【瀬戸市立水無瀬中学校】「いのちの授業」と「学校保健委員会」

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 いのちの教育コーディネーターを招いて、「ひとりひとりが大切な存在 〜自分のことが好きですか〜」というテーマのもと、「いのちの授業」講演会を、2年生及び保護者(希望者)を対象に行いました。講師の方を通じ、震災やいじめに遭った人たちの「いのちがあってよかった」「生きていてよかった」「生きていることがこんなにもうれしい」といった心からの言葉が、胸に残りました。
 「いのちの授業」講演会の後、保護者代表の方も交えて、「学校保健委員会」を行いました。「あいさつの大切さ」「子供の自己肯定感を高めるにはどうしたらよいか」「いじめはなくならないのか」「子供と向き合うときに、何が大切なのか」などについて、講師の方の体験談を聞きながら意見交流をしました。「子供の心をどのように成長させていくのか」を考えるとてもよい機会となりました。        

【豊橋市立小沢小学校】お世話になった方々へ感謝を伝えよう

 本校では、全校114名が、12班に分かれた「浜っ子班」という異学年集団による縦割り班があり、清掃や様々な行事を「浜っ子班」で活動しています。
 1月には、1年間お世話になった保護者や地域の方々を招待し、感謝の気持ちやふるさと小沢を愛する気持ちを伝える「感謝の会・小沢を味わう会(もちつき集会)」を行いました。「感謝の会」では、交通指導員の方をはじめ、司書、駐在所の方、見回りの方々、環境農業委員、図書ボランティアの方々など、お世話になった方々へお礼の手紙を書いて代表児童が読み、作ったメダルを渡しました。その後、「ありがとうの花」の曲に感謝の気持ちをこめて全校で歌い、伝えました。
 「小沢を味わう会(もちつき集会)」では、5年生が学校田で育てて収穫したもち米や、農園で栽培した野菜などを使って、「浜っ子班」に分かれて餅つきをしました。全員で餅つき体験をした後、できあがったお餅を、高学年がちぎったり、味をつけたりして招待客に振る舞い、みんなでおいしくいただきました。
 これからも、「ふるさと小沢」に感謝し、「ふるさと小沢」を愛する気持ちを大切にしていってほしいと願っています。

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【日進市立竹の山小学校】「つながる全校あいさつ運動」の取組

 本校では、これまでも児童会役員や生活・安全委員を中心に、「あいさつ運動」に取り組んできた。「あいさつ運動」の期間中は、ある程度の盛り上がりを見せ、活気のある雰囲気となるが、期間が終わると、もとの状態に戻ってしまうという傾向が見られた。
 そこで、今年度は、「つながる全校あいさつ運動」と銘打ち、児童会の限られた子供たちだけではなく、より多くの児童が、あいさつを呼びかける側を経験できる形の「あいさつ運動」に取り組んだ。正門の前に並び、中心となってあいさつをする児童を、学級や学年などの組合わせで輪番とし、2日間で交替していくことも活動への意欲を高めた。
 正門前の花道では、笑顔であいさつを交わしたり、ハイタッチしたりする児童の姿が見られた。また、本校では、シルバーボランティアの皆さんも、登校見守りの後に、この「あいさつ運動」の輪に加わってくださっており、地域と学校がつながる、大変温かみのある活動となっている。

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【豊橋市立高豊中学校】1年生「本当の思いやり」を考える授業

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 本校の1年生は、他人を尊重する思いやりのある態度を養うことを重点目標に掲げています。
 10月に行った公開授業では、体が不自由になった妻・喜美世さんと夫・和威さんのことが描かれている「思いやりの日々」という教材を用いて授業を行いました。相手の立場や気持ちを考え、それを受け入れ、思いやりの心をもって人と接する態度を育てるというねらいのもと、和威さんの後悔に着目し、多様な思いやりについて考えました。相手の考えや気持ちを考慮することの難しさに気づくことができました。
 この授業を通して、相手に親切にする行動だけが思いやりなのではなく、相手の求めていることを考えて行動することが真の思いやりにつながると、自分を見つめ直すことができた生徒がいました。
 今後も、生徒が自分の考えを深められる道徳教育を研究していきます。

