【岡崎市立細川小学校】動画との正しい付き合い方

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 児童のなりたい職業アンケートで急増しているのが、ユーチューバーである。これは、動画共有サービスなどの動画の存在が、児童にとって身近にあることに起因すると考えられる。自分のスマートフォンを持っており、動画を見たりゲームをしたりしている児童もいる。また、自分のスマートフォンを持っていなくても、親のものを借りて、動画を見ている児童もいる。
 そこで、本校では5年生を対象に、動画との付き合い方について道徳科の授業を行った。本時では、「小学校の近くの公園で、腕相撲をした様子を【○○小学校の○○くんと腕相撲で勝負】というタイトル名で掲載されたらどう思うか」と、「もらったお年玉を開封する動画を掲載し、見た人はどう思うのか」の二つの事例について考えた。
 一つ目の事例は、「自分の顔や名前が多くの人に知られてしまう」「動画を見た人に、自分が○○小学校に通っていることが知られてしまう。もし悪い人に見られたら、怖い思いをするかもしれない」というように「個人情報の漏洩(ろうえい)の危険性」について考えることができた。
 二つ目の事例は、「自慢しないで」「こんな動画見てもおもしろくない」といったように、動画の投稿者を非難する考えが多くあがった。
 授業の最後に、自分たちがどのように動画と付き合っていきたいかを考えた。児童はワークシートに、「動画を撮るときは、自分の情報を教えないようにしたい」「動画を見る人の気持ちまで考えて、投稿するようにしたい」「もし、将来ユーチューバーになったら、人が嫌な思いをする動画ではなく、笑顔になる動画を出したいと思った」などと記載していた。
 児童にとって身近な存在になってきている動画。正しく使えば面白いのかもしれないが、そこには危険があることを考えることができたのではないかと思う。 

【みよし市立北部小学校】道徳科でインターネット使用のルールづくり

 4年生では、道徳科で「気持ちのよいコミュニケーション」について考えました。
 授業の始めに、スマートフォンやインターネットの使用状況を聞き、多くの子供たちが何らかの形で接していることを確認しました。
 その後、「スマートフォンやインターネットは□」という文型を与え、□の中に入る言葉を考えさせました。子供もたちからは、「いじめやけんかのもと」「怒られる」「危険」などのネガティブな意見と、「ゲームができる」「メールができる」「楽しい」「便利」などのポジティブな意見が出されました。インターネットは、「よいもの」と考える意見と「悪いもの」と考える意見を整理し、本当はどうなんだろうと考える視点を与えました。
 その後、教材「あなたはどう思う?」(「明るい心」より)を読み、思ったことを発言させました。この教材は、インターネットの掲示板に、友達の秋子さんの名前や住所、所属学校、今後のスケジュール等が書き込まれているのを見つけた場面を取り上げています。「ほめているからよい」と感じた子も数名いましたが、個人を特定できる情報を載せていることに危機感を覚えた子の発言を聞くことで、考えを改める姿が見られました。また、「相手の気持ちを確認することなく、勝手に載せるのは、かわいそうである」という意見も出されました。
 最後に、今後、便利で楽しく使うための「インターネットのルール」を考えたいという子供の意見を受けて、以下のようなルールをつくりました。
・個人情報を載せない。
・相手の気持ちを考えて使う。(されて嫌なことはしない)
・何かを調べるときに使う。
・よいこと悪いことを判断して使う。
 授業後のノートには、「今まではあまり考えて使っていなかったけれど、これからは自分でよいか悪いかを判断して使いたいです」「個人情報を知らせてしまうと危険なことになることがあるから、載せないように気をつけたい」などの感想が書かれていました。

