【犬山市立羽黒小学校】みんなでがんばった大縄大会

 本校では、冬の体力作りとクラスみんなで一つのことをがんばることを目的として、体育委員会の企画・運営で、毎年、「大縄大会」に取り組んでいます。どの学年も、休み時間や体育の時間を使って練習しながら、決められた時間にどれだけ跳べるのかを競います。低学年では、跳べない児童に跳ぶタイミングをみんなで声を掛けたり、縄をゆっくり回したりしながら取り組みます。学年が上がるほど、より多くの回数が跳べるようになるには、どうしたらよいのかを、クラスみんなで考えながら工夫して取り組みます。
 大会を通して、どのクラスも、練習する中でみんなが跳べるようになった喜びや、クラスのベスト記録を更新する喜びを味わうことができ、「みんなで」という気持ちをもつよい機会となっています。

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【東海市立平洲中学校】「先施の心」でボランティア活動を

 本校は、米沢市の偉人・上杉鷹山の師としても名高い、細井平洲先生の名前を冠しています。その平洲先生のことばに「先施(せんし)」というものがあります。このことばは、「相手からの働きかけを待つのではなく、自分の方から働きかける」といった意味があります。その平洲先生の心を大切にし、本校では、「早朝ボランティア」「読み聞かせボランティア」「あいさつボランティア」などの活動が盛んです。
 「早朝ボランティア」は、代表生徒自ら参加者を募集し、自分たちで担当生徒・場所を振り分けます。当日、代表は活動に必要な道具を一緒に用意し、生徒を引率して清掃場所に向かいます。この活動は、10年ほど前に、教師主導で始まった伝統ある活動ですが、現在は、生徒主導で行う活動になっています。
 「読み聞かせボランティア」は、事前に図書室で絵本を選んでおきます。そして、小学校の朝の読書タイムに合わせて、低・中・高学年に分かれて読み聞かせをします。どのグループもしっかり練習をして当日に臨むので、小学生に大好評です。中には「小学校のとき、中学校の先輩が読み聞かせをしてくれたから、私も参加しています」と話しているメンバーもいます。
 「あいさつボランティア」は、生徒会執行部と生活委員会が中心となり、テスト週間の朝15分間、校門(雨天時は昇降口)で行います。生徒による自治活動を、今後も、「先施の心」をしっかりと受け継ぎながら推進していきます。
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【刈谷市立東刈谷小学校】学校パワーアップ「あいさつプロジェクト」

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 本校では、児童会役員が、学校の重点目標である「笑顔とありがとうのあふれる心温かな学校に」を達成させるために話し合い、現状をよりよい方向にパワーアップさせる取組を行っている。話合いの結果、学校内や地域での挨拶を活性化させることにより、心がより温かくなり、笑顔があふれると考え、登校指導日に合わせ、「あいさつプロジェクト」を展開した。児童会と生活委員会がタイアップし、朝の登校時に正門や昇降口で爽やかな笑顔での挨拶を広めている。朝から爽やかな気分になることができるこの運動を継続したことによって、「あいさつプロジェクト」に自主的に加わる低学年の子が現れたり、廊下ですれ違う際の挨拶が増えたりと、相手を意識した行動ができるようになってきた。また、子供たち同士の関わりが広がり、異学年で会話をはずませたり、一緒に遊んだりすることも増えた。地域での関わりが減少している現代であるが、「朝から気持ちのよい挨拶を交わす子がいて、気持ちが洗われる」と、地域の方から感謝の言葉をいただくこともある。今後も地域を含めた関わりが向上できることを期待し、活動を継続していきたい。

【瀬戸市立光陵中学校】小中特別支援合同ユートピア活動

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 11月19日に、近隣の3つの小学校、校舎をともにしている瀬戸特別支援学校(小学部・中学部)、光陵中学校が合同で地域の清掃活動を行いました。
 「Before after きれいな町へ 〜地域との友情を深めよう〜」をスローガンとして掲げ、実行委員を中心に事前準備を進めました。
 事前準備では、よりきれいな町を目指すため、総合的な学習の時間に実行委員の説明を基にして、ごみの分別について学びました。そして、地域の方々とのつながりを深めるために、自己紹介の練習をしたり、「地域の方に会ったら挨拶をしよう」といった心得を確認したりしました。
 参加した生徒からは、「地域の人に感謝を込め、町をきれいにしたことで、スローガンに書かれたことができたと思います。また、小学生との交流を増やしていきたいと思いました」「ふだん気づかないところのごみを見つけて拾うなど、全員でしっかり活動をすることができたと思います。班もまとまって行動ができていて、すれ違う人にも挨拶をしっかりできました」などの感想が出ました。
 生徒の感想を読むと、活動目的を強く意識して活動に臨んでいたことが分かります。また、できたことだけでなく、できなかったことを振り返る生徒も多くいました。生徒たちは、目的としたこと以外にも、班をまとめる難しさや、協力することの楽しさなど、様々なことを学ぶことができました。