【尾張旭市立旭中学校】夢と絆の講演会

 11月26日の5、6時間目に、「夢と絆の講演会」が開かれました。今回は、「いのちの授業〜いのちのバトン」という演題で、「命をバトンタッチする会」の鈴木中人さんに話をしていただきました。鈴木さんは、長女の小児がん発病を機に、小児がんの支援活動や「いのちの授業」に取り組んでみえました。発病から闘病生活の中で起こった様々なできごとなど、そのときの心情を振り返りながら伝えていただきました。鈴木さんの話を涙を流しながら聞いている生徒がたくさんいました。
 「いのちを大切にする」という当たり前ながら、本当に大切なことを、もう一度しっかりと受けとめて、今後の生活に生かしていきたいと思います。
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【弥富市立日の出小学校】ありがとうの思いを伝えたい

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 児童会役員が中心となって、「ありがとうキャンペーン」を実施しました。「同じクラスの友だちにありがとう」「なかよし活動で一緒のグループの仲間にありがとう」「通学班のお兄さん、お姉さんにありがとう」そんな気持ちを言葉にしてうれしかった思いを伝える活動を全校で取り組みました。
 メッセージカードには、「一緒に遊ぼうって言ってくれてありがとう」「手伝ってくれてありがとう」「がんばれって言ってくれてうれしかった」「けがをしたとき、保健室についてきてくれてありがとう」といった学校生活の中で仲間への感謝の気持ちが込められた内容が書かれていました。
 このメッセージカードを見ると、1年生から6年生への感謝の気持ちがたくさんありました。毎日、6年生は、給食の片付けや教室掃除、毎週木曜日のなかよし活動など、様々な場面で1年生と交流をしています。給食の時間には、6年生は「がんばって食べたね」「きれいに食べたね」「これはおいしいよ」など、優しい声をたくさんかけています。1年生からは、「おにいちゃんがそばにいてくれたから、ぜんぶ食べることができたよ。ありがとう」「食器をかたづけてくれてありがとう」など、うれしかった気持ちを素直に表現しています。
 これからも、1年生から6年生までが、様々な場面で関わりながら、優しい気持ち、感謝する気持ちを育てていきたいと思います。

【愛西市立立田中学校】いのちの授業 〜赤ちゃんとのふれあいを通していのちの大切さを学ぶ〜

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 本校では、「愛西市子どもの心の健康づくり事業」の一環として、毎年「いのちの授業」を行っています。「いのちの授業」では、赤ちゃんや保護者とのふれあいを通して、命の尊さについて学びます。今年は、7月10日に2年生、11日に3年生を対象に、「いのちの授業」を行いました。
 2年生は、4組の1才未満の赤ちゃんとお母さん方とふれあいました。その中のYさんは、1年生時に、妊娠中の母としての思いなどを生徒たちに語っていただきました。生徒たちも積極的にお母さん方に質問し、子育ての大変さや喜び、子供に対する思いをしっかり聞くことができました。話している途中で、世の中で子供の虐待がなくならないことを残念そうに話しながら涙ぐむお母さんもおみえになり、生徒たちは、そのお母さんの思いから、自分をこれまで育ててくれた両親へも思いをはせていました。
 また、にこにこしながら赤ちゃんを抱いたり、あやしたりしている様子など、ふだんは見られない生徒の姿を見ることができました。
 3年生は、3年間にわたって学校に足を運んでくださったSさんと3回目の対面でした。1年生時は、妊娠中で、母として子を思う気持ちを生徒たちに語りに、2年生時は、生まれて2か月半のMちゃんとお兄ちゃんを連れ、3年生時は、1才2か月に成長したMちゃんと来ていただきました。生徒たちは、1歳を過ぎた子が、歩いたり、おもちゃで遊んだりする姿を見て、子供の成長の早さに驚いていました。また、触れ合おうとしても人見知りしてお母さんのところに戻って行ってしまったり、いやいやしたりする様子から、自我の芽生えを感じていました。
 どの生徒も、命の尊さや大切さを感じるとともに、両親や家族を、はじめたくさんの人々の愛や思いや願いによって、今こうして成長した自分があることに、改めて気づき、感謝の気持ちを感じることができました。