【知立市立知立南小学校】みんなに合わせる友情

 高学年になり、携帯電話の所有率がかなり高くなっている。また、保護者のものも含めて、スマートフォンも操作したことがある児童がほとんどである。無料通信アプリも身近な存在になりつつある。また、昨年度から知立市内の小学校では、タブレットが導入された。映像資料を手軽に提示することができる。そこで、NHKの映像資料「ココロ部」を使って友情をテーマにした学習を行うことにした。主人公がグループトークのやり取りで悩む姿を通して、グループトークは相手が見えないという特性があることに気付くとともに、本当の友達とは何か考える内容である。
 2時間完了で問題解決的な授業を展開したことで、児童は主人公の立場になって何が問題点なのか、なぜグループトークだと平気で相手の悪口を言えてしまうのか、本当の友情とは何か、などについてじっくり考えることができた。グループ活動を取り入れ、学級全員が授業に参加し、意見交換をする時間を設けた。また、全体発表の場面では、発言に対し、教師が問い返しの発問を行うことで、児童のより深い発言や本音を引き出すことができた。
 授業では、「友達とは本音を言い合える仲間」「互いに信頼できる関係こそ友達」「相手に合わせるということは本音を隠していることになるので友達とはいえない」などの意見が出された。また、「直接自分の思いを伝え合い、表情や相手の気持ちを読み取って会話をしていきたい」「直接話すと勘違いや決めつけなどもなくなると思う」などのように、無料通信アプリを使う場合と、直接コミュニケーションをとる場合を使い分ける必要があることに気付くことができた。
 スマートフォンや無料通信アプリはこれからも児童一人一人になくてはならないものになっていく。この授業で学んだことを実生活で生かしてほしいと願う。

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【稲沢市立稲沢西小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 本校では、スマートフォンや携帯電話を安全に使うためには、どのようなことに気を付けたらよいのかを考える機会とするため、5、6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。
 講師として、専門の方をお招きし、スマートフォンが原因で起こったトラブルの実例を紹介していただいた後、各家庭でルールを決めて使用することの大切さについて教えていただきました。
 児童から、「当たり前に使っているけれど、こんなに怖いとは思わなかった」「知らない人とは無料通信アプリをしないようにしようと思った」「家族で相談してルールを決めて使おうと思った」などの声を聞きました。
 また、保護者向けにリーフレットを配付し、家庭のルールをつくることやフィルタリングを設定することについて呼びかけました。
 スマートフォンや携帯電話等は、大変便利な道具ですが、使い方を間違えると危険なことに巻き込まれる恐れがあります。安全に使いこなすことを、子供も大人も再認識するよい機会となりました。

【春日井市立八幡小学校】情報モラル教育の第一歩

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 1学期の終業式を目前に控え、1年生のクラスで、初めてパソコンを使う授業を行いました。調査の結果、本校の児童においてもパソコンやスマートフォンを使い始める年齢が年々下がってきていることが分かっており、正しい知識をもって、正しい操作を身に付ける(間違った操作・危険につながる操作はしない)ことは喫緊の課題です。
 そこで、本校では、6年間を見通した情報教育の指導目標と使用するNetモラル教材を設定し、情報教育に取り組んでいます。
 この日は、PC教室でのルール、電源の入れ方、パスワードの入力方法、起動、終了といった基本を学習しました。戸惑いながらも画面が動くたびに「ワー」「動いたー」「できたー」と歓声が上がっていました。
 今後も全校を挙げて、情報教育に取り組んでいきたいと思います。