【稲沢市立大里東中学校】「PEP TALK」夢の実現、言葉の力、克己について考える

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 11月2日に、「文化講演会」を行いました。岩崎由純さんを講師に招いて、「PEP TALK」について教えていただきました。
 「PEP TALK」とは、選手、生徒、部下などを励ますのに、監督やコーチなどの指導者が試合前(本番前)に使う「激励のショートスピーチ」のことです。「短い」「分かりやすい」「肯定的な言葉を使う」「魂を揺さぶる」「人をその気にさせる」等が、その特徴で、目の前の人に、プラスの印象を与える接し方が大切となります。
 講演を聞いた生徒からは、「否定語ではなく、ポジティブな言葉で、相手にしてほしいことを伝えるようにしたい」「自分自身に対しても、よい言葉を選んで、意識や考え方を変えていきたい」「夢の実現のためには、続けること。何になりたいか、どうなりたいかを強くもって、まずは自分自身がポジティブになりたい」という感想が聞かれました。

【豊田市立寺部小学校】「いち」だれもが世界でひとりきり

 本校では、毎年、人権週間を設け、その期間に「人権標語」を作ったり、人権に関する道徳科の授業を行ったり、「人権集会」を開いたりしています。そこでは、一人一人の人権を大切にし、差別や偏見を許さない心情を育て、相手の気持ちを思いやり、豊かな人間関係を築こうとする態度を育てることをねらいとしています。今年度は、11月19日〜12月6日を人権週間の活動期間に設定しました。
 「人権標語」は、全校児童全員が考えました。各クラスで、代表となる標語を決めて、画用紙に書きました。
 「人権集会」では、校長が、谷川俊太郎の詩「いち」をスクリーンにうつしながら読み語りをしました。子供たちからは、「人は誰もが世界にたったひとりで、自由で平等な存在で、一人一人が大切だということが分かりました」「1+1=2だから、自分も友達ともっと仲よくしていきたいと思いました」という感想を聞くことができました。会の後半には、学級代表の人権標語の発表をして、学級でお互いに仲よくしていこうとする意識を高めました。
 学級では、道徳科の授業をしたり、「豊田市子どもの権利学習」を実施したりしました。
 人権週間の活動を通して、今の自分を振り返り、相手のことを大切に考えることができ、大変有意義なものとなりました。

【西尾市立一色中部小学校】「うちらネコの手ボランティア」の実践

 本校は、防災学習に力を入れています。6年生の児童は、防災リーダーとして、意欲的に学ぶ中で共助の心を育んできました。さらに、進んで人のために働こうとする心情を育てるために、「うちらネコの手ボランティア」という教材を使って、道徳科の授業を行いました。
 本授業では、麻美の気持ちの変容を具体的に考えられるように、麻美の置かれている状況を、板書で確実に把握できるようにしました。また、一生懸命がんばる麻美がおばさんに怒られて、泣きたい気持ちになっていたにも関わらず、どうして避難所のボランティアを続けることができたのか、どうして避難者とのつながりを続けようと思ったのか、十分に考える時間を設けました。
 振り返りには、「ボランティアだけでなく、委員会の仕事でも、人のために働くことがあるけれど、感謝してくれる人、笑顔になってくれる人がいることを忘れずにがんばりたいです」という記述があり、委員会の仕事と重ねる中で、自分事としてとらえていました。
 今後、働くことが人のため、自分のためになることに気づいた子供たちが、行動に移していくことを期待しています。