【岡崎市立六ツ美北部小学校】がんで学ぶ命の大切さ

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 本校では、「特別の教科 道徳」・特別活動・保健学習の3教科を連携させ、「がん教育」の実践を行った。
 6月の「学校保健委員会」では、講師を招き、小児がんについて講話をしていただいた。実際に起こった内容を聞いた児童は、自分のことのように真剣な表情で聞き、がんについて理解を深めた。
 6年生は、保健学習「病気の予防」に関連させ、「がん教育」の学習を2時間実施した。1時間は、DVD「よくわかる!がんの授業」を視聴することで、がんに対しての知識を増やした。もう1時間は、がんは早期発見や自分の生活習慣の見直しで改善できることを学び、自分にできることは何かを考えた。一人で考えたり、グループで話したりして、たくさんの意見を聞き、判断をした。
 身近な病気となったがんに対して、これからどんな考えをもって生活し、予防していくのか期待したいと考える。

【半田市立青山中学校】地域の中で 汗で学ぶ青中生

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 本校の教育信条は、「自主の精神、汗で学べ」です。学校での教育活動だけでなく、毎年行われる地域の行事に、積極的に多くの生徒が参加し、成長しています。写真は、地域の資源回収の様子です。他にも、夏休みには、「ラジオ体操」「盆踊り」、小学生の「宿題サポート」、秋には「地区運動会」「ウォークラリー」など、たくさんの地域の催物にボランティアとして参加しました。
 また、「モラルアップ講座(警察との連携)」「教育懇話会(地域の方による学校教育支援の会)」「地域の方と給食を食べる会(区長、保護司など地域の方との交流)」など様々な機会を通して積極的に地域との協働に努めています。
 青中生が、地域に出て、地域の中で活動して生きる力を伸ばせるよう、今後も、地域と連携していきます。

【江南市立西部中学校】怒りをコントロールできるようになろう

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 本校では、アンガーマネジメント協会より講師を招いて、話を聞いています。2年生は、昨年受けた授業を振り返りながら、「怒りのコントロール」について学ぶことができました。
 1年生は、感情をコントロールする術をゲームを通して学びました。「この子は、どれくらいのレベルで怒るのかな・・?」を予想するゲームを通じ、人によって、怒りを感じるレベルは違うということに気づくことができました。以下は、生徒の感想です。
・怒りの種類を聞いたとき、「私のタイプ」と気付くものがありました。私は過去のことでずっと怒っていたり、急に思い出して怒ったりすることがあるので、直していけるようにしたいです。
・「怒りのコントロール」は、日々の積み重ねだと実感しました。学んだことを意識して学校生活を送っていきたいです。

【豊橋市立杉山小学校】高齢者・認知症について学ぼう

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 本校では、毎年5年生が福祉について学んでいます。今年度は、「高齢者疑似体験」や「車いす体験」を通して、介助の仕方を教えてもらったり、高齢者の身体と気持ちについて考えたりしました。また、校区にある福祉施設を訪れ、高齢者との交流活動を行いました。
 10月15日には、市社会福祉協議会による「認知症キッズサポーター養成講座」を受講しました。はじめに、講師の方から、「高齢者・認知症」について講義を受けました。その後で、認知症の人との接し方について、ロールプレイを行い、みんなで考える時間がありました。
 受講後のふり返りでは、「バリアフリーが、もっと増えて、高齢者や障害者が暮らしやすくなってほしい」「認知症であってもなくても、みんな同じように生活できるようにしていきたい」など、多くの子が前向きな思いをもつことができました。