【豊田市立小渡小学校】 パスワードについて考えよう

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 事前アンケートの結果から、子供たちは、ネットワークをつないだゲーム機、スマートフォン、コンピュータなどにふれる機会が多いことが分かった。その際、保護者所有の機器を使う場合は、パスワードを意識して使用する場合もあるが、特に子供たち所有のゲーム機を使う場合は、パスワードを意識している子供は少ないことがわかった。
 そこで、情報モラル教材の「パスワードについて考えよう」の教材を使って、よいパスワードの設定の仕方を学習した。
 まず、「パスワードをかける理由」について子供たちに尋ねると、
・情報が洩れる。(個人情報が見られる) ・狙われる。
・変なメールや手紙がくる。・乗っ取られる。 
・データがいじられ、変えられる。(消される)
などと答えた。
 次に、携帯電話を落とした場合の動画を視聴し、「携帯談話を落とすと、どうなるか」と子供たちに尋ねると
・知らない人に携帯電話の中身を見られる。・個人情報を見られる。
などと答えた。
 その後、友達のパスワードを見て、そのパスワードを使って無断でゲームやメールを送る動画を視聴し、「パスワードを見た人(ゆうさく)、見られた人(けんた)の問題点は何ですか。またそれぞれどうすればよかったですか」と子供たちに尋ねると
(ゆうさく) ・ゲームのアイテムを勝手に使った。
      ・けんたくんになりすまし、勝手にメールを送った。
         ↓          
      ・けんたくんのハスワードを使わない。
      ・人のパスワードを見ない。
(けんた)  ・パスワードを言ったり、見られるようにした。
         ↓  
      ・パスワードを言ったり、見せたりしない。
などと答えた。
 最後に、よいパスワードの設定の仕方を動画で視聴した。その後の感想には、
・推測されにくいパスワードを設定する。
・パスワードを他人に知られないようにする。
・パスワードは使い回さない。 
などが見られ、子供もたちのパスワードに対する意識の高まりを確認することができた。 

【豊田市立冷田小学校】ICT支援員を招いての情報モラル授業

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 5月9日に、豊田市教育センターのICT支援員に来校していただき、本年度1回目の情報教育を行った。今回は、1、3、4、6年の4学級で実施した。
 6年生では、ビデオ教材を使用して学習した。ビデオ教材の内容はSNSなどへの安易な書き込みによって、思わぬリスクを背負うことになるというものであった。本校の6年生には、自分のスマートフォンを所持している児童はいないものの、親のスマートフォンでゲームをしていたり、家のパソコンでインターネットを使用したりすることは、ふだん頻繁にある。掲示板などへの書き込みの経験はないが、そこを閲覧することはよくあり、親のスマートフォンでの無料通信アプリのやり取りをしている児童もいた。
 授業後の感想では、「おもしろそうというだけで、個人情報をSNS上に流してしまうことがどれだけ危険なことであるかがよくわかった」「情報を発信することがどのような結果をもたらすのかをしっかりと考えないといけない」などの意見が見られた。
 また、1年生では、はじめにパソコンのお絵かきソフトを使用してそれぞれが作品を作った。パソコンを初めて手にする児童もいて、「作品」と言っても簡単なものである。そこで、「この作品は自分で作った自分のものです」「同じように、友だちの作品は友達のもの。だからこれに落書きなんかをしてはいけないよ」というように、他人が作ったものは自分のものと同じく大切なものであり、勝手に書き加えたり、書き換えたりすることはしてはいけないという基本的な事柄を学んだ。
 本校では、毎年このような形でICT支援員に指導していただく機会を、1、2年生は年に2回、3年生以上は年に4回計画し、実施している。

【東海市立加木屋南小学校】インターネットや携帯電話を正しく使おう!

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 保護者学級の際に、地元ケーブルテレビ局から講師の方を招いて「e−ネット安心講座」を実施しました。インターネットを利用する上での注意事項や、携帯電話の安心・安全な利用方法について講演していただきました。1時間という短い時間でしたが、6年生の児童130人と保護者60人が参加し、講演内容に聞き入っていました。
 安易な気持ちでネット上にアップされた写真から位置情報が特定され、トラブルに発展することや、コミュニケーションアプリで字面だけでは真意が伝わらず、受け取り方の違いで相手の気分を損なってしまうことなど、映像による具体的な場面から学び、自分たちの生活に置き換えて学習を進めることができました。
 子供たちは、講演終了後、インターネットや携帯電話の便利で魅力的な面を実感しつつも、使い方を間違えるとトラブルやいじめにつながってしまう恐れがあることから、インターネットを使う難しさや怖さも感じたようです。そして、今日の学習をこれからの生活に生かしていこうと気持ちを新たにしていました。

