモラルを考える

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 本年度も、本校では、5月30日に、携帯電話会社による「スマホ・ケータイ安全教室」を全学年対象に行いました。年々、本校でもスマートフォンを所有している生徒が多くなり、無料通信アプリなどのSNSを通して、ネットトラブルに巻き込まれる事例が増えてきていることを踏まえ、主にスマートフォンやタブレットなどの情報端末機器を介してのインターネットの使い方や、SNSとのつき合い方についての話をうかがいました。
 携帯電話やインターネット上で実際起こった事例を元に、どういう対応が正しいかを考えることや、そのつど近くの生徒が話合う場を設けるなど、自分事として考える場が設定されており扱い方を再確認しながら、学ぶことができました。「インターネット上に掲載した内容は、一生消すことができず、不特定多数の人の目に触れること」「メールなどでは、相手のことを考えた上で返信すること」などを学びました。また、写真を掲載する際には、友達が写った写真を無断で掲載してはいけないことなど、著作権や肖像権についても学び、今後の情報化社会を生きる中学生が、情報機器と上手につき合っていく方法を教えていただきました。
 受講後の振り返りには、「いつも当たり前のように使っているSNSも、使い方を間違えると怖いことが分かった」「今までは、何も考えずに写真を掲載していた。気をつけていきたい」とありました。
 今回の安全教室では、生徒たちにとって、ネット社会と付き合っていく中で、未然にトラブルを防ぐ方法や、トラブルが起きてしまったときに適切な対処ができる助けになったと思います。情報モラルについて、今後も、継続して学ぶ機会を設定していく必要があると感じています。

【豊橋市立二川中学校】携帯電話・スマートフォン等の利用に関するアンケート調査の結果をもとにした全校集会

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 12月20日の全校集会で、携帯電話・スマートフォン等の利用に関するアンケート調査の結果をもとに、生徒指導主事が、全校生徒に向けて話をしました。
 本校の生徒は、98.1%がインターネット環境につながる機器をもっており、そのうち78.6%が「SNSを利用したことがある」と答えました。また、利用したことがある生徒のうち、「SNSを通してできた友達に会いたいと思ったことはあるか」の質問には、約11%が「ある」と回答しました。
 全校集会を行う前月には、近隣の市に住む中学生の少女が、SNSを通じて知り合った遠方の男性に会いに行くというニュースが、報道されていました。インターネット上で知り合った人と会うことでのトラブルは、身近にも起こっているということ、インターネット上の情報は正しいものばかりではないので、自分自身で取捨選択をし、必要な情報を得ることが大切だと伝えました。生徒たちが、携帯電話やスマートフォンを利用する機会が増えるであろう長期休業に入る前の話だったため、生徒たちは、真剣に聞いていました。
 今後も、生徒がトラブルに巻き込まれないよう、学校全体や各学級で啓発活動をしていきたいと思います。

【豊橋市立野依小学校】ネット世界とリアル世界の境界線

 5年生は、道徳科の授業で情報モラルについて学びました。主題は、「ネット世界とリアル世界の境界線」です。インターネット上でのコミュニケーションの方法と、その正しい使い方を理解することを通して、学校生活でのコミュニケーションの在り方について、考え直そうとする態度を養うことを目標としました。
 単元の導入では、無料通信アプリで遊ぶ様子を見ることで、主題への関心を高め、多様なコミュニケーションの方法があることに気づくようにしました。
 展開では、チャット機能のある無料通信アプリを疑似体験することで、いつでもどこでも会話ができる楽しさや、その利便性を実感できるようにしました。送ったメッセージが、既読無視されてしまうといった疑似体験を通して、子供たちは、「気軽でおもしろい」という楽しさを感じる反面、「寂しさや怖さもある」という感想をもちました。また、「グループメールがあったら入りたいか」をテーマに、話合いの場を設定することで、子供たちは、「無料通信アプリのメリットとデメリットについて気づき、安心・安全に使うためには、どうしたらよいのか」を考えることができました。
 単元の終末では、「リアルグループメール」と称した係活動の話合いの様子を、字幕つき映像にし、子供たちに見せました。「リアルグループメールでのモラルはどうか」と子供たちに投げかけることで、インターネット上だけではなく、学校生活においても言葉の使い方や返事の仕方など、互いが気持ちよくコミュニケーションをとるために大切なことを考え直す子供たちの姿が見られました。