【西尾市立東部中学校】 なくそう。心の壁

 本校には、「ハートコンタクト」という、生徒同士が気持ちよく生活できるようにするための自主組織があります。毎月ゼロの日に、定例会を開き、寂しい思いや辛い思いをしている仲間はいないか、学級や学年の様子について情報を共有しています。
 11月14日に、「ハートコンタクト」のメンバーが、企画運営する「いじめについて考える集会」を、各学年で行いました。「いじめ予防」と「思いやり」の意識を高めることが、この集会のねらいです。
 2年生の事例を紹介します。学校全体で行った事前アンケートの結果から、「男女の壁を感じている」「周りのことを考えて行動ができていない」「言いたいことが言えない雰囲気があるときがある」などの問題があることが分かりました。そこで、集会では、相手の気持ちを考えて行動し、いじめや、いじめの原因となる行動をなくしていくために、「なくそう。心の壁」というテーマで話合いを行いました。
 集会を終えて、生徒たちは、「異性としてではなく、一人の人間として接していきたい」「自分基準ではなく、相手基準で考えて行動する」「言いたいことが言えない人がいたら、一緒に意見を言ってあげたり、真剣に聞くことで言いやすい雰囲気をつくったりすることを心がけたい」などと、学んだことをふり返り、問題を解決していこうとする意欲を高めました。

【あま市立甚目寺小学校】スマイルツリー

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 児童会からの提案で、学校を笑顔でいっぱいにする取組を考えました。そこで、「笑顔の花を咲かせよう」プロジェクトとし、児童会の掲示板に笑顔の木「スマイルツリー」を作ることにしました。
 内容は、全校で、こんなことをやりたいと思う意見を各クラスでまとめ、花に見立てた用紙に書き、「スマイルツリー」に貼ることで、笑顔の花を咲かせることができるというものでした。
 活動を進める中で、「ちょこボラ(ちょこっとボランティア)」と「エコ」を組み合わせていきました。期間ごとにテーマを変え、テーマに沿ったエピソードを書いてもらい、それらを「スマイルツリー」に掲示しました。児童のよさを目にすることで、読む子も笑顔になれるものとなりました。
 また、一定期間同じテーマで行うことで、「人権」や「エコ」などのテーマについて、日常生活から意識する児童も増えました。今後も、笑顔の花咲く「スマイルツリー」を育てていきたいと思います。


【南知多町立師崎中学校】「地区合同防災訓練」を通して

 本校は、海に面し、海抜も高くないため、東南海地震への対応が喫緊の課題となっています。そこで、平成27年度より、防災教育に力を注いで取り組んでいます。「自助・共助・公助」の三つのテーマについて、各学年が段階的に学習しています。11月には、3区の地域の方々、町役場の行政の方々による「地区合同防災訓練」が、本校のグラウンドで行われました。中学校として三つのブースを受け持ち、1年生は、自分たちで作成した防災カルタを用いて自助についての説明をしました。2年生は、新聞紙スリッパや紙で作るカレー皿など、簡単に作れる防災用品について実演しながら説明しました。3年生は、巨大地震が起きたことを想定し、被災した町の復興案を堂々と発表しました。
 生徒からは、「自分たちが学習した内容が、少しでも地域の方の役に立ってもらいたい」「いつ起こるか分からない災害に備えてもらいたい」などの感想がありました。
 参加していただいた多くの方は、自分たちの地域や住民を災害から守ろうとする中学生の取組に大変感心していました。地域の方々からの温かい言葉を受け、生徒たちの心も更に成長した活動となりました。
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【豊田市立元城小学校】わたしとあなたを感じる心の教育