【弥富市立大藤小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 4・5・6年生を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。携帯電話会社から講師を招き、プレゼンテーションを見ながら、クイズに答えたり、ドラマを視聴したりしながら楽しく学びました。
 主な内容は、スマートフォンや携帯電話を使ってはいけない場面やインターネットの危険性、個人情報、トラブルに巻き込まれない予防策についてなどでした。
 最後に、学習のまとめとして、スマートフォンや携帯電話を利用するときに気を付けてほしい七つのことを確認して安全教室を終わりました。
(1)気を付けよう!情報公開
(2)気を付けよう!冗談ではすまないこと
(3)気を付けよう!相手は誰かわからない
(4)気を付けよう!文字だけのやりとり
(5)気を付けよう!使いすぎに注意
(6)気を付けよう!公共のルールやマナー
(7)活用しよう!フィルタリング

 事後の児童の感想では、「友達同士の関係が悪くなってしまうことや、ゲームで多額のパケット料がかかってしまうことが衝撃的でした」「今後は、スマートフォンや携帯電話の使い方に注意しなければいけないと思いました」などの声が聞かれました。これからも、このような情報モラルを高める機会を設けていきたいです。

【春日井市立松原中学校】スマホ・ケータイ安心安全講座

 6月5日(月)に、携帯電話会社からインストラクターをお招きし、「スマホ・ケータイ安心安全講座」を行いました。
 最近の子供たちは、スマホやパソコンをいろいろな用途で使いこなすようになっています。掲示板形式のサイトや無料通信アプリをはじめとするSNSやブログ、無料で利用できるアプリケーションの利用も活発です。特に、SNSのサイトには気軽に投稿ができ、不特定多数の人とコミュニケーションがとれるため、便利なツールとして利用が急増しています。反面、悪意をもった見えざる相手と容易につながり、犯罪にまきこまれる危険性があり、すれ違いによる誤解から、いじめに発展するような友人関係のトラブルも発生しています。
 そこで、今回はSNSサイトへの安易な投稿により、事件に巻き込まれたり、友人関係のトラブルが発生したりする危険性について、ドラマ化した映像を交えて丁寧に説明していただきました。
 子供たちから、「正しい使い方をしないと、知らない間に被害者だけでなく、加害者になりうること知って怖いと思った」「ささいなことでも情報が積み重なると、個人を特定される危険性のあることがわかった」などの声が聞こえました。
 インターネットを通してのコミュニケーションが一層進む中で、マナーを守って安全に通信機器が利用できるように、今後も継続して講座を開催していきたいと考えています。

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【岡崎市立福岡中学校】 情報モラル講話

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 最近の中学生は、SNSを利用する生徒が増えているようです。本校でも、利用している生徒が多くいると聞いています。そこで、岡崎市視聴覚ライブラリーより講師をお迎えして、SNSの危険性を中心とした講話をしていただく機会をもちました。
 SNSは、便利で楽しいものである反面、大きな危険をはらむものでもあることを分かりやすく教えてくださいました。友達とだけのコミュニケーションのつもりでした会話が、いつの間にか拡散してしまい、回収不可能になってしまった事例や気軽に画像や動画をあげたところ、それを無断で転用され、悪意のあるタイトルをつけられて広められてしまった事例等、様々な事例を交えてお話をしてくださいました。また、写真や動画に映り込んだ物から住所が特定されてしまった事例もありました。
 SNS上の個人情報は、不特定多数の人に様々な目的で見られていることに気づくことができました。身近なコミュニケーションツールであるスマートフォンが使い方によっては、様々な危険性をはらんだものであることを心得なければならないと考えるよい機会となりました。

【東浦町立西部中学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 6月末に、全校生徒対象のスマホ・ケータイ安全教室を開催しました。今年度は、携帯電話会社の方に来ていただき、スマートフォンや携帯電話を使用する上でのトラブル等について教えていただきました。
 具体的に、次の四つの例を挙げて、生徒にわかりやすく説明していただきました。
 1 個人情報の流出トラブルについて
 2 SNSの情報共有にまつわるトラブルについて
 3 なりすましの相談相手のトラブルについて
 4 ネットゲーム依存による成績の低下について