【稲沢市立三宅小学校】ふれあい給食・ふれあい遊び

 本校では、異学年が交流する「縦割り活動」に取り組んでいます。異学年交流をする中で、高学年の児童は、思いやりの気持ちをもって責任を果たそうとする意欲を育むこと、低学年の児童は、親しみや思いやり、感謝する気持ちを育むことを目的としています。
 この活動の一つに、「ふれあい給食・遊び」という取組があります。これは、六つの縦割り学級が、6日間にわたり当地区にある六つの「ねんりんクラブ・老人部」の方々と給食を一緒に食べたり、昔の遊びをしたりして交流を深め、親しみと感謝の気持ちをもつことをねらいとしています。
 「ふれあい給食」では、最初は、緊張した面持ちの児童が、「昔はどんな遊びをしましたか?」「昔の小学校は、今の小学校とどんなところが違うのですか?」などと質問し、お年寄りと会話を楽しむことで、和やかな雰囲気で会食します。その後、お手玉、将棋、おはじき、けん玉などの昔の遊びを教えていただいたり、一緒に勝負をしたりして楽しい時間を過ごします。このような地域のお年寄りとの会食や遊びは普段できない体験であり、「来週は僕たちのふれあい給食の番だよ」と多くの児童が楽しみにしています。
 この活動を通して、児童たちが、地域の方々に見守られていること、大切に思ってくださっていることを感じ、より心豊かで健やかな成長につなげていくために活動を続けていきたいです。

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【豊川市立南部中学校】校内道徳授業研究

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 本校では、心の教育の一つとして、道徳科の授業において校内道徳授業研究を行っています。学年ごと、一つの題材を取り上げて指導案を作成します。学年の先生方で追試を重ねながら3回(3クラス)で授業を行います。よりよい授業を模索し、生徒の心に呼びかけ、揺さぶることができるような授業を目指しています。
 今年度から教科書による授業が始まり、題材も新しく目にするものが多くありました。教科書の取り扱い方、それぞれの題材に合った授業の模索は日々続いています。
 写真は、3年生の授業風景です。内容項目のA4(希望と勇気)にあたる題材について、自分自身で意見をもち、友達と話合いの中で考えを述べ合っているところです。より高い目標を設定し、「その達成を目指すために必要なこととは何か」について多角的に考えることができました。

【刈谷市立雁が音中学校】命の大切さを学ぶ教室

 本校では、7月に、「命の大切さを学ぶ教室」を全校生徒対象に行った。交通事故により、実の息子を亡くされた方を講師に招き、体験談を語っていただいた。これまで、悩み苦しみ続けてきた時間の重さや胸の苦しさ、時間が動かずに止まってしまっているかのような切実さに、圧倒される時間であった。そこには、真剣な表情で、自分のことのように話を聞く生徒たちの姿、なかには涙を流している教員の姿もあった。
 生徒の感想には、「これまで加害者にならないように、自転車の乗り方に気をつけるべきという話を聞いたことはあった。でも、被害者にならないようにと、被害に遭った家族の立場になって、心の底から伝えようする話は初めてだった。家族や友達を悲しませないように、本当に気をつけたいと思います」とあった。他者の命も、自分の命も大切にすることができる生徒を育てることができるよう、私たち教員も日々生徒と過ごしていきたい。

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【春日井市立不二小学校】いいとこ探し

 本校では、保健指導部の計画のもと全学年で「いのちの学習」と「コミュニケーション能力を高める活動」を行っています。これらの活動を通して、自他のいのちの大切さを理解し、自分も人も大切にできる児童の育成を目指しています。
 「コミュニケーション能力を高める活動」は、5年生の子供たちを対象に、「いいとこ探し」の授業を行いました。授業では、まず、自分自身のよいところを見付ける活動を行いました。その後、友達のよいところを見付けました。見付けたよいところを、グループで伝え合う活動を通して、よりよい人間関係を築き、学校生活が楽しい、教室は安心できる場所という気持ちが高まりました。
 今後も、計画的に心の教育推進活動を進め、子供たちのよりよい心の成長を目指していきたいです。
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【北名古屋市立白木中学校】生徒会主催のボランティア活動

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 本校では、「生徒の自己有用感の向上を図る」「地域との関わりを深める」ことをねらいとして、生徒会主催のボランティア活動を行いました。
 生徒会でボランティアを募り、地域の児童館や保育園、福祉施設などで行われるイベントの協力や、学区の小学校の環境整備を行いました。また、夏休みには、部活動に所属する生徒が、小学校の部活動に参加し、活動しました。生徒たちは地域の方々と共に積極的に活動し、地域に貢献しようとする姿が多く見られました。地域の方やお世話になった小学校の先生からお礼の言葉をもらい、うれしそうにしている生徒がたくさんいました。
 活動を終えた生徒たちからは、「自分たちが社会の為に貢献することができてうれしかった」「お世話になった小学校の先生に成長した姿を見せることができてよかった」など、ボランティアに対して前向きな意見が多く聞かれました。心の教育推進活動の一環として、引き続き生徒会主催のボランティア活動を継続していきます。