 本校では、「わたしとあなたを感じる元城っ子」を合い言葉に、心の教育を行っている。その取組は、「ステ木」を育てる活動を中心に行っている。自他のよさを認め合う「ステ木カード」を記入し、その記載された内容や行った児童の名前を、全校放送で紹介したり、玄関前へ掲示したりしている。これらの取組を通して、思いやりの心を育むことで、児童同士が主体的に関わり合い、互いに認め合い、共に成長していく学級・学年・学校づくりを進めている。
 また、教育活動全体を通して、道徳教育・人権教育の充実を図るとともに、命の大切さや自他を尊重する心の醸成を図っている。9月のオープンスクールでは、全学級一斉に道徳科の授業公開を行い、教職員、児童、保護者が命の大切さについて考える場を設定し、心の教育を行っている。
 学年の縦割り活動である「縦割り遊び」や「縦割り会食」など、異学年間の交流を積極的に取り入れることで、同学年では味わえない人とのふれあいを感じながら心を耕している。
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【あま市立美和中学校】心がぽかぽかする活動を通して

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 本校では、本年度、毎年行っている「福祉実践教室」の見直しを図りました。今までは、講師の方が提案される活動を受けるだけの受け身の活動になっていましたが、見直しのキーワードを「人と関わる」として、事前に担当者と講師の方との打合せを重ね内容を再考しました。クラス単位での受講から、小グループでの体験や、障がいをもつ方とのふれあいに活動へ見直したことで、障がいをもつ方の見方が「かわいそうな人」から、「僕たちと同じこともある(一人の)人間」へ変わったようです。
 また、年間2回ほど、「心ぽかぽかキャンペーン」と名づけた、ふだんの生活で心が温まるような体験をしたエピソードを、小さなカードに自由に書き込み、回収箱に投稿するという取組をしました。集めたエピソードは、模造紙に貼り、各学年の昇降口に掲示をしました。自分のことを認められたり、他人のことを認めたりすることで、学校全体であたたかい雰囲気を育てていくことができたと思います。

【西尾市立八ツ面小学校】人権週間読み聞かせ

 本校では、11月の人権週間に、図書ボランティアによる絵本の読み聞かせを行っています。毎年、人権にかかわる本を、低学年向けと高学年向けの2冊選んでいただき、スクリーンやペープサートを使いながら、とても分かりやすく、子供たちに直接話しかけるように読んでいただいています。
 今年は、低学年向けには、自分の大きな足に悩みながら、そのよさに気づいていく「ワニくんのおおきなあし」、高学年向けには、顔のコブが原因でいじめにあっていた子が、家族の配慮や友達の協力で勇気をもって自分の夢をかなえる話「てるちゃんのかお」でした。
 子供たちは、図書ボランティアさんの質問や呼びかけに応えたり、映像を真剣に見つめたりしながら、人権について考えることができました。
 その後、教室に戻って、感想やお礼の作文を書きました。低学年の子は、「ワニくんの足がやくにたってよかったね」「わたしもいやなところがあるけれど、よいところもあることが分かってうれしかったです」と自己肯定感の高まりが感じられる感想がありました。高学年では、「いじめはいけないけれど、それ以上に、仲間が理解や協力してあげれば、その子は自信をもって生きていくことができると分かったので、ぼくもそうしていきたい」などの、今後の自分の生き方に触れる感想も寄せられました。
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【小牧市立陶小学校】「音読」でつながる温かい心