 中学生が主人公の再現ドラマを見ながらのお話でしたので、生徒は、真剣な表情で聞いていました。
 スマートフォンや携帯電話の普及率がどんどん上がっていく中で、便利な反面、その奥に潜む危険について学ぶことができました。
 これからも、生徒がトラブルの加害者にも被害者にもならないように、保護者・地域と連携して、情報モラル教育を進めていきたいと思います。

【豊田市立藤岡中学校】情報機器の適切な使い方を考える

 本校では、6月、全学年で情報機器の適切な使い方を考える道徳の授業を行いました。
 1年生は、資料「ネット将棋(出典「私たちの道徳」文部科学省)」をもとに、インターネットの匿名性について知り、直接、人と接するときよりも大胆になったり、礼儀を忘れてしまったりしがちであることに、話合いを通して気づかせることができました。
 2年生は、資料「『ケータイ依存』症候群(出典「キラリ道徳」正進社)を通して、思春期のこの時期にふさわしいコミュニケーションの在り方を話し合いました。導入で「ケータイ依存度チェック」を行い、現在の自分の依存度を確認したあと、依存症にならないためにはどうしたらよいかを話し合いました。「使用時間を決めている」「アラーム設定で気付けるようにしている」「一人の部屋では使用しない約束をした」など、今行っている工夫を出し合い、自分事として考えることができました。
 3年生は、無料通信アプリのグループトークを題材にした「NHKココロ部」の映像を取り上げました。相手が見えないというコミュニケーションツールの特性を確認し、その上で、人とのつながり方に必要なことを話し合いました。映像には生徒にとって身近な場面が多く、話合いが深まりました。
 携帯電話やインターネットが当たり前になっている現在、今後も道徳の授業を通して、上手に活用していこうという気持ちを高めていきたいと考えています。

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【一宮市立西成東部中学校】情報モラル講演会「スマホ・ケータイ安全教室」

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 本校では、6月29日(金)、携帯電話会社から講師の方をお招きし、生徒を対象に「情報モラル講演会」を行いました。保護者の方々にも参加いただきました。

1 写真を安易に公開すると、背景などから個人や住所が特定されてしまうことがあるので気をつける。
2 インターネット上に公開されていることは、本当のこととは限らないので、安易に会いに行ったりしない。
3 無料通信アプリなどにおいて、文字だけのやりとりでは誤解をまねくことがある。だから、相手の都合を考えることが大切である。
4 使い過ぎで、夜更かしや高額請求にならないように気をつける。

 以上のことを、新聞記事やドラマなどの資料をもとに、具体的に教えていただきました。
 スマートフォンや携帯電話の使い方について考える、よい機会となりました。

【稲沢市立長岡小学校】インターネット上のマナー

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 5年生は、道徳科の「あいさつって」という教材をもとに、あいさつや礼儀の大切さを学びました。また、「インターネット上のマナー」というコラムを使って、顔の見えない相手に対する礼儀についても考えました。
 まず、「あいさつって」の中の主人公が、あいさつを通して様々なことに気付いていく様子を読みました。児童たちからは、「あいさつすることで、自分も相手も気持ちがよくなる」「元気な気持ちにさせてくれる」など、前向きな意見が多数出ました。また、「あいさつは、人としての礼儀だ」と発言する児童もいました。
 そこで、「インターネット上のマナー」を読み、目の前に相手がいない、インターネット上でやり取りをするときの礼儀とは何かということも考えました。インターネットには、《顔を合わせない》《名前をかくせる》《広がり、散らばる》という特性があります。「友達と話すときと、先生や大人などの目上の人と話すときとでは話し方が変わるけれど、インターネット上では、相手がどんな人か分からないから友達みたいに話す」と答える児童もいました。インターネットの向こうには、必ずしも自分の思っているような人がいるとは限らないということを知り、インターネット上のやり取りでも、礼儀をもって、接することが大切だということを学びました。
 授業の振り返りでは、「インターネット上では、相手がどんな人か分からないから、丁寧な言葉遣いをする」「どんな場合でも、相手に礼儀をもって接する」などの意見が出ました。
 この先、児童たちのコミュニケーション交流の場として、インターネットを使うことが増えていきます。正しく安全に使いこなせるよう、情報モラル教育を継続していきたいと思っています。