【豊橋市立飯村小学校】道徳科の授業による情報モラル実践

 小学校高学年になると、家庭でスマートフォンを使う機会が増えてくる。本校でも、SNSを使った友達同士のトラブルが、いくつか起きるようになった。そのような実態をふまえ、情報モラルに関する道徳科の授業を行った。
 道徳科教材「会話のゆくえ」は、合唱コンクールで優勝したいと思ってクラスの人たちとSNSで会話を始めたが、しだいに個人を否定する内容になってしまい、関係が悪くなってしまったという内容である。
 「会話の中の、何がいけなかったのか」と問うと、「個人名を出したことや特定の子を責めたこと」「『いなければ』というような言葉遣いが原因だ」という意見が出た。児童は、インターネット上での表現の難しさを感じることができた。
 児童は、授業のふり返りで、「メールだからこその問題があると分かった。悪口で言ったつもりはないのに、他の人から見たら悪口を言っているように見えることがある」「インターネットの使い方を誤ってしまうと、悪口を書き込んだだけの会話になってしまう」「人が見ていないからといって悪口を言うのはよくないし、一つ間違えると仲のよい友達とトラブルになったりするから、気をつけたい」という感想が出た。
 授業を通して、インターネットは便利である反面、一度使い方を間違えると、人を傷つけてしまう危険もあるということを学び、気をつけて使っていきたいという思いをもつことができた。

【西尾市立西尾中学校】「ケータイ安全教室」でよりよいコミュニケーションを学ぶ

 6月12日、無料通信アプリ会社の方を講師に招いて、「ケータイ安全教室」を開催しました。生徒だけではなく、保護者の方々にも参加してもらいました。インターネット、SNSが広がる昨今、携帯電話がきっかけとなるトラブルが多発しています。画面上の文字によるメッセージのやりとりだけでは、相手の真意が伝わらず誤解が生まれてしまうことを、具体例を取り上げながら分かりやすく話をしていただきました。生徒たちは、誤解が生まれてしまったメッセージの例を読むと、自分の経験と照らし合わせて「自分もこんなメッセージを送ったことがある」とつぶやいていました。
 「ケータイ安全教室」を終えた生徒の感想には、次のように書かれていました。「『会話は、ドッジボールではなく、キャッチボール』という話が印象に残っています。メッセージは、一方的に送るだけではなく、相手に自分の伝えたいことが伝わってこそ意味があり、双方がそのことを分かっているから良好な人間関係が作れるのだと改めて分かりました。自分本位にならず、常に相手のことを考えながらコミュニケーションを図れる人になりたいです」
 生徒たちは、SNSに潜む危険性、相手の気持ちを考えることの大切さなどを学ぶことができました。

【田原市立田原中学校】スマートフォン・携帯電話と正しくつき合うために

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 12月10日、本校1年生を対象に、田原市の人権擁護委員会の方々と携帯電話会社の方を迎え、人権と情報モラルについて話をしていただきました。
 近年の情報化の進展により、スマートフォン・携帯電話の利用が急増し、大人はもちろん、中学生でも気軽に使うようになりました。ところが、中学生は、それを正しく安全に利用するための知識が不足していることもあり、オンライン上でのいじめや誹謗、中傷といったトラブルが頻繁に起こるようになりました。そこで、今回、スマートフォン・携帯電話の正しい利用方法を学び、そのようなトラブルを防ぐことを目的に話を聞きました。
 人権擁護委員会の方々からは、「一人一人に人権があること、困ったことがあったら相談してほしいこと」などの話がありました。
 携帯会社の方からは、生徒たちがよく利用するSNSウェブサービスの正しい使い方について、画像を見ながら教えていただきました。生徒たちは、自分が何げなく載せた写真や情報が拡散すると、将来まで影響があることを知り、驚いていました。そして、今後は、「責任をもって書き込む」「送信する前に見直す」など、スマートフォン・携帯電話と正しくつき合っていきたいと考えることができていました。

【豊橋市立豊岡中学校】安心・安全!わたしたちと情報メディア

 本校では、情報モラル教育の一環として、道徳科や学活で情報モラルについて学習を進めています。
 1年生では、「メディアの危険を回避しよう!」をテーマに、道徳科の授業で「情報モラル」について取り組みました。1年生の生徒は、約7割が携帯電話やスマートフォンを所持しており、その多くが1日2〜4時間以上使用しています。また、約9割の生徒が携帯端末は便利であり、生活に必要と考えています。身近で問題になっている実際のトラブルや事件について深く考える場を設定し、生徒に実際に行動に移す姿勢を身につけさせたいと考えました。
 前時までに、「情報メディアに関するトラブル」について実際の事例を調べました。そして、班ごとでどこがいけなかったか、今後、同じような場面に出会ったときどう対処するかの意見を出し合ったうえで班ごとに発表をしました。以下は、生徒の感想です。
 ふだん何げなく利用しているスマートフォンやパソコンのトラブルなどが、こんなにもたくさんあることに驚きました。どのトラブルも自分一人で解決することが難しいなと思いました。特に、よく知らないサイトへのログインや迷惑メールからサイトにつながることからウィルス感染することが印象に残りました。私もスマートフォンを持つときには、サイトを閲覧したりアプリをインストールしたりするときには、親に相談することが大切だと感じました。