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 本校では、毎週水曜日の朝、1〜3年生を対象とした「読み聞かせ」が行われています。「読み聞かせ」をするのは、PTAのお母さん方や地域のボランティアの方々です。学年や季節、興味に応じた絵本を選んでくださるので、子供たちは、毎週この時間を心待ちにしています。ときには、大型絵本や紙芝居を読んでくださることもあります。読み聞かせが始まると、教室はシーンとして、子供たちは、絵本の世界へと吸い込まれていきます。
 子供たちが楽しみにしているのは、絵本の「内容」だけではありません。大人による「読み聞かせ」は、子供たちにとって、まさに「音読」の手本でもあり、「音読」を学ぶ機会にもなっています。登場人物になり切った台詞、自分がその場にいるような情景や状況、心に迫ってくるような緊迫感、思わず笑ってしまうような関西弁、ときには聴き手に話しかけてくるような問いかけなど、様々な表現を学んでいるようです。
 聞いて学んだ「読み方」は、子供たちの「音読」として表現され、受け継がれていきます。3年生の国語「ちいちゃんのかげおくり」では力をふりしぼってかげおくりをするちいちゃん、「モチモチの木」ではじさまのために体を丸めてふっとばして走る豆太など、登場人物になり切ってお話の世界に浸り、心豊かに音読する子供の姿がありました。
 また、読書週間には、子供どうしの「読み聞かせ」があります。高学年の児童が同じグループの低学年のために、喜んでくれそうな本を選び、練習を繰り返します。音読の仕方はもちろん、本の見せ方やページのめくり方までも工夫した「読み聞かせ」で、教室は温かい空気に包まれていました。
 子供の心を穏やかにし、自然と表情を和らげる「読み聞かせ」。これからも、「読み聞かせ」や「音読」を通して、豊かな表現力だけでなく、「温かい心」が人から人へ受け継がれていくことでしょう。

【稲沢市立大里中学校】生き方講演会「いのちの授業〜いのちのバトンタッチ〜」

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 10月28日に行った学校公開日で、全校生徒と保護者を対象に、「いのちの大切さに改めて気付き、いのちの輝き、家族の絆、生きる幸せについて真剣に考え、夢や目標をもって生きようとする気持ちを高める」ことをねらいとして、「生き方講演会」を行いました。講師は、NPO法人いのちをバトンタッチする会の代表・鈴木中人さんで、「いのちを見つめる意味」「いのちの授業」についての話をしていただきました。
 講演の中で、いのちとは、限りがある「身体のいのち」と、無限のつながりがある「心のいのち」があり、人は生を終えるとき、身体のいのちは尽きてしまうが、心のいのちは家族や身近な人たちの想いとともに、無限のつながりの中で生き続ける、という話をしていただきました。いのちを大切にするとは、「身体のいのち」については健康を保つこと、「心のいのち」については想いを抱き行動することであり、自分と仲間のいのちを大切にすることであると、優しくも力強く語っていただきました。娘を亡くした父親の思いがこもった、「子供は、どんなことがあっても、お父さんお母さんより、絶対早く死んではいけないよ」という言葉を聞き、感銘を受ける生徒や保護者が多くいました。

【春日井市立高蔵寺中学校】「感謝の気持ちを伝えよう」生徒会3年生応援運動

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 3年生が将来に向けて重要な、大きな選択をしようとしている2学期の終わりに、生徒会の呼びかけで、「3年生応援運動」が実施されます。今まで部活動や学校行事でたくさん助けてもらった3年生に対して、1・2年生全員が感謝の気持ちや応援のメッセージを小さな用紙に書き、それらを一つにまとめて大きな作品にします。今年度は、学校生活で常に広い心で1・2年生を包み込んでくれた3年生の姿を思い浮かべたキャラクターの作品を作り上げ、昇降口に掲示をし、3年生へのエールとともに感謝の気持ちを伝えました。
 メッセージを作成する1・2年生は、「3年生に気持ちが届くとよいなあ」「お世話になった先輩にしっかり感謝の気持ちを伝えたい」と思いを込めています。完成した作品を見た3年生は作品の出来栄えに感嘆の声を上げるとともに、それぞれのメッセージを読みながら、「受験に向けてもうひと踏ん張りがんばろう」「卒業した後もがんばれそうだ」と力をもらっている様子が見られました。
 この応援活動を通して、「感謝する心」「支え合う心」が確実に育ち、気持ちを相手にしっかり伝えよう、つらいときでも誰かが応援してくれる、そして自分たちの学校をみんなでよりよくしていこう、という気持ちが芽生え、中学生らしい「こころ」が育まれています。