【蒲郡市立大塚小学校】より安全なスマホや無料通信アプリの使い方についての取組

 小学校3・4年生でも、自分のスマートフォンを持ち、無料通信アプリでやり取りしている児童がいる。スマートフォン等を媒体とした犯罪に巻き込まれるトラブルや、夜遅くまで使用をやめられない依存症が、社会的な問題にもなっている。本校の子供たちにおいても、そのような傾向が見られる。
 そこで、携帯電話会社の方を講師に迎えて、「スマホの安全な使用法と心と体の健康について」をテーマに、学校保健委員会(4・5・6年生と保護者が参加)を実施した。

(児童の感想)
・文字だけで気持ちを伝えることは難しいということを初めて知りました。会話や電話だと、顔を見たり声を聞いたりすることができるので気持ちが伝わりやすい。しかし、メールだと伝わりにくいことがあるので、スタンプやマークをつけて気をつけたいです。
・無料通信アプリやメールでは、ちょっとした冗談で言ったことを、相手がかんちがいして傷ついてしまうことがあるので、使い方に気をつけたいと思います。

 今後も、道徳科の授業、学級指導などで、情報モラル教育の指導を進めていきたい。
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【豊田市立駒場小学校】 1年生の情報モラル授業実践

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 情報モラルとして、正しい情報を伝えることが大切であることを考える授業を行いました。
 「ひつじかいのこども」(出典:「いきるちから」1年)という資料を用いました。退屈しのぎに「おおかみだ!」と偽りの情報を伝える羊飼いの少年に対して、初めは少年を信じて心配して助けにきていた大人たちでしたが、何度も繰り返すことで、正しい情報さえも信じてもらえなくなってしまうという話から、「偽りの情報を繰り返す少年」と「何度もだまされ続けていく大人たち」の気持ちの変化をとらえながら、誤った情報を流すことについて子供たちと考えていきました。
 授業では、教師が羊飼いの少年役、子供たちが村人役となって、役割演技することで、情報の在り方について考えを深めていきました。子供たちからは、「信じている村人が、かわいそう」「村人は、少年のことを心配していたのに、信じられなくなった」と、村人の気持ちに寄り添い、誤った情報によって多くの人が傷つくことを学びました。
 授業のふりかえりでは、「本当のことを伝えないといけない」「本当のことは、みんなのためになる」といった正しい情報を提供しなくてはいけないことを、子供たちは学ぶことができました。

【蒲郡市立大塚中学校】 スマホ・ケータイ安全教室

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 蒲郡市立大塚中学校では、6月8日(金)に全校生徒を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。講師の先生をお迎えし、「インターネットを安全に利用するために」という演題で、生徒参加型の講演をしていただきました。
 講演の中では、実際に起こった「ワンクリック詐欺」「無料通信アプリがきっかけとなった仲間外れ」「自撮りした裸の写真を送信してしまった」などの七つの事例が紹介されました。自分が事例のようなことに巻き込まれる可能性があるかないかをワークシートに記入したり、グループで話し合ったり、全体の場で意見を出し合ったりしました。講演の中で、このような生徒自身が参加する活動を入れたことで、積極的にインターネットに潜む危険について考えたり、今の自分のインターネットの使い方を見直したりすることができました。
 生徒の感想では、「インターネットは、くもの巣のようにすべてがつながっている。一度インターネット上に掲載した画像や悪口は、回収することができない。悪ふざけで投稿したではすまされない」「上手に使えば便利な道具だけど、詐欺などの危険性も潜んでいる。困ったときは、親に相談したい」「無料通信アプリをやりすぎている。授業中、眠たくなることがある。『おやすみ』の言葉を送信して、終わらせるタイミングをつかむとよいと思った」「スマホをはなせなくなっている。時間を決めてやらないと、体調を崩してしまうことがわかったから、今後直したい」「友達が送ってきた無料通信アプリの言葉がきついと感じた時は、面と向かって理由を聞きたい。自分が意味を取り違えているかもしれないし、相手が間違って送ってしまったものかもしれない。みんなで仲間外れにするのはやめたい」などがありました。
 「インターネットとは、『よりよい社会を求めて、ボランティア精神で開発してきた』『犯罪の道具ではない』『相手や自分を傷つけるものでもない』『インターネット技術を使って人の役に立つ仕事ができる人になってほしい』」と、講師の先生が最後を締めくくった言葉を、生徒たちが心に染み込ませながら聞き入っていることを感じました。インターネットを正しく使いこなせるきっかけづくりとなりました。