【岡崎市立豊富小学校】スマホ安全教室

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 本校では、ここ数年、高学年とその保護者を対象に「スマホ安全教室」を行っている。子供たちの何げない会話の中から、スマートフォンやタブレット端末を利用して、SNSでのやり取りや動画の視聴をしていることを感じる場面も多く、インターネットが、子供たちに浸透していることが感じられる。しかし、多くの子供たちは、目先の面白さのみが優先され、便利さの裏にある様々な危険について漠然と理解していても「自分は大丈夫」と人ごとと思っていると考えられる。そこで、スマートフォンやタブレット端末を利用したSNS上でのやり取りの注意や動画の視聴について、警察署の方を講師に招いたり、情報モラルの授業をしたりすることで、正しい情報リテラシーについて学んでほしいと考えた。
 実践では、講師の話の中に、SNS上の「なんで来るの」という書き込みについて、送信者は、交通手段を聞いているのにもかかわらず、受信者は来てほしくないように伝わってしまうという事例を紹介した。子供たちは、「ああ、そういうことか」と顔が見えないやり取りの難しさを理解した様子だった。また、動画や写真の投稿により、写っている物から住んでいるところが分かってしまう危険性についても話があった。動画共有サービスなどの動画投稿サイトを頻繁に見ている子供は、驚いた様子だった。
 子供たちは、この「スマホ安全教室」を機会に、ささいなことからトラブルが起きることが理解できた。今まで、漠然とスマートフォンや動画視聴が危険だと思っていた子供たちは、具体的な事例を知ることで、その危険が身近で起こり得ることだと実感できた。今後も、保護者との連携も視野に入れた情報モラル教育が必要である。

【豊橋市立磯辺小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 近年、携帯電話やオンラインゲームの使用が低年齢化し、不適切な利用や危険性への認識不足によって、小学生がトラブルに巻き込まれたというニュースをよく目にします。
 本校では、情報モラル学習として携帯会社の方を講師に招き、5・6年を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を行い、携帯電話やオンラインゲームを通して、子供たちがインターネットのトラブルに巻き込まれた複数の事例を、アニメーションの動画で紹介していただきました。ワンクリック詐欺や書き込みによる友人とのトラブル、ゲームの課金による金銭トラブル、写真等に含まれる個人情報による犯罪など、身近な内容のため、どの子も真剣に話を聞いていました。子供たちにとって携帯電話を持つ上での責任や、自分の身は自分で守ることの大切さを考えるよい機会になりました。 

【新城市立東陽小学校】情報モラル教育の取組

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 最近では、スマートフォンを利用する児童が増え、ときには親子でスマートフォンのゲームに夢中になる家庭があることを耳にします。
 そこで、本年度、本校では、地域の方、保護者、児童が共に学ぶ「夏の共育の日」の講座の一つとして、全保護者と5、6年生を対象にした「情報モラル教室」を開催しました。講師は、e-ネットキャラバン(総務省)から講師を派遣していただき、「インターネットの安心安全な使い方」をテーマに話しをしていただきました。
 講師は、児童がどきっとしたり、こわがったりするイラスト映像を交えながら、実際に子供たちが巻き込まれやすい、ゲームに関わる「課金」や「画像拡散」についても取り上げてくださり、その場にいる親子とも、「人ごとではない」「絶対に関わりたくない」という意識をもつことができました。
 また、ゲームや動画視聴などにのめりこむ「ネット依存」についても、スマートフォン上に映し出される具体的な映像を、イラストにして示してくださったり、「5万円を〇〇口座にお振込みください」などのネット詐欺、不気味な男性がスマートフォンの裏側で情報を操作している「なりすまし」などにも触れてくださったりするなど、インターネットの利便性を上回る危険性についても学ぶことができました。
 講演の最後に、日ごろからこうしたインターネットの危険を予測しながら、正しく活用する大切さや、心配なことに遭遇したとき、一人で抱え込まずに、親や先生、警察に相談することの大切さを伝えてくださいました。
 今後も、学校という場を通して、保護者と児童の意識を高める「情報モラル教室」の開催を続ける意義をずっしりと感じました。