【岡崎市立大樹寺小学校】笑顔でぽかぽか集会での取組

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 本校では、みんなが笑顔で学校生活を送ることができるよう、人権について考える「笑顔でぽかぽか集会」を行った。
 集会では、代表委員の劇をもとに、学校生活でいじめにつながる言動から、全校児童が、安心安全に過ごすために、どうすればよいかを考える場面を設けた。
 また、昨年度に引き続き、全校児童が笑顔で過ごせるようなシンボルを作りたいという代表委員の提案で、「大樹寺ストラップ」を作成した。思いやりの気持ちの結晶である「大樹寺ストラップ」をランドセルや筆箱などに付けて、相手の気持ちを考えて行動できるよう取り組んでいる。

【豊田市立豊松小学校】仲間を思いやる心を大切に

 本校では、1年生から6年生までの異学年が交流するグループに分けた「なかよし班」を作って、様々な活動を行っています。毎日の掃除や運動会、地域の自然や歴史を知る「六所の集い」、豊松小伝統の「ジャンボカルタ会」など、様々な活動や行事で他学年との交流を深めています。6年生を中心に、高学年は下の学年のことを考えて行動したり、お手本になったり、助けたりすることで、高学年としての自覚が育っています。
 活動の一つに、月に2回の長い休み時間である「さわやかタイム」に行う「なかよし班遊び」があります。班長の5、6年生が、なかよし班の絆を深めるために、いろいろな遊びを計画します。1年生から6年生までみんなが楽しめるものになるように、工夫を重ねます。
 また、先日行われた「愛鳥ジャンボカルタ会」では、なかよし班ごとに取ったカルタの枚数を競いました。みんなで楽しむことを大切にするために、高学年の子たちは、「次は、〇〇さんの番だよ」と優しく教えてあげたり、応援グッズを作って一緒に応援したりしました。初めて参加した1年生も、とても楽しむことができました。中・高学年が、低学年を思いやる優しさをもっているところが、本校の自慢です。

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【豊田市立浄水中学校】まごころを育てる活動

 本校の総合では、1年生「国際交流」、2年生「命」、3年生「福祉」というように各学年に大きなテーマがあり、道徳科をはじめ、各教科とも連携を図って取り組んでいます。
 1年生の「国際交流」では、地域の施設に海外からの研修生が来日しており、研修生の人たちとの交流を通して、異文化にふれることだけでなく、おもてなしの心やコミュニケーションのとりかたなどを育てる機会になっています。
 2年生の「命」では、市の取組と連携をして、「中学生とあかちゃんのふれあい体験」を実施しました。あかちゃんとのふれあいや親御さんとのふれあいを通して、あかちゃんから元気をもらったり、子を思う親の気持ちを感じたりと心温まる時間になりました。生徒は、「自分も小さいときは、親にたくさんの世話をかけたんだな」「抱っこの重みが命の重みのように感じた」と感想をもち、自分に重ね合わせて考えたり、命について考えさせられたりした様子が伺えました。
 3年生の「福祉」では、学区にある特別支援学校の児童や生徒との交流をしました。小学生から中学生の子たちとかかわることで年齢も近く、親近感をもってコミュニケーションのとりかたや関わり方を学ぶ機会になりました。
 どの学年の取組を見ても、浄水中生の優しさを感じることができました。また、行事だけでなく、行事後も各学年の経験が生きている場面も見られ、心を育てる機会になっていると感じました。

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【春日井市立藤山台小学校】動物ふれ合い教室

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 本校では、毎年、愛知県獣医師会の協力を得て「動物ふれ合い教室」を開催しています。これは、1年生を対象にしており、動物に接するときに気を付けることやかわいがり方、生態や特徴などを分かりやすく教えていただいています。特に、ウサギについては実際にふれあうことができるため、子供たちはとても楽しみにしていました。
 当日は、本校で飼育している「クロちゃん」を含め5羽のウサギを抱っこしたり、聴診器で心臓の音を聞いたりする中で、子供たちは、ウサギの温かさや柔らかさ、心臓の音の力強さなど多くの発見をすることができました。団地に住む子供が多く、ふだんは、なかなか動物に接する機会がないため、「すごくおとなしいよ」「僕たちの心臓の音と一緒だね」「また一緒に遊びたいな」など、ウサギをかわいがる多くの声があがっていました。
 今後も、命の大切さや温かさを感じ取れる心の教育を進めていきたいと思います。