【刈谷市立小垣江東小学校】 情報モラル教育実践

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 6月23日(土)に、3年生から6年生までの児童と保護者を対象に、「親子で聴く講演会」を開催しました。今年度のテーマは、「情報モラル教室〜スマホ・ネット(SNS)利用の危険性を知る」でした。
 まず「病気として認知されたゲーム依存」について、動画を見ながら話を聴きました。「課金システム」のわなにはまってしまった子供が、うそをついたり、ごまかしをしたりする中で、健康をむしばんでしまうような状態に陥っていく過程からは、「ゲーム依存」の恐ろしさが伝わってきました。
 また、これまでの最新の研究による科学的なデータを基にした、スマートフォンが引き起こす「学力破壊」「脳からの資源流出」の話の内容は、とても衝撃的なものでした。
 最後に教えていただいたのは、各家庭でスマートフォンを持たせる約束事として、「スマートフォンを使うときのルールを、子供だけでなく大人も守ります」という項目を必ず入れなければならないということです。ママがスマートフォンばかり見ていて、自分を見てくれない男の子の気持ちを表した「ママのスマホになりたい」という絵本を基にしたお話からは、まずはスマートフォンの使い方について大人が変わらなければならないということを痛切に感じました。
 講演会を聴いた子供たちは、「私は無料通信アプリをやっていますが、これからは、相手の気持ちを考えて送りたいです」「ご飯を食べるときは、家族と目を合わせながら楽しく食べたいと思いました」「スマホやゲームをやり過ぎると学習したことを忘れるということを聞いて、ぼくはゲームの時間をもっと減らそうと思いました」などの感想をもちました。
 今回の講演会は、大人にとっても、子供たちを守るために何ができるかを、改めて考える大変よい機会となりました。

【豊田市立井郷中学校】情報モラル教育実践 −情報社会に生きる生徒たちのための授業−

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 本校の第1学年では、中学校で大きく成長する姿を考えさせ、その姿に近づいていけるように道徳教育を行っています。その一つが情報モラルに関する授業です。時期の設定や道徳の授業との関わりをもたせ、定期的に、情報モラルへの理解と自分自身の在り方について向き合わせて活動を行っています。

○4月下旬:道徳の授業1「コジマくん」(NHK提供の道徳資料)
 お笑い芸人が、SNSのグループトークの間違った使い方について考えさせる資料を用いて授業を行いました。グループトークから、仲間外れにされた友達をかばった友達が、次々に仲間外れに会うという内容から、SNSを使うときのモラルと自分自身の在り方や行動について考えることができました。

○6月下旬:道徳の授業2「スマホ宣言」(豊田市教育委員会によるスマホに関する資料)
 豊田市教育委員会が配布している小中学生を対象にしたスマホ宣言を用いて、自分自身の在り方や、今後の情報機器の使い方について考えさせるとともに、スマホやSNSなどのトラブルに他の生徒を巻き込んでしまったり、逆に巻き込まれてしまったりしないようにするために行いました。

 今後も、学校、地域、家族が連携をとり、情報モラルの理解が深まり、自分自身の行動を考えていける生徒を育てていきたいと思います。