【稲沢市立領内小学校】 異学年交流を通して

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 本校では、学年・学級の枠を超えた異学年交流を行っています。主な活動として、月に1回、休み時間に、「なかよし遊び」を行っています。6年生は、リーダーとして、皆が楽しめるような遊びになるよう計画します。「なかよし遊び」の時間には、高学年の児童が、低学年の児童に優しく言葉をかけたり、手を引いたりする姿が見られます。
 また、11月には、「歌声集会」を行いました。たてわり学級ごとに、それぞれ「この星に生まれて」「おんがくのおくりもの」の2曲を練習し、当日は体育館いっぱいに児童の元気な歌声が響き渡りました。最後に、「パプリカ」を全員で振り付けとともに歌い、大変盛り上がりました。
 これからも、異学年交流を通して、高学年には、リーダーとしての自覚、低学年には、フォロワーとしての自覚を育成し、よりよい人間関係づくりができるようにしていきたいと考えています。そして、学校全体としての絆を深め、お互いがお互いを思いやることのできる優しい心を育てていきたいです。


【岡崎市立矢作西小学校】他者理解の推進

 本校の5年生が、「車椅子体験・高齢者疑似体験」を行いました。
 「車椅子体験」では、ほんの数センチの段差でも、自力で登るのには苦労することを知り、福祉の観点からバリアフリーの必要性を感じました。
 また、「高齢者疑似体験」では、体に重りをつけたり、視野を狭める眼鏡をかけたりして、高齢者の疑似体験をしました。階段を昇降することが難しいことや、周りが見えづらく歩きにくいことなどたくさんのことに気が付いた様子でした。
 これらの体験を通して、自分とは違う立場の人々がいることを知り、自分たちがどんな行動をするべきなのか深く考えることができました。
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【豊明市立大宮小学校】大宮農園での活動

 本校には、「大宮農園」という、学校内に田んぼや広い畑、コクワガタが生息する大木、飼育小屋や観察池など、自然豊かな場所があります。ここで、田を利用した稲作や野菜作り、ウサギの飼育活動等、豊かな体験活動を通して心の教育を図っています。
 休み時間になると、児童は生き物を見つけたり木の実を拾ったりし、四季を感じる場所にもなっています。
 5月には、JAや地域の方の協力で、6年生が田植をしました。田植の前に、JAの職員から、お米の話を聞いたり、田植の方法を教えていただいたりしました。11月の「にぎにぎ会」のおにぎりになるお米です。5年生は、「にぎにぎ会」用のサツマイモを「大宮農園」で育てました。
 各自が、トマトやナス、サツマイモの苗を植え、自分の苗を育てました。大きくおいしくなるように心を込め世話をし、にこにこ笑顔で収穫しました。
 11月には、収穫に感謝する活動として、「にぎにぎ会」と「大宮まつり」がありました。PTA役員、委員が、6年生が育てたお米をおにぎりにし、5年生が育てたサツマイモをふかして、全校児童が感謝して食べました。
 そして、「大宮まつり」では、まつりの曲に合わせてみこしが登場し、全校での歌を歌い、太鼓クラブが披露し祭りの気分を高めました。合わせて各学年の発表を行い、学習面での成長を感じる場にもなりました。
 これからも「大宮農園」での活動を大事にして、思いやりがあり、温かな雰囲気の学校にして、子供の豊かな心を育てていきます。

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【蟹江町立蟹江中学校】感謝を込めて、地下道清掃

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 本校では、代表生徒による、「通学路の地下道清掃」を長年続けています。私たちの学校は、鉄道沿線にあり、自動車や人の往来も多いため、登下校には注意が必要です。そんな私たちの生活を守ってくれる地下道を、感謝の気持ちをもって清掃しています。
 清掃の日の授業後、学校から掃除道具を持って地下道へ出かけ、階段や側溝の汚れを取ったり、通路や壁にこびりついた汚れを削り取ったりします。地下道を通られる大勢の方が声をかけてくださり、私たちもやる気が出ます。地域の方との大切なコミュニケーションの場ともなっています。
 地下道の壁に目を向けると、明るく、かわいいイラストが描かれています。これは本校の造形部の先輩方が在学中に描いたもので、通行される方々の心を和ませています。私たちの手で地域に貢献できるすばらしい機会を大切にし、感謝の気持ちを込めてこれからも「地下道清掃」を続けていきたいと思います。